nariwai no Gamao

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nariwai お問い合わせは下記リンクよりDMにて承ります。 Instagram:https://www.instagram.com/yuto_hashiba

マガジン

最近の記事

強烈で優しい。

思い切りの良さと、洋服への絶妙な落とし所。冬のカシミアを筆頭にHERILLの魅力のひとつはそこにあると感じていて、スプラッシュペイントも正にその代表格と言える。デニムやダックというワークモデルに、同じくペンキ飛ばしという本来は偶発的に生まれるワークデザインを重ねていながらも、不思議とユニセックスで着る人を問わないファッションアイテムとして完成されている。 そして、同様に今季も然り。最高の2本が届いた。 アメリカを代表する某ワークブランドが製作していたダブルニー仕様のペイン

    • 梅雨と夏の救世主。

      いよいよ今季の入荷も佳境を迎え始め、コレやアレのように少しずつ夏を見据えてご案内をしていこうと思うが、夏を楽しむ前に必ずぶち当たる梅雨という厄介な時季。 毎度ながら心底嫌になるが、確か去年の夏、あるブランドが製作していた特徴的な生地で仕立てられたシャツを見た時に、これがあれば少しは前向きに梅雨を乗り越えられたのかも知れないと思った事がある。 夏における期待値の高さは去年に十分感じていたから、もしも今季製作されているのであれば梅雨前に欲しい。 そんな小さな希望を胸に抱きな

      • 夏の必需品とシャツ、ニット。

        約2年の時を経て、遂にBATONER共作のウォシャブルウールノースリーブを今週末より展開するが、少し前にご案内していたコレらを単純にノースリーブ仕様にしている訳でもなく、かと言って2年前の復刻とも違う。その全貌とも言える製作に関する詳細や背景に関しては、山下さんがしっかりと丁寧に綴ってくれている記事をご覧頂ければ全て分かるのでここでは割愛させて頂く。その代わりと言ってはなんだが、この記事では4色それぞれがSTYLEの中でどう見えてくるのか、何をどう合わせればいいか、そんな1つ

        • 信頼感の在り所。

          人間で言えば長所の一角として得意な分野があるように、洋服にも飛び抜ける何かが必ず存在している。そして欲を言えば自身のクローゼットに並ぶ洋服はそんな面々の集まりでありたいと心から思っている。後悔のない物選びの末にそうなっていたいというよりも、全てに確固たる信頼を委ねられる物だけを手元に置いておきたい。そして当然ながら、洋服である以上は自分が着ている時にどう感じさせてくれるのか、その在り方にこそ信頼感は宿っている。 確か以前にも似たような事を記事で呟いていたが、それもそう。

        強烈で優しい。

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        • style note
          5本

        記事

          好きになった洋服の話。

          去年の8月頃、OUTILのアトリエに『それ』はあった。 入り口からある程度は一望出来るコレクションの中で全てが視界にある筈なのに、ハッキリと目に映る感覚が覚えた物が『それ』だった。 そして気が付けば、導かれるように『それ』がある場所へと向かっていた。 あぁ、俺これ好き。 ストレートに、シンプルに、純粋にそう感じた。 そして宇多さんから『それ』の製作秘話を聞いて更に好きになり、袖を通したあと鏡越しに「がまお、似合うね」と言われ、もっと好きになった(単純)。 あぁ、俺

          好きになった洋服の話。

          想像を掻き立てられたのなら。

          初見であっても、不思議と "身に覚えに近しいイメージ" が湧く事がある。 クタッとしたリネン素材のシャツや、風合い豊かな綿素材のニットを見て優しい着心地が想像出来るように。 経験故の先入観というものは、時として未来を見せるように『袖を通した先にある景色』を想像させる。 それならば、このシャツ達はどんな景色を見せてくれるだろうか。 先日にご紹介していたアレやコレに続き、KAPTAINSUNSHINEが夏まで見据えて袖を通したくなるような素敵な生地で最高なシャツを製作して

          想像を掻き立てられたのなら。

          結局、好きは変わらない。

          新しいシーズンを楽しむ上で、新鮮さを求める事は当たり前の感覚だと思うが、経験が物を言うという言葉があるように、一度や二度、自分自身が良いなと思えた事はそうそう塗り替えられず、他に代用が無い事も理解していると尚更抜けられない。 その上で、相も変わらない安堵感とスタイルに与える少しばかりの変化に心惹かれ、今季も縋る思いで「あるシリーズ」を仕入れたので是非ご案内させて頂きたい。 blurhmsが手掛けているコットンシルクネップのシリーズは、単純に上質な素材感でリラックスフィット

          結局、好きは変わらない。

          BATONERから得る、春夏の必需品

          日中の気温差はあるものの、春らしいと素直に思える心地の良い日が続くようになり、仙台も漸く桜の蕾が姿を現し始めた。予報を見ても気温が崩れる気配は無さそうで、少し足早だが先日に衣替えを始めたのだが、冒頭の通り "日中の気温差" が厄介になるのが東北の春で、日中は陽気な春を感じるが、夕方以降は冷える。このギャップに悩まされる現実を理解している分、衣替えや春物を探す心理としては、ギャップを埋める『何か』を洋服に求めている。 もう既に自身の中では『何か』に該当する真実とも言える答えが

