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当たり前のことを書いただけ。

第二回目のconte LIVEが無事に終了。

この状況下で観に来てくださったことに感謝です。

今回の公演は、台本なしで流れだけを決めてやった。世界の状況が日々凄いスピードで変化していく中で先に作った台本に頼る気になれなかったから。

日常と非日常が裏返り、非日常が日常になる。侵食は徐々に進み、気がついた時には取り返しのつかないことになっている。

傲慢さと自己意識の高さが楽観的にさせる。

会話を失った僕たちはどうなるのだろう。コミュニティを失った僕たちはどうなるのだろう。

個々で生きるように進化していくのだろうか。人と会って話したいという気持ちが時代遅れな感情になっていくのだろうか。

僕はたくさんの人と言葉に助けられてきた。言葉の力は希望を持たすこともできるし、不安にさせることもできる。辛い時でも「楽しい」と言葉を口にしただけで目の前の世界が変わることある。

そんな言葉に僕たち人間は、何度も助けられてきた。哲学、音楽、演劇、お笑い、小説、映画、、、様々な創作物にのせて言葉を送り続けてきた。それらの言葉に共感したり、励まされたり、人生を考えたり、他人に優しくなれたり。

人間には言葉が必要だ。こんな時だからこそ、創作物に言葉をのせて届ける。その言葉を聞き様々な思考を巡らせる。そして、救われたり、救ったり。

芸術やエンターテインメントは、必要なものでも必要ないものでもない。魂だ。確実に人間の身体の中にあるもの。

人間は、一人だけでは生きられない。だからこそ他人や自分のことを考え思考し続ける。たくさんの言葉やメッセージを芸術やエンターテインメントから受け取り自分の血肉にし、思考は広がり、人間を少しずつ理解する。そして、他者を愛し、感謝し、自分と世界が繋がっていることを知る。

ネットの中にぽつりと一人。顔の見えない相手を尊敬するこはあまりない。人と人は尊敬し合い、共感し合い、お互いのことを想い合う。それがコミニュケーションだと僕は思う。みんな自分のことだけを考え出してしまったら全てのシステムは崩壊する。

こんな時だからこそ、相手を想う気持ちを持つべきだ。自分だけが生き残るなんて都合の良いことはおきない。他人が不幸になっていくなら、いつか自分も不幸になる。敬意を持とう。冷静になろう。俯瞰で自分を見るべきだ。醜いことはやめよう。斜めから見ることも、天邪鬼になることもない。シンプルに真っ直ぐ人のことを想おう。愛そう。

大きなもののせいにして文句を言って。損をしたくないから、正しいことはやめる。漫画や映画にそんな主人公は出てこない。みんな主人公になりたかっはずなのに。

目の前のできることをしよう。身近な人たちだけでも幸せにしよう。一人一人が幸せと愛を感染させる時。

でも、正しいことをすれば必ず損をするし、傷つくこともある。迷うこともある。そんな時に、言葉が助けてくれる。創作物があなたに語りかけてくれる。

綺麗事だと思う人や説教くさいと思う人がいるかもしれない。でも、そんな中で数人でもこの文章の中にある言葉で救われる人がいたならば、ほんの少しだけ世界は平和に近づいた。

想像しよう。ちゃんと想像しよう。僕たちは想像ができるんだ。

どんな時だって人に優しくいたい。

負けそうになる時もあるけれど、汚い心に抗いたい。

conte LIVEを終えてこんなことをたくさん考えていた。

あの日、マスクをしながらでも集まれたこと。みんなで笑えたこと。ゲストのグルパリ君の音楽に感動したこと。忘れない。

お笑い、演劇、音楽、三つの角度から言葉を送った。台本なんかがない生の言葉を。

あのライブは、会話だった。あの会場に集まった全員での会話。

また集まれることを期待した。


毎日無駄な期待をしながら生きていく。
裏切られても期待をする。

明日はきっと素敵な日になる。

愛はなくならない。笑もなくならない。

僕たちは弱い。だから手を取り合い励まし合う。言葉をかけ合って。



内容を台本にして明日アップします。少しでも生きる糧になっていただけたら嬉しいです。

おやすみなさい。

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