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『ダンキラ!!! 』三木望の実家はどこ?三木神社のモデルを横須賀出身コーチと一緒に探してみた

11月11日といえば、三木望の誕生日。オフライン版配信中のゲーム『ダンキラ!!! - Boys, be DANCING! -』に登場するダンサーだ。

占いが得意な望は神社の息子でもある。ダンキラチーム「シアターベル」を結成した場所も望の実家だった。
作中には境内が登場するものの、詳しい所在地は明らかになっていない。

しかし紅鶴学園都市によく似た街・横須賀周辺に目を向ければ、ひとつくらいは似たようなスポットが見つかるのではないだろうか。

そこで紅鶴学園のモデルを考察したときにもお世話になった横須賀出身コーチに協力を依頼。望の実家「三木神社」に似ている場所を探してみた。

(ちなみにイベント「なっちゃいなよ☆憧れの福男」に登場した紅鶴神社でも同じ背景が使われているが、望の発言から実家とは別の場所だと判断。
本稿では三木神社として考察をしていく。)

※本稿は個人が趣味の範囲で書いた非公式考察であり、公式や実在する団体・地名などは一切関係ない。現地を訪問する際は、周囲の迷惑にならないよう心がけてほしい。
※記事内の写真は友人提供。

三木神社を探る3つのヒント


三木神社にはゴールド生が何度か訪れているため、紅鶴学園からそう遠くない位置にあると仮定する。
さらに以下の3点をヒントに、類似点のある神社を探っていく。

ヒント1:境内の画像
メインストーリー8章、キラートリック「猫祭-ねこさい-」習得ストーリーなどに登場。
境内には賽銭箱、狛犬、特徴的な屋根などが見られる。お手持ちの端末で『ダンキラ!!!』を起動して確認してほしい。
インストールしていない場合はオフライン版をDLしよう(ダイマ)。

ヒント2:勝負運アップのご利益
メインストーリー8章で望が言及。勝負ごとに関してのご祈祷やお守りがあると思われる。

ヒント3:狛犬の形
ヒント1にも関連するが、拝殿前の2体の狛犬はどちらも口が開いている

それでは各ヒントについて詳しく見ていこう。

境内が似ている鈴鹿明神社

境内の画像を手掛かりに探してみると、神奈川県座間市にある鈴鹿明神社(すずかみょうじんじゃ)が候補に挙がった。

資料_201108_0


以前考察したように紅鶴学園のモデルが防衛大学校だと仮定すると、電車とバスを乗り継いで2時間ほどで到着する。
最寄り駅の入谷からは徒歩約20分。学生でも往来に無理のある距離ではないだろう。

資料_201108_3

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賽銭箱前にある横幅の広い石段拝殿前に設置された2体の狛犬境内前の石畳と砂利などの類似点が見られる。

さらに屋根の形に注目してみよう。

資料_201108_2


三木神社は賽銭箱の頭上に、W型にゆるくカーブを描く屋根が見られる。
頂点には唐破風棟鬼飾り(からはふむね おにかざり)と呼ばれる魔除けの装飾が施されていた。
鈴鹿明神社にも同様に、W型の屋根と鬼飾りがある。

建築様式を考えると、三木神社はおそらく権現造。鈴鹿明神社も権現造である。

権現造とは、複数の建物を組み合わせた建築様式。
神社によって違いはあるものの、賽銭箱に近い方から拝殿(はいでん)、お供えものを置く幣殿(へいでん)、ご神体のある本殿(ほんでん)が建てられている。

特徴は、正面から見たときに何層も屋根が重なっているように見えること。
望の実家と鈴鹿明神社では屋根の個数に違いがあるものの、建築様式としては共通点があるといえるだろう。

参考
https://suzuka.or.jp/
https://blog.goo.ne.jp/suzukajinja/
https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/jinja_no_namae/shaden
http://www.caname-jisha.jp/cms/?p=770

ご利益の共通点

前述した鈴鹿明神社では、必勝祈願のご祈祷「勝守」の授与などを行っている。
三木神社と同じく、勝負運にもゆかりがあるといえよう。

鈴鹿明神社のお守りにはキャラクターを利用したかわいらしいものもあり、ポップな印象を受ける。
もし望が神社のプロデュースをしていたら、若者ウケのいいお守りなどを展開しているのかもしれない。

参考
https://suzuka.or.jp/

特徴的な狛犬

立地や境内の様子、ご利益などから有力候補とされる鈴鹿明神社だが、無視できない違いがある。
狛犬の形だ。

狛犬は阿吽で1セットとみなされることが多く、一般的には向かって右側に阿形、左側に吽形が設置される。
しかし三木神社では、左右どちらにも阿形の狛犬が置かれていた。

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そこで阿形の狛犬のみが設置された神社を調べてみると、横須賀市の西叶神社(にしかのうじんじゃ)に行きついた。

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西叶神社の階段をのぼると、阿形の狛犬に出迎えられる。

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右を向いても阿形。

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左を向いても阿形。
三木神社と比較すると向きは違うが、阿形で一対となる狛犬は実在する。

西叶神社には対となる東叶神社が存在し、こちらは吽形の狛犬が2体あるという。
2つの神社はパワースポットとしても知られており、西叶神社で授与されている勾玉を、東叶神社のお守り袋に入れておけば良縁が結ばれると信じられている。

ちなみに西叶神社は源氏にゆかりのある地
平家の世に憤りを感じた文覚上人(もんがくしょうにん)が、源氏の再興を願った故事に由来する。
奇しくも特待生専用寮・ゴールドハイムで望のルームメイトとなった光国の苗字は「源」。なんらかの縁を感じえない。

参考
http://kanoujinja.p1.bindsite.jp/
https://www.cocoyoko.net/spot/nishi-kanou-z.html

結論:三木神社のモデルは複数存在する?

三木神社と完全に一致する神社は見つからなかったものの、一部に共通点がある神社は存在した。
そのため、鈴鹿明神社と西叶神社など、複数のモデルを組み合わせているのではないかと考えられる。

ところで神社ではお参りの際、鈴を鳴らして願いごとをする。
鈴の音は人々を清らかな気持ちにさせる力を持つ。さらに鈴を使いながら神楽を舞えば、神と人の媒介になれると信じられていた。
いわば鈴とダンスの組み合わせは、非日常を届けるための手段

だからこそ人々に非日常を届けようとするシアターベル結成の地は、三木神社がふさわしかったのではないだろうか。

参考
https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/osahou/suzu

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