誕生日 5月11日
今日は亡くなった祖母の誕生日。
祖母の場合、命日よりもなぜか誕生日の方を毎年忘れずににいる。
明治生まれの祖母。その頃の日本はどんなだったろう?
明治、大正、昭和、平成と時代を経て、その変化はめまぐるしく、
きっとわけわからんことだらけだったに違いない。が、思えばその変化に対してしなやかに順応していたなぁと思う。
たまにテレビの中で歌うアイドルを見て、
「こんな真冬にこの人は、腕や足を出して歌ってて寒くないのかねぇ」
などと心配して言うときもあったけれど。
聞いたことはなかったが、「人生ではじめて」という出来事や食べ物などに遭遇する機会は現代の比じゃなかったと思う。
それでもなんてことはない風に(少なくとも子どもだった私にはわからない程度に)流されるというのでもなく、まさに坦々と日々を過ごしていた気がする。
強い主張や宣言などする人ではなかったが、本人には自覚はなかっただろうけど、まわりに流されないおばあちゃんの「私はここ」という軸があったんじゃなかろうか。どうかな?おばあちゃん。
なんか急に思い出しちゃったよ。
5月11日(土)晴れ 最高気温25℃ 最低気温 13℃
端午の節句には菖蒲の葉を庭から摘んで毎年必ずお風呂に入れていた祖母。
お向かいのヨークベニマルで菖蒲の葉は売っていたものの、迷って結局買わなかった。菖蒲だけに限らず、祖母のように庭で摘んだ花を部屋に活けたり、サッと紙で包んで誰かにプレゼントできるようになりたいと今、孫は思っております。
庭しごとをしていた祖母の姿も思い出した、今日は祖母の誕生日。