Yohei Hashi

長年大学図書館に勤務してきました。このnoteは図書館の本や雑誌などの資料に接して発見…

Yohei Hashi

長年大学図書館に勤務してきました。このnoteは図書館の本や雑誌などの資料に接して発見したこと,疑問に思ったことなどを「調査研究」としてまとめる場として活用(予定)です。その他各種「知的活動」の備忘録としても活用。https://researchmap.jp/hashiyohei

マガジン

  • 「講演会・セミナー・展覧会」ノート

    講演会、セミナー、シンポジウム、展覧会等私が参加したイベントの記録・感想などを備忘録としてまとめたものです。

  • 近況報告・雑感

    著者の近況報告や日常的に感じたことを随時報告します。

  • 読書ノート

    日常業務,日常生活の中で読んだり接したりした本・雑誌を備忘録的に紹介します。

  • 「調査研究」ノート

    私が行った「調査研究」に関するノートです。本格的な研究とは言えないないようなちょっとしたこと,日常業務や日常生活の中から「調査研究のタネ」になりそうなことも記録していく予定なので,カッコ書きです。

最近の記事

永井玲衣トーク&ワークショップ「手のひらサイズの哲学対話」(フォーラム・アール:これから話そう)(2024年5月26日(日))

金沢21世紀美術館で時々行っているフォーラムRとして,哲学研究者の永井玲衣さんによるトークイベントが行われたので参加してきました。実は「タイトルに出てくる「哲学対話」という言葉が何となく面白そう」という理由だけで参加してきたのですが,これまで聞いたことの無かったこの言葉について色々な可能性を感じることができました。メモしながら聞いていたので,以下内容と私のコメント(#)をご紹介しましょう。 イベントのきっかけと概要 21美の川守さんが永井さんの著作「水中の哲学者たち」を読

    • 講演会「本という容れ物について / 清宮伸子(金沢市立玉川こども図書館;2024年7月21日)

      金沢市広報に載っていたお知らせを見て,金沢市立玉川こども図書館で行われた標記の講演会に参加してきました。この講演会は金沢ライブラリー・パートナーズというボランティア団体主催によるもので,フランスで長年ルリユール(製本・装幀家)として活動し,現在は金沢で「書架の周辺」という古書ギャラリーを営んでる清宮伸子さんが,フランスの製本・装幀(そうてい)文化を紹介しながら、構造物・容れ物としての本について考えるという魅力的な内容でした。私自身,インターネットや電子書籍など電子媒体での情報

      • ならはくの仏像:奈良国立博物館の仏教美術 / 奥健夫(石川県立美術館特別展「まるごと奈良博」記念講演会;2024年7月20日)

        まだ展覧会の方は観ていないのですが,7月6日から石川県立美術館で行われている特別展「まるごと奈良博:奈良国立工芸館至高の仏教美術コレクション」の関連企画として標記の講演会が行われたので聴いてきました。実は…7月15日に石川県立美術館で行われた「笑い飯の楽しい仏教美術トークショー」の方に行き損なったので(申し込みしようと思ったら既に満席),今回こそという思いで参加してきました(今回もほぼ満席)。 今回の奥先生の講演は,奈良博で所蔵している仏像に絞った内容で,最初に仏像について

        • 波の花 風吹く:紅玉いづき×上田聡子×編乃肌チャリティトークイベント:令和6年能登半島地震チャリティ同人誌ができるまで(2024年6月29日(土)、石川県立図書館)

          令和6年能登半島地震被被災者への義援を目的に、石川県在住の3人の作家が「波の花 風吹く」というチャリティ同人誌を5月に発行しました。その発行を記念して、その内容と「できるまで」を紹介するトークイベントが石川県立図書館で行われたので参加してきました。 発行の中心となった紅玉さんからは、「堅苦しく考えるよりは、能登に思いをはせながら、楽しくおしゃべりしましょう」という言葉があり、同人誌の内容+事前質問への回答という形で約90分、充実したトークを楽しむことができました。私自身大き

        永井玲衣トーク&ワークショップ「手のひらサイズの哲学対話」(フォーラム・アール:これから話そう)(2024年5月26日(日))

        • 講演会「本という容れ物について / 清宮伸子(金沢市立玉川こども図書館;2024年7月21日)

        • ならはくの仏像:奈良国立博物館の仏教美術 / 奥健夫(石川県立美術館特別展「まるごと奈良博」記念講演会;2024年7月20日)

        • 波の花 風吹く:紅玉いづき×上田聡子×編乃肌チャリティトークイベント:令和6年能登半島地震チャリティ同人誌ができるまで(2024年6月29日(土)、石川県立図書館)

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        記事

          音楽から出会う近代の作家たち:夏目漱石,芥川龍之介,堀辰雄らを話題にのせて / 庄司達也(徳田秋聲記念館「レコオドと私:秋聲の聴いた音楽Vol.2」記念講演,2024年6月15日)

          明治~昭和にかけて活躍した,夏目漱石,芥川龍之介,堀辰雄といった近代日本の作家たちが,どんな音楽を聴いてきたかを彼らが書いた具体的な文章の中から紹介する講演会。個人的にクラシック音楽を中心にSPレコードなどの古い音源を聴くのが好きなので,展示と合せて聞きにいってきました。 以下は備忘録+思いついたアイデアです。 配付資料が大変に充実しており,近代の作家たちがどういう音楽を聴いてきたかについて,具体的な曲名や音盤名など細かい知識を得ることができた。 庄司先生は芥川の研究者

          音楽から出会う近代の作家たち:夏目漱石,芥川龍之介,堀辰雄らを話題にのせて / 庄司達也(徳田秋聲記念館「レコオドと私:秋聲の聴いた音楽Vol.2」記念講演,2024年6月15日)