個人的に使い慣れたフレームワーク3選

前書き

最近、フレームワーク(ソフトウェア開発的なものでなく、思考法的なもの)に関するリクエストがあったので、説明用に整理したい。

私が研究用にExcelで書き溜めた手法リストは240を超えるが、経験上、あれこれ手を出すよりも、特に使い慣れたものを様々な用途に応用するほうが結果が出やすい。

そこで、個人的に使い慣れたイチオシの手法を紹介することにする。

マンダラート

かれこれ10年以上使ってきており、私が最も得意なフレームワークと言える。
近年、大谷選手が使っていたことで有名になったので、ご存じの方も多いだろう。

メインの使い方としては、後述するマインドマップやロジックツリーなどで抽出した課題を中心に配置して、解決方法を挙げていく形になる。

時間の都合などで手を抜きたい時は、オズボーンのチェックリストと組み合わせるのが効果的だ。
(チェック要素は9種あるので、優先度の低い1つを他の要素とマージor省略する)

マインドマップ(偽)

使用歴は5年くらい。ホンモノのマインドマップには様々なレギュレーションがあり、私のスキルでは到底使いこなせないので、要素を大幅に簡略化して利用している。
(主に色分けと絵に関する部分。公式本では、これらの要素を省略することは本来の性能を損なうため、明確に非推奨とされているが、それでも使い方次第では社内審査が通るレベルの特許ネタを半日程度で出すことができている。フルスペックで使いこなしたらどうなってしまうのだろう?)

ロジックツリー

かのマッキンゼー・アンド・カンパニーが開発したロジカル・シンキングにおけるツールの一つ。使用歴は10年くらい。

強力、かつ幅広い用途に使えるが、MECE(抜け漏れダブり無し)を保ちつつ5階層以上展開するには膨大な時間がかかるため、上記2つのフレームワークと比べると使用頻度はかなり低め。

一人だと大概漏れるので、できるだけ複数人で作成するようにしたい。

後書き

フレームワークは、使いこなすために経験を要するものも多い。また、汎用的な手法であっても、活動の目的や組織のバックグラウンドなど、様々な要因によって上手くマッチしない場合もある。

これらを踏まえ、個人的にも組織的にも、注力する手法の選定(あるいは開発)は戦略的に取り組んでいきたい。

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