初めてのインターンの思い出② 敵か味方か インターン生は恐い!?
こんにちは!早稲田大学の橋です。前回の投稿では初めてのインターンの思い出という事で、インターン会場に行くまでに起こったハプニングについて触れましたがいかがだったでしょうか?まだ、読まれていない方は是非読んでいただければと思います!(前回のお話はこちらです)また、いいねもお願いします!(隙あらばいいね乞食!?)
さて、前回どうにかギリギリでインターン会場に着いたところで話が終わったので今日はその続きから。
指定された会議室の扉を開けると既に多くの学生が指定された椅子に座っており、5~6人で1グループを作りテーブルを囲ってそれぞれで話していました。
僕も指定されたテーブルに行くと既にメンバーが座っており、お互いどこか牽制するような態度で自己紹介をしていました。
参加者に関しては、うろ覚えですが上智大学(女性)・筑波大学(男性)・同志社大学(女性)・慶應大学(女性)・早稲田大学(橋)といった構成でした。
その時のノリとしては最初はみんなスマホを見たりテーブルに置いてある資料を見たりしていたんですが、沈黙はまずいといった形で「じゃあ、自己紹介でもしますか~」といった引きつった笑顔で女性陣の誰かが先陣を切って自己紹介をして、それに他の人も続く形でした。
自己紹介に関しては流れがあって、1人目の人が肝心でその後の自己紹介のフォーマットを作ることになります。僕の班のトップバッターはたしか大学名と名前をまず言って、その後で簡単な趣味とかを言っていた気がします。
ここで少し僕がこの後も何度も経験したことで分かったインターンでの自己紹介について触れたいと思います!
まず、インターンなどのグループワークで自己紹介をする時は大学名を言うかは流れにもよりますがトップバッターだったり他の人が言わないなら絶対にやめた方が良いです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう一度言います。就活に関してインターンなどの自己紹介では大学名を言わない方が絶対に良いです!!!
2つ大きな理由があります。
1マウントを取る可能性があり、グループワークなどにおいて周りから良い奴として見られない。
2大学名を言うとチーム内に序列が出来やすく、意見が上手く言えなかったり、チーム内の高偏差値大学出身者が幅を利かせやすくなる。
まず、一点目のマウントですが、これは意識していなくても起き得る話です。私も就活に当たって本当に色々な会社に行きました。内定者のボリューム層が東大・京大などの会社から、MARCHの学生がボリューム層の会社、そして日東駒専以下の大学がボリューム層の会社。(※あくまでも偏差値で上下をつけているだけで、大学の優劣について表している訳ではありません。)
例えばですが、東大・京大がボリューム層の会社であれば「早稲田大学出身の橋広高です」と言っても、その中では偏差値という観点では下になるので何もマウントにはなりません。ただ、MARCHや日東駒専の学生がボリューム層の会社で同じことを言うと周りの学生よりは偏差値が高い可能性が高く、自分の方が上なんだぜ~といった風にも捉えられ、あまり良い印象は持たれないと思います。また、良い印象を持たれないだけならまだしも、その後のグループワークなどで、上手く連携ができない可能性があります。
次に、二点目ですがこれは主にグループディスカッションやグループワークなどに関してです。就活ではインターンや本選考の中でグループディスカッション(以下GD)やグループワーク(実際に企業が取り組んだビジネスを題材に学生で協力して答えを出すことなど)を行うことが多々あります。今年はコロナウイルスの影響でGDが本選考の過程で省かれることが多くありましたが、例年であれば多くの企業がGDを採用しています。
初めて会う人同士で作業を行う上で、はっきり言って学歴をお互い知ってしまうと一定のバイアスがかかってしまうと僕は考えています。例えばですが、マーチの人の中にポツンと東大の人がいるケースを想像してみてください。自己紹介で東大出身ですと聞いたら何となく、こいつに従えば良さそうと思ってしまいませんか?日本においてはどこか東大権威主義のようなものがあるからかもしれませんが、東大生と聞くと普通の人は敵いっこないと思いがちだと思います。たしかに東大の人は優秀ですが、グループワークにおいて求められる能力が必ずしもあるとは限りません。また、もっと言えば東大生だからいつもベストな解答を持っているとは限らず、グループとして成果を出す際に最初から一人の意見に依存をするのは非常にリスキーです!また、これは受ける企業にもよりますが自分の学歴が仮にグループの中で明らかに劣っていたとしましょう。その際に学歴をもしも言ってしまうと先ほども触れたバイアスがかかり、自分の意見を周りは聞くふりをして適当に流す可能性があります(GDにおいて意見を言うチャンスが減る)。
ここまで書いてきて改めて思いますがグループワークに関して学歴を自己紹介で宣言することのメリットはあまりないでしょう。もしも自分が周りの学生より学歴が勝っていたらたしかに先ほどのマイナスのバイアスとは逆にプラスのバイアスがかかり、主体的に話を進められるかもしれません。ですが、誰が受けに来ているのか分からない中で学歴をむやみに出すことはリスクの方が高いのでお勧めしません。また、これは実際にグループワークなどに参加してあったことですが、大学名を言うのはやめてくださいといった企業もありました!恐らくですが、企業側も学生個人の能力を見るために学歴バイアスを取り除きたいのではないかと僕は考えています。
さて、少し脱線しましたが、元の話に戻りましょう。
僕のグループでは最初の方が大学名を言ったために全員が大学名と学部を言う形で自己紹介を行いました。
で、自己紹介をした後です。この後の空気がたまらなく気持ち悪かったです(笑)
全員、明らかに互いに興味がないのにどうにかして会話をしなくてはという思いから、お互いの大学や趣味ついて当たり障りのない会話のキャッチボールをしていました。
「上智大学って四ッ谷でしたっけ?なんかおしゃれなイメージあります…」
「出身は神奈川の戸塚ですか?箱根駅伝で戸塚中継所見ますよ~!」
「早稲田ってことはキャンパスは高田馬場ですか?」
などなど。
いや~これはしんどかった(笑)
なんて言うのかな~、半日グループワークを共にするのでお互いのことを理解することが大切なのは分かっているのですが、就活生を演じるというか、無理矢理グループワークを上手く進めるために地雷を踏まないように会話をするというか…
旅行とかで出会う初対面の人との会話とは違ってお互い前提がライバルなんですよ。インターンで結果を出したいってのが基本的にはみんなの頭にあるんで、どうしても場に独特の緊張感というか空気感があるんですよね…
これは参加したことがある人だったら分かると思います!
