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相手を責めたい時には支離滅裂な言葉で攻めろ

言葉にひっついている感情

言葉には褒めたり称賛したり励ましたりといったプラスな感情や、悲しい、怒っている、落胆してるなどマイナスな感情があり、それらを同時に使うという話。

誰かに苛立ったり、失望したりネガティブな感情を持った時、そのまま相手にぶつけてしまうと、それがどんなに正しい言葉でも受け取ってもらえません。

怒りは二次感情、その裏の本心を自覚できるか

感情には喜怒哀楽のように「喜んだり」「怒ったり」「悲しんだり」こころが大きくなったり、しぼんだり、固くなったりすることです。
この中でも「怒り」の感情は他と比べて特別なのです。
心理学において、怒りと悲しみはセットで考えることがよくあります。人間の本能において、怒りは瞬発性とエネルギーが高いため、心に負荷を感じた時に怒りが先に現れます。一方の悲しみは、後からじわじわとやってきます。
怒りにまかせたやけ酒をしている人が、最終的にさめざめと泣いているのは典型的な例と言っていいでしょう。

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「怒り」と「悲しみ」を同時に伝えると怒りのインパクトが中和されます

怒りを人に向けた場合、相手は防衛本能が働き
①こっちを攻撃するなら、相手してやろうやないかと応戦
②攻撃されて痛いの嫌やし、逃げよう
③あー怒ってるなぁ、機嫌がわるかったんだろうなぁと無反応
だいたいこんな反応をするのではないでしょうか?
悲しみのエッセンスを混ぜるとどうなるのか

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<パターンA:怒りだけのやり取り>
奥さん:またトイレの電気つけっぱなしで何回言わせるの💢
旦那:はぁ?そんなことでいちいち言われると気分悪いわ。気づいた人が消せばいいやろ?
奥さん:なんで私がいちいち確認して消さないとダメなの。あなたが悪いんでしょ。。。

<パターンB 怒りに悲しみを加えてみる>
奥さん:またトイレの電気つけっぱなしで、悲しくなったわ💢
旦那:何度も同じこと言われると俺も嫌やし、悲しいわ。
奥さん:私もいちいち言うの悲しいし、どうすればいい?。。。。

これは極端な例にしたので、非常に違和感があるかもしれません。
(いや、怒らないに越したことはないのですが)

【応用編】感謝+否定 ありがとう、でも・・・

ありがとうって言葉は、もう万能薬みたいなもので、どんな言葉も中和してくれる魔法の薬のようなものです。
乱暴な言い方ですが、とりあえずありがとうと言ってから、怒ったり、悲しんだり、非難してみてください。
「ありがとう、でもあなたのこと嫌い」
「ありがとう、でもそんな事言われると悲しい」
こんな風に枕詞のように言うと、相手への衝撃は和らぎます。

結局はまとめようとせず複雑な感情をそのまま相手に伝えることが一番大事

色々書きましたが、人は思いを言葉で伝える時に、整合性が取れないことや考えにいたった経緯など削ってしまいます。結果、勘違いさせたり、思った以上に人を傷つけたり。お利口さんでいるのではなく、素直に伝える、これにまさるものなしというのが結論です。

今日は以上です。ばいばいきーん。


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