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ワークショップ後記。

どうも。クレオパトラの長谷川優貴です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、エンニュイという劇団を主宰したり、CHARA DEというお笑いコンテンツ制作団体の代表をしたりしています。

昨日は、ワークショップでした。

今回は、来年やる公演のオーディションも兼ねていました。そのことについてはこちらをお読みください↓

14時からの回と、19時から回の二回やらせていただきました。

まず自己紹介を即興漫才でやりました。いわき総合高校での講師の時も一番初めにやったのですが、センターマイクを置いてお客さんをみながら互いに自己紹介をリズムよくすることによって笑いがおきたり親近感がわいたりして人となりがわかるんです。

そのあと「最近気になっていること・考えていること」などを出し合うディスカッションをしました。現在考えている悩みや疑問などを出し合うと、共通点が出てきます。同じ現在を生きているのでなしかしらの共通点があるんです。

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それを出し切ったら、次はその共通点からテーマを導き出します。

テーマが決まったら、そのテーマを活かせるシチュエーションを考えます。そこから配役や流れを考えます。

会場が僕の劇場だったので、平台や照明など使えるものを提示してそこから、舞台セットと照明などをみんなで考えて、完成に向かっていきました。

どの作品も面白かったです。

僕は作品を作るときに出演者の価値観などを沢山聞きだします。自分一人で考えるとどうしても、どの登場人物も僕の偏った価値観や想像でしか描けません。そうなると、僕の価値観が正義になってしまい僕が否定する価値観が悪者みたいになってしまいがちです。しかし、たくさんの価値観を登場人物に投影することで、全部の登場人物が正義になります。

観劇する人は十人十色で様々な価値観があります。ならば、登場人物全てが主人公で様々な価値観があれば、どれかに共感できると思うのです。これからの時代、世間の多数派の価値観を投影した一人の主人公で「普通」を押し付けていくのは危険だと思います。貧富の差などがおきていく中で、創作物にさえ共感できずに疎外感を感じる人が増えていくのはよくありません。

誰もが主人公で、誰もが間違っていない。けれど、尊重し合わないと関係が崩れたり、誰かが悪者になったりする。そんなことを考えながら作っています。

僕の常に考えているテーマはコミュニケーションです。人と人のコミュニケーションを追求しているところがあります。考えが違う人間が集まっても争いが起きない優しい世界にする為に。

そんな創作を一緒にできる人たちとたくさん出会えて嬉しかったです。

来年1年かけて公演をやるので、また来月もワークショップすると思います。興味ある方、出会いましょう。

今回参加して下さった方々本当にありがとうございました!

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