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キャリア・コンサルタントの倫理

このnoteでは、
養成講座で学んだことx実際のテスト問題
でまとめています。

カラーセラピストとキャリア・コンサルタントの違い

私はこれまで6年間
カラーセラピストをしてきました。

カラーセラピストは具体的に、
色を使ってカウンセリングをするのですが、

大きな1つの
カラーセラピストキャリア・コンサルタントの違い。


カラーセラピスト
色を使って能動的にセラピーする。
相談者は癒される。

キャリア・コンサルタント
受動的に傾聴して質問する。
その時にベースとなるのが理論。
相談者は新たな学びに気づき、
意思決定や目標が立てやすくなる。

キャリア・コンサルタントの場合、
相談のケースに合う理論、
そして地域、環境、地球で起こる社会問題も
ベースに話を傾聴するところが大きく違うところ。

倫理綱領4つのポイント

養成講座の初めの方に学んだ
キャリア・コンサルタントの倫理綱領

8回の講座を終えて、
本当に少しづつこの内容を咀嚼し始めています。

キャリア・コンサルタントの倫理綱領は全部で12条

4つのポイント

1.自己決定権の尊重
インフォームド・コンセント
十分な説明の上で、納得・同意・選択

2.守秘義務

3.多重関係の禁止
相談者とは契約関係までとする。

4.業務の範囲
専門性の範囲を超える業務の依頼を引き受けない。

倫理綱領12条

第1条 基本的理念
人間尊重を基本理念とすること。

第2条 品位の保持
法律や公序良俗に反する行為はしない。

第3条 信頼の保持・醸成
研究目的や興味を優先して
キャリアコンサルティングを行わない。

第4条 自己研鑽
自己研鑽のため、
・上位者からの指導
・社会、経済、環境の動向へ関心
・他の専門家とのネットワーク構築

第5条 守秘義務
相談者が特定されるような
事例や研究の公表をしない。

第6条 誇示、誹謗中傷の禁止
自己の過大誇示や
他のキャリアコンサルタントを
誹謗中傷しない。

第7条 説明責任
相談者に、目的、範囲、
守秘義務の説明を行い
理解を得た上で行う。

第8条 任務の範囲
専門性・能力の範囲を
超える依頼を引き受けない。

第9条 相談者の自己決定権の尊重
相談者の自己決定権を
尊重しなければならない。

第10条 相談者との関係
ハラスメントや多重関係が
ないよう配慮する。

第11条 組織との関係
相談者の了解を得て
組織へ報告をする。

第12条 倫理綱領委員会
キャリア・コンサルティング協議会内に
倫理綱領委員会をおく。

実際のテスト問題

・キャリアコンサルタントの倫理はどれか?

〇人間尊重を基本理念とし個の尊厳を侵してはならない。
(第1条 基本的理念)

〇組織を取り巻く社会、経済、環境の動向や、教育、生活の場にも常に関心を払い、専門家として専門性の維持向上に努めなければならない。
(第4条 自己研鑽

〇相談者の自己決定権を尊重しなければならない。
(第9条 相談者の自己決定権の尊重

〇契約関係にある組織等と相談者との間に利益が相反するおそれがある場合には、事実関係を明らかにした上で、相談者の了解のもとに職務の遂行に努めなければならない。
(第11条 組織との関係
・キャリアコンサルタントの職業倫理で適切なものは?

〇外国人社員に対して、英語によるキャリアコンサルティングを依頼されたが、十分意思疎通できるだけの語学力がないため、相談者の同意を得て、英語力の高いキャリアコンサルタントを紹介することにした。


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