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散歩のすゝめ(ススメ)

・散歩は五感を感じて歩く

保育園においても園外に歩いて出かける散歩は重要な役割を持っています。
目に映る動物や景色、遠くから聞こえる電車の音、道にただ落ちている落ち葉でさえも、こども達にとっては興味の対象です。
乳児でもまだ歩行がままならい場合は「外気浴」という形で外の空気や光、音などに触れるようにしましょう。
乗りもの(電車やバス)がすきなこどもなら、
「ほら、赤いバスだよ、大きいね」
とか「電車に手を振ってみようか」と声をかけるのもいいですし、
「鳥の鳴き声がするね、どこから聞こえるのかな」など、質問を踏まえた会話をすると、子供の意識がより周囲から情報を得ようとするので、いいかと思います。

・平坦よりは坂道や段差の方を

脳の発育もそうですが、せっかくなら体力や体幹を鍛えるという意味で、坂道や段差を上り下りするのもおすすめです。
坂道の場合ふんばらないとコケてしまうので、自然と体内においてバランスを保とうとしますし、足の上げ下げといった粗大運動が体の使い方の学習にもつながります。
安全を確保したうえで、足元の不安定なところ、またトンネルのようなからだをかがめて通れるようなところなど、色々冒険してみましょう。

・子供同士で手をつなぐ難しさ

1歳〜2歳くらいでしっかり歩けるようになった、お友達どうし手を繋いで歩く練習もします。
大人の場合だと「こっちだよ」といった具合にリードしてくれるのですが、こどもにとって「相手のペースに合わせる」というのがまた社会性の成長につながります。
手と手をつなぐ前に、最初は紐の端をお互い持ったりしてはじめていきます。

・車や2輪からこどもを守るために

2015年に滋賀県で、お散歩中のこどもの列に車が突っ込むという事故が発生しました。この事件だけに限らず、身長も低いこども達はドライバーから死角になりやすいですし、大人がキチンと守ってあげる必要があります。
車が行き交う道路側に大人が立つことや、ガードレールがあるところを歩く(無いところは行政に訴えましょう)目立つ色、例えば黄色などの服を着るといった安全対策をしたうえで、お散歩を楽しんでください。

・ジップロックマイバッグのすすめ

個人的におすすめなのはジップロックなど透明で封をできる袋に紐を通してショルダーバッグ(紐が首に回るとあぶないので、手持ちのビニール袋でも構いません)を持っていくことです。紐で首がしまらないように、歩く時は大人が持っておくこと!
公園についたら、こども達がそれぞれ気になる葉っぱやどんぐり、中にはダンゴムシやカナブンの死骸を入れる子もいますが、「好きなものを集める」というのは、見ていても個性が出て楽しいものです。

今日はここまで。

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