次のwechatになるか?最近中国で話題となったチャットアプリ「画音」をご紹介!
皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。ここ最近、中国で「画音(ファーイン)」というチャットアプリが話題になりました。このアプリは、「LINE」や「wechat」等、従来のチャットアプリと違い、「動画メッセージ」を売りにしてリリースされました。
従来のチャットアプリは、「文字」や「音声」を使ってメッセージを送信するのが一般的ですが、「画音」は文字や音声の代わりに「動画」を使います。ただ、現在リリースはされたものの、まだテスト段階のため一部の人にしかサービス公開されていません。
本日は、実際にアプリのデモ体験をした人の感想を踏まえて、「画音」アプリの特徴についてご紹介したいと思います。
(一)背景
画音アプリの創業者であるGenieさんは、元々wechatを手掛けるプロダクト・ディレクターでした。近年、ショートムービー業界が急成長し、そこにチャンスを感じたGenieさんは、「チャットアプリの中で、文字や音声の代わりに動画を使ってメッセージ送信が出来たら面白いじゃないか?」と考え、テンセント社を退社し、その後、画音アプリの創業者となりました。
もちろん、ただ単に面白いから画音アプリを創ったわけではありません。動画は文字や音声と違って、会話する相手の顔や表情、シチュエーションまで感じ取ることが出来るため、人々の「会いたい」という想いを形にしてあげたい!という「Genieさん」想いから、創られたアプリです。
(二)画音アプリの特徴
相手から送られてきた「動画メッセージ」をクリックすると、動画がチャット画面の背景になり、再生されます。しかも、動画の再生中にメッセージも見れるため、いちいち動画を閉じる必要もなく、とても効率が良いのです。
また、動画撮影も非常に便利です。画面左下にあるアイコンをクリックすると、撮影画面に移り、ユーザーが話し出すと自動的に撮影がスタートし、話が止まると自動的に撮影がストップします。フィルターやステッカーも付けることができ、字幕のように文字を入れることも出来ます。動画編集を終えたあと、送信ボタンを押すと、相手に「動画メッセージ」という形でメッセージが送信されます。
さらに、もう一つ面白い機能があります。相手に送ったメッセージ(文字・音声・動画問わず)を保存しないと、全てが24時間後に消えます。しかも、すでに送信したメッセージの撤回が無期限に出来て、修正まで出来てしまいます。さらに、画面をスクリーンショットした時も相手に通知がいくようになっています。これは、浮気する時に最高のアプリですね。。。(こらこら笑)
(三)次のwechatになるのか?
動画メッセージが送れることによって、長年会っていない友人や家族の顔を見ることができ、ビデオ通話するまでの仲ではない友人とも気軽に顔を合わせることが出来ます。また、老人や子供は文字を打たなくてもメッセージ送信ができ、より便利になります。しかし、会話履歴が24時間以内に消えてしまうことは、思い出を残したい人にとって魅力的ではないでしょう。一回一回保存しないといけないのは面倒くさいですもんね。
また、仕事をしている人にとっては、通勤中や仕事の合間に動画メッセージが届いたとしてもなかなか開いて見ることが難しく、見た目を気にする女性たちも身だしなみを整えていないと相手に動画を送りたくないでしょう。
現段階ではまだテスト運営のため、今後流行るかどうかは分かりませんが、動画で物事を伝えることが一般的なコミュニケーション手段となれば、きっと画音アプリは誰もが使うような大人気アプリになるでしょう。
以上、中国で話題となったチャットアプリ「画音」のご紹介でした。もしwechatよりも流行るようになったら、私たちの生活も一変するでしょう。今後の展開に楽しみですね。
気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。
メール:hashimoto@enjoy-japan.jp
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