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結婚式が大好きだけど、ブライダル業界に行かない就活生の私。

みなさんこんにちは。はせぴです。
現在大学3年生で、wetukuアカデミア2期生マーケティングチームでした。現在は、ウエディングの学生団体Change Weddingに所属し、人事部として活動しています。

私の言いたいことはタイトルがすべてです。
結婚式は好きだけれど、ブライダル業界には行かないということです。
それはなぜなのかを、自由につらつらと語っていこうと思います。

私が結婚式場で働きたいと思ったのは、高校1年生の頃。
カップルを応援できる仕事をしたいと漠然と感じていたところに、職業診断があり、「ウエディングプランナー」という文字を発見。
自分の思っていることが仕事として確立されていて、運命を感じました。

それからはずっとブライダル業界へ行くと決め、今までを過ごしてきました。オンライン授業しかしていない時代に大学生になったこともあり、ブライダル業界を目指すことに不安要素を抱えていた時期もありました。しかし、結婚式の唯一無二の価値、ウエディングプランナーという尊い仕事に対する気持ちがぶれることはありませんでした。

それからはChange Weddingに入り、ブライダル業界に入っていくであろう仲間たちとともに頑張る日々。その中で私にひとつの想いが生まれます。

「将来素敵なプランナーになっていく仲間たちに、確実に新郎新婦さまを繋げたい。」

最初はプランナーになって、人生レベルでお客様に寄り添い、幸せのアップデートをしたいと考えていました。ですが、プランナーになりたいという素敵な仲間たちをChange Weddingで知っていくたびに
「仲間たちがプランナーとして輝かしい活躍ができる場を作りたい」
という気持ちの方が強くなりました。

私の体感ですが、ブライダル業界を目指す人のほとんどは、プランナー志望です。私がプランナーのひとりになってしまったら、仲間たちの活躍の場を作るという目標は遠くなってしまう。
それから、セールスやウエディングメディアという職種に興味を持ち始めました。確実に仲間たちにお客様というバトンを繋げるべく。

ということから、分業制のブライダル企業やウエディングメディアを扱う企業へと視点が変わっていきましたが、ウエディングのことをあまり知らない普段よく相談している先輩にお話してみると….

「それは本質的な解決策ではないのでは?」
「ウエディングの企業に行く必要はあるのかな」
「それだったら、別の企業で事業をわかるようになって、プランナーと新郎新婦のマッチングサービスを作ったほうがよくない?」

と、衝撃のひとこと。結婚式が大好きだから、何かしらの形でウエディングに関わらないと、という何年も温めてきた思想が崩れていきました。

ここで私は2択に迫られます。
①ウエディングの企業に行って、自分の考える結婚式像をプランナーとして叶えていく
②経営面を鍛えられる業界に行き、将来業界で働く仲間たちが輝ける場を作る

悩みました。とても。
実際に結婚式場で働いていて、結婚式の美しさを実感しているからこそ、自分が介入できたら…と思う反面で、仲間のもとへやってくる新郎新婦さまの母数が減ってしまう未来は創りたくはない。

葛藤があった中で、不変な想いはただ一つ。
「美しい結婚式を守りたい」

結婚式という素敵な場をつくるクリエイターがいるからこそ、結婚式をした人たちのほとんどは幸せを感じて今を過ごしています。

ただ、少し現実的なことを言うと、結婚式もビジネスではあるのです。
表面的に言うのであれば、ウエディング企業に対して、新郎新婦さまは350万円という高いお金を払い、結婚式というサービスが提供されています。

今のブライダル業界には、感情に強く共感能力が高い人がいる一方で、ビジネス的な思考を持つ人は多くないような気がしています。加えて、ブライダル業界はマーケティングやITに弱いという話を伺ったこともあります。
遅れている業界というレッテルを貼られ、衰退していく中で、もがいて働いていく仲間たちを想像したとき、私は「プランナーになる前にやることがある。」と強く実感しました。

そして
結婚式場で楽しく働く仲間たちに、新郎新婦さまがやってこなくなってしまうこと。
世の中から美しい結婚式が消えてなくなること。
今のままではそんな未来になってしまうのでは…という焦燥感もあり。

私は、大切な仲間も美しい結婚式も両方守りたい。
経営面で遅れをとり、消えていくブライダル企業を見たくない。

だったら私がビジネスに強くなって、業界に還元しよう。
最終的な結論は「ブライダル業界に行かず、業界に足りないところを鍛えよう」にたどり着いたのです。


あまり読み手のことを考えていない文章だったと思いますが、
読んでいただきありがとうございました。

最後に。
結婚式は、とても美しいです。
結婚式があったからこそ伝わってくれた想いは無数にあると思います。
先週の結婚式も泣きそうになるほど美しいものでした。

結婚式がない人生を歩む人を否定するつもりはありません。
実際私は結婚式を挙げたくない人の気持ちも理解しています。

ただ、結婚式を挙げたい、結婚式を挙げてほしいと願う人は、もしかしたら、心の奥底に眠る想いを届けようとしているのかもしれません。
多分、結婚式という機会がないと逃してしまうような気がして….と。

結婚式が、届けられるべき人へ届いてくれますように。
結婚式を通じた素敵な未来を描くため、尽力してまいります。


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