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悩みは踊って吹き飛ばせ!『ダンキラ!!!』は人生の栄養でありお守り

「つらいときはサンバを踊ればいい」
そう教えてくれたのはブラジル人の友人でも、歴史上の偉人でもない。
本日でリリースから1.5周年を迎えたスマホアプリゲーム『ダンキラ!!! - Boys, be DANCING! -』だ。

『ダンキラ!!!』はKONAMIが手掛けたオリジナル作品で、リズムゲーム熱い物語(たまにトンチキ)、そして18人の個性豊かな少年ダンサー育成が楽しめる。

メインストーリーはフルボイス。20曲以上のオリジナル音楽はすべて振り付け付きで、リズムゲーム中はダンサーたちの実写さながらのダンスを眺めることもできる。

ほかにもさまざまな楽しみ方がある『ダンキラ!!!』。
「でもお高いんでしょう?」と思うかもしれないが、信じられないことに完全無料なのである。
しかも一度ダウンロードすれば、電波のない場所でもOK。「通信制限がかかってゲームができない!」と困る月末でも余裕でプレイできる。
後悔はさせないのでとりあえずダウンロードしてほしい(ダイマ)。

※この記事は『ダンキラ!!!』を布教したい個人が趣味の範囲で書いている。あくまで一個人の見解であり、公式等とは一切関係ない。
※オフライン版布教目的なので初歩的な内容も含まれるが、ご了承いただきたい。

毎日の元気をくれる『ダンキラ!!!』

『ダンキラ!!!』は2019年5月21日~2020年8月5日までオンライン版を配信。その後はオンライン版に追加要素をこれでもかと加えたオフライン版を配信している。

さらに作中の舞台によく似た街・横須賀で2回目となるコラボイベントを本日より開催中。
12月中旬からはナンジャタウンでのコラボイベントが予定されており、ダンサーたちの誕生日にはプリロールからケーキとマカロンが発売されている。クリスマスケーキは圧巻の24種類で予約受付中なので、今年のケーキをまだ予約していない人はぜひ画面だけでも見てほしい

つまり『ダンキラ!!!』はリアルでもゲームでも24時間365日楽しめるコンテンツなのだ。

魅力は多方面の展開だけではない。端的に言ってしまえば、『ダンキラ!!!』を摂取すると元気になる。
毎日暗いニュース続きで落ち込んでいても、『ダンキラ!!!』を起動している間は現実を忘れられるはずだ。

ブラジルの人々がつらいときにサンバを踊って鼓舞するように、『ダンキラ!!!』でもサンバを踊ることができる。
ちなみにサンバが実装されたタイミングはオンライン版ラストの新規イベントだったため、半泣き状態で周回して前を向こうとした記憶が。

サンバだけでなく、インドのボリウッドダンスも完備。好きなときに好きなジャンルで踊りあかせる。

リズムゲームが苦手でも心配ない。オートモードがあるのでダンス映像だけを延々と眺めることも可能だ。

ちなみに「ダンキラ」とはダンス&キラートリックの略称で、作中では世界的な競技として知られている。
キラートリックはダンス中に任意のタイミングでくり出すアピール技。観客たちをあっと驚かせ心をつかめば、高得点を獲得できる。


もちろんKONAMIのゲームなのでサッカーもすれば野球もする。

キラートリックはガチャで引けるカードやダンキラ獲得アイテムを使えば習得可能。
各キラートリックが生まれるまでの経緯を描いたストーリーが用意されている場合もあるので、ぜひ読んでみてほしい。

男女問わず心に響く物語

『ダンキラ!!!』は女性向けゲームに分類されているが、正直なところ性別は関係ない。

たしかに登場キャラクターが全員男性という点では、女性向けゲームといえるだろう。
しかしストーリーの内容は、ダンサーたちの成長物語。
周囲からのプレッシャー、過去の確執、立ちはだかる強力なライバルなど、ひとつひとつの壁を乗り越えていく。その過程で仲間との絆が深まり、関係性にも変化が生まれる。
こうした展開の物語が好きであれば、男女問わず心を揺さぶられるはずだ。

少年マンガのような熱い展開があるかと思えば、ギャグマンガかと錯覚するようなネタも。世間からはみ出し者といわれても、ダンキラで居場所を勝ち取ろうと前を向くチームもいる。
毎章劇場版かと思うくらい密度が高く、表情豊かなグラフィックや80曲以上のBGMや声優陣の熱演が物語を後押ししていた。

ときにはダークな展開もあり「もうやめてくれ」と心が痛むこともあるが、それもいい意味で長くは続かない。
最後には必ず救いが用意されている。それが『ダンキラ!!!』だ。

ちなみに18人もキャラクターがいると「覚えられるかな?」と不安に感じるかもしれないが、その心配は無用。
全員が立体的に描かれているため、いつの間にか覚えているはずだ。
全組み合わせのペア固有のストーリーも用意されており、関係性を読み解くヒントももらえる。
ちなみにモブのインパクトもすごいのでそれはもう記憶に残るだろう。

さらにダンキラで獲得できるアイテムを使えば、過去に開催されたイベントストーリーもすべて解放可能。
こちらはカレーを食べたりスイーツコンテストで酢豚を作ったりサンタクロースを捕まえたりと楽しい内容なので、肩の力を抜いて読んでほしい。

『ダンキラ!!!』に救われた人生

『ダンキラ!!!』は私の人生を変えたゲームでもある。
本業がフリーライターなので、仕事で『ダンキラ!!!』プレイレポートを書かせてもらったことを機に仕事が波に乗ったということもあるが、なにより毎日が楽しくなった。

先の見えない将来、安定しない収入、世間に迎合しきれない価値観など、どこか不安を抱えていた自分。
会社を辞めて独立する道を選んだものの、「毎日出勤して働いているみんなはすごい」と、どこか劣等感も感じていたのである。

しかし『ダンキラ!!!』では、だれもが自分らしく生きていた。
世間の目をはねのけてくれるほど、理解を示してくれる仲間がいた。

ネガティブもポジティブも「そのままでいい」と、すべてを受け入れてくれる懐の広さ。
頑張ることも大切だが、無理をしなくてもいいと言ってくれるやさしさ
それでも殻を破りたいと思ったときには、全力で応援してくれるあたたかさ
こうした光を押し付けるのではなく、そっと差し出してくれるゲームが『ダンキラ!!!』なのだろう。

おかげで私も自分の道を肯定し、力の限り突き進もうと勇気をもらえた。
友人たちにも「『ダンキラ!!!』はいいぞ」と布教し、ことあるごとに共通の話題で盛り上がっている。今や気力や体力を回復させてくれる栄養素だ。

だからこそ、疲れや悩みなどを抱えている人には、ぜひ『ダンキラ!!!』をおすすめしたい。
オフライン版をインストールしてもらえるのが一番だが、なんなら名前だけでも覚えていってほしい。
そしていつか行き詰まったときに「そういえば『ダンキラ!!!』があったなあ」と思い返していただければ幸いである。

『ダンキラ!!! - Boys, be DANCING! -』公式サイト
https://www.konami.com/games/dankira/

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