乾杯の挨拶に使えるひと言は、恋愛のマンネリにも効く
先日、乾杯の挨拶で「おめでとう、ありがとう」といった方がいてね。たしかに結婚報告があっての席だったのだけど、何に対しての「ありがとう」なのかわからないままに、みんなして「ありがとう……ありがとう⁈」って笑いながら乾杯した。
でも、よくよく思うと、結構いい挨拶なのかもしれない。その飲み会は高校の部活のOB会だったから、予定をあけて集まったみんなへの感謝とも取れるし、参加していた先生への長年のお礼でもいい。
とにかく、何かに感謝して始まる飲み会、というのが良いではないか。乾杯の挨拶に困ったら「ありがとう」をつけてみよう。それでツッコミが入れば、会話が何かしら進んでいくきっかけにはなるはず。
恋人といるときにも、ちゃんと何かしてもらったら、「ありがとう」と言うようにしたい。そういうものが欠けていくことから、じわじわと関係性も欠けていくような気がしてならない。
「わたしに飽きない?マンネリしない?」みたいなことを恋人に言われたので、「今は考えられないなー」と答えた。その気配はぼくには全くなかったので本心だけれど、可能性がゼロかといえば嘘になる。
で、とはいえ、それを「いつか来るよな」と諦めてしまうのも違う気がする。慣れは人間のもつ機能であって、ある種の必要性も感じるけれど、抗おうとおもえば抗える気がする。抗うというよりも「飼いならす」かもしれない。
常に新鮮な気持ちでいるためには、まずは変化し続けるしかない。相手に興味を抱き続けるためにも、「ありがとう」を言う。これはいつも相手を「内側」に入れ過ぎない効果もあるはず。あとは、日常を慈しみながらも、日常のなかの非日常を大切にすること。
ぼんやりと、そんなふうに考えた。うまくできるか、試してみるのはこれからだけれど。
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