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How languages are learned

今回は基本すべき読書部のエースの初ノートということでプレッシャーがぐるナイゴチの結果発表並みだが、頑張っていく。

今回は私の専攻でもある「第二言語習得論」についての本。第二言語習得論の教授である私のアドバイザー教員オススメの一冊だったのでかなり専門性も高く、今までなんとなくでとらえていた英語学習法についてより理解の具体性を高めることができた。

自分なりにこの一冊から学んだことを以下の順番で説明し。ていく

目次
​1.第二言語習得論とは
2.日本人が英語を学ぶ際に最も重要な三つのポイント
3.感想

そもそも第二言語習得論って何

第二言語習得論とは「人間がどのように第二言語を学習するかの研究分野での理論や仮説である。」もっと簡単にすると、「私たちって外国語どうやってしゃべれるようになるの?」の研究である。
韓国語、フランス語、ヒンドゥー語外国語であれば何でも構わない。でも私たちにとって一番身近な例は義務教育で扱われる英語になるだろう。この分野の醍醐味は「言語学習を圧倒的に効率化できること」。知っているのと知っていないのでは大きな差があり、面白くない勉強と向き合う時間を圧倒的に減らすことが可能。今回はこんな魔法みたいな分野についての本を読んで、私たち日本人英語学習者にとって特に大事なポイントを三つだけ共有していく。

語学学校は一か月で十分

英語勉強するなら語学学校に通って勉強は誰もが一度は考える。その時時間を無駄にしないために必要なのが期間!エージェントの料金プランや個人的なスケジュールもある程度関係あるかもしれないが、最速で成長していきたいなら一か月間のみがベスト。理由はネイティブの会話内容をある程度理解するのに必要な語彙数はたった最頻単語1000単語だから。この数は誰もが受けるセンター試験の単語帳の単語数よりもかなり少ないので、センター勉強した人はすでに突破している数のはず。おそらくみなさん「いやセンターちゃんと勉強して単語覚えたけど全くわかんねーよ」思っているだろう。でもその理由はシンプルで瞬間的に理解していないから。覚えていても脳内に記憶した情報を引き出す時間が会話に間に合っていないのが単語数はあるけど理解できない現象の原因。瞬間的に単語を引き出すまでには90回その単語と出会う必要があるがそれは一か月で十分。なので語学学校での一か月間は記憶した単語を引き出すスピードを上げる期間、それ以上は成長のスピードを遅らせる危険が高いので早めに卒業してネイティブ英語の環境に飛び込んでいってほしい。

使えない5000単語より使える1000単語

洋楽聞くだけで英語力向上?

語学学習において年齢はとても大きな要素の一つ。一日でも早く英語を話せるようになるには年相応の学習方法が必要になる。先に結論を、ある程度の大人(大体16~18以上)は英語を聞くだけの学習法は効率が悪い。海外に行けば、たくさん洋楽聞けば英語が伸びるといった情報を見るが、ある程度脳内の言語処理分野が発達した大人は英語環境にいるだけでは成長スピードはそこまで早くない。あなたが0歳から14~16歳であれば話は別で脳はまだ成長段階にあり、英語のシャワーを浴び続けるだけの学習法でも効果は期待できる。では私を含め大半の読者もそうであろう大人には何が必要か。

「認知をすること」

これが子供と大人の言語学習におけるもっとも大きな違いの一つで非常に大切になる。両者ともに強みと弱みがあり子供の武器は適応力、大人の武器は認知力である。なので大人がより効率的に学習を進めるためには認知がとても重要。認知をわかりやすくするときちんと理解すること、例えばわからない単語があれば辞書を引く、早すぎてわからない会話があれば何回も聞いて単語で分解してみるなど。自分自身も洋楽好きで何回も聞いているけど歌詞見るまで、日本語訳見るまで意味全く知らなかったみたいな経験は今でもあるがこれこそまさに認知をできていない典型的な例で、回数や時間を無駄にしてしまっている状態である。


子供→適応力  VS   大人→認知力

What's your motivation?

三つ目のポイントは確かなモチベーションをもつこと。そのために理由とゴールを明確にすること、英語における目標設定は非常に重要。なぜなら個人によって目指しているレベルや到達速度が全く異なり、他人と比べた場合にネガティブな要素が生じやすく学習放棄が起きやすいため。そして母国語によっても成長スピードにかなり大きな違いがあり、留学先や外国人との交流の際ですらネガティブな要素が生まれかねないからである。特に日本人は他人の評価や能力に注意を過剰に払う傾向があるので気を付けたい。なので最後にどうしても他人の成長速度がうらやましくなってしまうあなたに見てほしい情報を一つ、第二言語習得において学習動機(モチベーション)が高い学習者は成功を収める傾向がIQが高い学習者よりも高いということ。

要は気持ち

感想

内容が専門性の高い一冊なので個人の感想を。
はじめて英語の本を読んでアウトプットする機会を設けたが、二言語間の翻訳をする際に日本語と英語の独特な感覚の違いが多くみられた。訳せないわけではないが完璧な訳にたどり着けない微妙なニュアンスの違いに言語の興味深さを再確認させられた。
またインプットアウトプット両面のために本はメモを取りながら進めていくべきだと今回感じた。次からはもっと効率的にやっていく。


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