マガジンのカバー画像

研究関連のノート

10
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

翻訳の(不)可能性をめぐって――谷崎潤一郎と九鬼周造

12年後からのまえがき ここに載せる文章は、大学三年のときゼミで出す論集に寄せたレポートです。当時ゼミでは谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』を読んでいて、これを九鬼周造の『「いき」の構造』と比較検討するといった課題を先生に示唆され、こんなものを書いたのでした。以前やっていたブログに載せたこともあるのですが、ブログを消してしまったので、思い出したついでにここに載せる次第です。若書きですが、思い入れのあるものな

もっとみる