女性との接し方は大きく2パターン

「男性には女とヤルのが好きなタイプと、女といるのが好きなタイプがいて、ぜったい長谷川さんは後者ですよね」と言われたので「そうです」と答えた。バズりそうな言い方で、さすが広告に強いクリエイターだなとぼくはその言葉の鋭さにしびれていた。

広告代理店から独立し、起業して新しいチャレンジを続けている方と、木曜日にランチを一緒にした。年齢は3つほど上のはずで、それしか変わらないのに、やっぱり表舞台でゴリゴリやってきた人は、違う。なんかやっぱり「出てる」っておもう。オーラなのか、凄みなのか、背中からしゅわーって煙が立つ感じ。

「長谷川さんって、女子会とかぜんぜん苦じゃなきくて、女子会男子に平気でなれるでしょ?」とも言われたので「そうです!」と答えた。短い時間なのに、わかる人にはわかるというか……いや彼がそれだけたくさんの人を見てきて自分の中で振り分ける作業までを繰り返してきた賜物なんだろうな、と感心していた。

冒頭の話に戻ると、それはべつにセックスが嫌いという話ではなくて(むしろ好きなほうだと思う)、女性をどう見るか、どう付き合うか、みたいな生きる態度のことだろう。たぶん。

女性とただ話すのはもちろん、愚痴を聞いたり、迷うためのショッピングをしたり、生産性のない会話をしたりするのは、ぼくにとってぜんぜん苦じゃない。そんな人もいるもんだよねーとメディアの見せる「男子像」にハマりきれてなかったぼくに「女といるのが好きなタイプ」という居場所をくれたのは嬉しい。

広告やPRという部隊で戦ってきた方だから、やはり言葉の威力もさすが。ぼくも3年後にこんなふうに誰かに居場所をつくれているだろうか。

#日記 #コラム #エッセイ

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