健やかに。
先日のはなし。
わたしは30過ぎてからだが、
自分は自閉症っぽいところがあるんだろうなぁと気がついた。HSPがかなり強いので、ちょっと境界線があやふやなところもあるが(実際そうらしい)ちいさな頃からのあれやこれや…思い当たることばかり。
まぁこんなこと書くと、その名前に甘えてるだけでは?みたいな空気になるのも理解している。
とりあえずそこは考えず、書く。
自分の自閉っぽいなぁといちばん思うところは、
本当にとにかく、お菓子作りの仕事でキッチンに引きこもっているときに話しかけられることが大嫌い。
(勿論このお時間からお越しくださいの時間になればいいのです)
本当に嫌。
なんです。
その旨を結構言ってきたはずなんですけど、
多くのひとにとってはそんなに嫌じゃないから、
結構「これくらいいいでしょ?」みたいな感じで
声かけられちゃうんですよ。
で、先日、やっぱりせつこさんに声かけられまして。
勿論せつこさんには常々急用じゃない限り話かけないでくれ、あとでいい話なら、仕事終わってからキッチンじゃない場所で聞いてくださいとお願いしています。
ジュースが届いたんです。
私が好きで取り寄せてるジュース。
だから、せつこさんは私が楽しみに待ってるの知ってるから、荷物を受け取って、すぐ私に知らせたら喜んでくれると思ったんだと分かってます。
有難いです。その気持ちも嬉しいです。
でも、嫌なの。どうしても。
…ついに泣き叫んだよ。発狂して泣いた。
40手前の女が、だよ。
勿論今までそんなことしたことない。
すごい傷ついた顔させたよ。
今までそれが嫌だから、我慢して来たけど、
もうこれ以上は無理だ(そんなことが多いから家を出る部分もある。わたしがめんどうなだけ、と言う自覚もあるし、そんな私に付き合わすのも申し訳ないと思うのだ)その覚悟を決めて、我慢するの、やめた。
そんなことしたら、傷つくの分かってるし、良かれと思ってくれてるのも分かってるから、今まで我慢して来たけど、そんなことするのも心底しんどいけど…
要はそこまでやって、
やっと伝わるのだ。
わたしがどんだけ嫌なことなのか。
と言うことが。
せつこさんにとっては、
気にならないことだから。
自分が嫌じゃないなら、ひとはわからないのだ。
忘れられる。
気がつかないでいられる。
そんなもんなのだ。
私は自閉症ではない。おそらく。
その気がある。と言う感じだ。きっと。
だから、こうやって自分の状態を自覚して、
言葉にできるんだと思う(この書き方が当事者の方々の気に障ったら申し訳ないとは思う)自分の嫌だと思うことをうまく伝えられない、どうやったら伝えられるのかわからない、理解してもらえない、やってもらえないフラストレーションはかなりエネルギーを消耗すると思う。自閉症とかそう言う何かだろうが、そうじゃなかろうが、ひとはみんなそう言うことを抱えていると思っていて、自分がそう言う気持ちをなること、知っているので、私はできるだけ、ひとのそう言うところを掬っていきたいのだ。
わたしがしてもらっているから。
まぁそんなこと全員やってたら疲れちゃうよって
言われると思う。
だから、多くのひととは顔を合わせないのです。
すみません。
だから、伝えられるひとは、きちんと自分を内観して、自分の嫌なことが誰しも嫌なことだと思わず、上手にそれを伝えられる言葉のスキルを身につけてほしい。
結局それが、良い人間関係を構築すると思う。
聴く側も、そんなこと?とは思わず、
あぁこのひとはこうなんだな、と受け入れてほしい。
自分が嫌じゃないことなら忘れちゃうとは思うけど、
それで構わないから、なんで?とかそんなことないよ〜とかって否定はしないでほしい。
みんな、そんなこと、多かれ少なかれあるんだよ。
お互い様なはなし。
これはすこしネガティブな話にとられるかもしれないけど、そんなことないと思っている。
ポジティブに聞こえるように書くなら、
嬉しかったことや、楽しかったことも、
同じことが言えるから、伝えてほしい。
恥ずかしいとか、言わなくてても伝わってる、
とか言うかも知れないけど、相手がよりしあわせになる要素がそこにあるなら、私はそっちの方がいい。
自分が言うのが恥ずかしいと言う気持ちより、
相手がよろこんでくれるなら、その恥ずかしさを自分が我慢して言った方がいい。
それで、相手がよろこんでくれれば、
我慢した甲斐があるもの。
それがその我慢したことへのご褒美ね。
等価交換だね。
有難うって言える。
わたしはわたしが思う、
うつくしくて小さな世界で生きていきたいよ。
我儘の対価を背負う覚悟はできている。
たぶんだけど、
この文章には共感できない方がいい。
それは、世の中と上手に付き合えているということだと思うから。
もし共感出来てしまうひとがいたら、
それはまぁまぁ生きづらいタイプだ。
(勝手なこと言うけど)
自覚して、内観して、
自分のご機嫌と丁寧に向き合ってくらしてほしい。
健やかに。
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