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博物館学芸員レポート課題【博物館教育論第二分冊】2021年度提略題

略題「これからの博物館教育」
課題「テキストの内容を参考にしながら、これからの社会における博物館教育で重要であると考える点を2〜3点挙げて説明すること。」

序論(第一段落)の一部を無料で公開しております。
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 博物館で学ぶことの意義にはいくつかあり、また博物館を訪れる個人によっても博物館を訪れる理由や、博物館に期待していることも異なる。しかし、総じて言えることは、博物館では実物資料を通して本物に出会える場所であるということだ。例えば、学校の歴史の授業の中で学んだ歴史資料や民俗資料を、実際に博物館で目にした時の感動は私自身強いインパクトを受けたことを覚えている。教科書の中の世界が目の前に広がっているという感動は、誰しもが一度は味わったことがあるのではないだろうか。そして同時に、博物館に訪れた日にはもっと過去に一生懸命に歴史を学んでおけばよかったと後悔の念に駆られることもある。「実物資料」に触れることの面白さは、学校の教室では学べないような、より具体的に直接歴史に触れることができることだろう。いわば、“学校では学べない学習ができる場所”が、博物館の存在意義である。

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