まあ、そんな感じで表面上はお互い差し障りのない範囲の会話で盛り上がった感を出して、いよいよインターンの本番が始まりました!
まずは、会社紹介ということでその会社の成り立ちや事業内容。そして何が会社の強みなのかなどを丁寧に企業の方に話していただきました。
僕が普通に非常識なんですが、この時周りの学生がメモを真剣に取っていることにとても驚きました(笑)
今思えばこの時点で周りの就活生はちゃんと目的を持ってインターンに参加をしていたんだろうなと思います。(皆さんはちゃんとインターンに目的を持って臨みましょう!!)
最前列の席でボケっと聞いてるのも失礼かと思い、とりあえずスケジュール帳を取り出しそこにメモをしました(^^;)。
ちなみに、このことを反省して僕はそれからはルーズリーフを買って毎回メモをきちんと取るようにしていました!橋流の就活・企業説明会メモ術に関しては今度まとめます!!!
さて、約1時間に渡る企業説明が終わりようやく今回のインターンのメインイベントであるグループワークが始まりました。
参加した企業が実際に取り組んだとあるビジネスについて学生でアイデアを出そうといったことでした。
(具体的にはとある百貨店の年末の売り上げを上げるにはどうするかといったものでした)
グループで話す中で、必然的に発言力がある人が決まるんですよね~。面白いことに。グループワークという体で行っているので、リーダー格の人は満遍なく参加者に意見を求めるのですが、それが体裁だけなんですよね(笑)
「〇〇さんは何か意見ありますか~?」
「それ良いですね!(形だけでアイデアに何も採用されない…)」
「橋さん異論ありますか?」
「いえ、何もございません…(^^;)」
私橋広高、力不足もあり完全に蚊帳の外になりました。
一旦決まったグループ内の構図はひっくり返すことができません。
5人グループの内メインが2人で他は相槌を打つなり、無難な意見のみを言うだけになりました。
もちろん、これはグループワークが始まった時点で適切なポジションを取れなかった人間に非があります。インターンとは言えグループワークにおける主体性は行動の中身は起業にチェックされていると思いますので、適切な方向に進んでいるのならばリーダー格を務めた学生は勝ちでしょう。
為す術なく時間だけが過ぎていく会議室で僕は早くインターンが終わってくれと思っていました。周りの学生の流れに少しでも乗り遅れたらグループからは戦力として見なされず、ただの相槌ロボットと化した自分。グループのアイデアにもはや興味を持てず、ただの就活生マネキンとして突っ立っていました。
はっきり言ってインターンは名の通り、業務理解が出来れば良いと思っていましたが、そうではなかったです。
言葉を選ばずに言えば戦争です。
学生はどこで企業の人事に見られているか分からないので神経をとがらせます。
グループワークではありますが、周りの学生は所詮は敵です。
本採用が始まった時に、グループワークが採用プロセスにあったとしたら、グループの流れに乗り遅れたは許されません。
大学3年の夏から、周りの学生は就活戦線を戦っていました。
自分の甘さを痛感すると同時に、戦場で武器を構え手柄を挙げるべく、神経を尖らせる周りの就活生に僕はついていけませんでした。
(あ~早くインターン終わらないかな~)
これだけを考えていました。
自分達の発表になった際、僕は模造紙をただ持って前に立つだけでした。
グループのリーダー格二名が班の考えをまとめて話し、社員と参加する学生からの質疑応答をこなし、グループワークは終了しました。
その場にいてもいなくてもグループに与えた価値が変わらない自分の情けなさとある種の屈辱を僕は今日まで忘れたことはありません。
最後に
初めてのインターンの思い出はいかがだったでしょうか。
僕自身もう1年も前のことですが克明にそのことを覚えており、悔しさからか表現がきつくなったような気もします(^^;)
ただ、振り返ってみるとこのインターンに参加を出来たのは本当に良かったです。
就活に対しての意識や考え方をアップ出来たこと。また、その後何度も経験するグループワークにおいて自分はどんな風に臨むべきかなど、非常に自分を成長させる機会になりました。
是非就活を今行っている人はインターンに参加をして、色々なことを勉強してほしいです!本当に勉強になります。
さて、今回はこの辺で終わりという事で是非フォローといいねをお願いします!
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早稲田大学 橋広高
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