          BATONERから得る、春夏の必需品

          変わる事のない『心地良さ』がここにある。

          個人的な話だが、身に纏う洋服でオンとオフの違いが全くと言っていいほど無く、休みでも外出するとなればジャケットを羽織る。それも気が向いていれば、"前日に仕事で1日着ていた物"であってもだ。それと、家の中でも当然のように大好きなニットを着続ける。擦れて毛玉が出来ようが、食べカスが落ちようが何も気にせず着ては洗い、洗濯して乾いた翌日に今度は仕事に着ていく事だってある。 これは「飽きない」という感覚よりも『変わらない』と表現した方が自分の心情としては正しく、どこにいても何をしていて

          変わる事のない『心地良さ』がここにある。

          PRINT TEE STYLE vol.2 "size3"

          vol.1 こちらは既に店頭より販売を開始しており、オンラインストアの掲載は3月29日(金)18時頃を予定としております。店頭にて完売の場合は掲載がございません。遠方より気になる方がいらっしゃいましたら、事前の通販も承りますのでお気軽にご連絡くださいませ。 筆者 nariwai store manager 橋場 祐人 (通称がまお) 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-6-23 ビブレスタオフィスビル2F 022-796-2240 nariwai-online

          PRINT TEE STYLE vol.2 "size3"

          PRINT TEE STYLE vol.1 "size4"

          さぁ、今年は「あの」プリントTeeをどう合わせて楽しもうか。 メインは夏。 ただ、立ち位置的に最も際立つタイミングは間違いなく「今」だ。 既存のワードローブの何か、新調した羽織やシャツ、ボトムスとの様々な組み合わせと、そこから派生するスタイリングの幅にこそ「あの」プリントTeeは活きてくる。 選択する楽しさを見出すために、今季もしっかりと豊富なバリエーションで揃えました。 是非その組み合わせの自由さをご覧ください。 こちらは既に店頭より販売を開始しており、オンライ

          PRINT TEE STYLE vol.1 "size4"

          心の赴くままに。

          常に憧れが心にある。 その矛先は「誰か」であったり「経験」であったり。もしくは言葉にし難い「感覚」のようなものだったりと様々だ。 所在が今では無く先にある "それら" は、自身が起こす行動の積み重ねや歩みによって引き寄せられる事を前提の上で、ふとしたキッカケが追い風のように背中を押し、急に距離を縮める事がある。 理想と現実の距離とも言える狭間が埋まる瞬間とでも言おうか。 私自身の中で、そういった存在にあるブランドがHEUGNだったりする。 理想としていたモノが現実味

          心の赴くままに。

          そうそう、この感じを探していた。

          先日降った雪は偶然だと割り切り、その前にふと訪れた陽気な気温感こそが本来のリアルなんだろうなと思うと、そろそろシャツの出番がチラつき始めている。 主観的で申し訳ないのですが、出番がまだまだ先の物は全くと言って良いほど気持ちが入らず伝える気になれない性格なもんで、納品していても提案のタイミングを伺っている物が実は結構あったりする。 ただシャツで言えば、春と夏を跨いで袖を通せるロングシーズン物から、夏を超えて真夏に重宝するであろうサマーな1枚もあったりと、今季は意外と振り幅に

          そうそう、この感じを探していた。

          日常とドレスの狭間で足元を飾る。

          私の足元は、365日のうち、おそらく300日はformeだ。 5年前に初めて手にしたアンクルブーツから始まり、27歳の誕生日に新調したストレートチップ、そしてローファー、ジョッパーズ、ストラップ型、チェルシー。 雨と雪以外の日であれば、春夏秋冬どの季節でも服装とシーンに応じて履き替え、足元も含めてスタイルを楽しんでいる。 仕事上、普段の服装が自由な分こういった考えで楽しめているのかもしれないが、休日も同じように変わらないテンションで履いて過ごしている事を踏まえると多分違

          日常とドレスの狭間で足元を飾る。

          春を見据える。

          今の生活、スタイルにすぐ落とし込める事だけがリアリティー(現実感)ある選択では無い筈で、目の先に待つ日々にも重なる予感があるのであれば、それも確かなリアリティーある選択だ。 春が来たとはまだ言えないが、"春が来る"とは言える。それならば、春のリアリティーを今から準備したい。 日中の心地良い日差し、抜けていく風。微かに冷える夜。 そういった春の現実味をイメージした時、自然と手を伸ばしているだろうと想像してしまう品々がKAPTAIN SUNSHINEより幾つも届いた。 ブ

          春を見据える。

          春に "鈍く光る黒" はどうだろう。

          雪、冷たい風、曇天。あれ、3月ってこんなに冬の名残り強かったか?と疑ってしまいたくなるような日が続いているけれど、予報を見る限りは中旬頃から春らしくなるようだ。ただ例年の如く、春のデリバリーは勢いを留めず、実はご案内出来ていないだけでめちゃくちゃ届いている。 毎度こういったラッシュの時期は、効率的に動くにはどうしたらいいだろう、、とか考えるけれど、ふと思う程度で根本的なマインドは変わらず、しっかりと伝わるように出来る事しか考えていない。 だから、いつもの姿勢で記していこう

          春に "鈍く光る黒" はどうだろう。