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再会 そして 再開 9月22日

ほんの3日前までは、まだ30℃を超えていたというのに、
ようやくと言ったらいいのか、秋らしい涼しさが
不意打ちのようにやってきた。

来るなら来ると言ってくれたらいいのに。

そんなことを口にしたところで、通じるはずなどないのは
わかってはいる。けれど、あの暑さにこれだけずっとつきあっていたのだから、ひと言くらい何かあってもいいじゃない?と言ってみたくもなる。

季節の変わり目、皆さまお身体どうぞご自愛ください。

お土産でいただいた山形産マスクメロン

閑話休題。
8月の頭に東京から友人のK子さんが我が家に遊びに来てくれた。
その日K子さんは、「福島県の新地町で行われる朗読劇を観に行くので、
帰りに寄れたら」と連絡をくれたのだが、新地町から三春町はふらりと寄れるものではない。直線で結ぶ電車の路線もないし、車を使ってもなかなかの距離。遠いのだ。
聞けば電車で東京へ帰るには一度仙台へ出て、そこから新幹線に乗るという。確かに通り道と言えば通り道かもしれない。でもだがしかし。それでも我が家を思い浮かべて、連絡をくれたことが心から嬉しかった。私もちょうど顔を見たいなぁと思っていたタイミングだったのだ。

普段からメールなどで時折やりとりをしているし、お互いsnsでも毎日のように様子はうかがっている。けれども実際に会うのは久しぶりのこと。会えば会っていなかった時間をたぐりよせるように話が尽きず、そしてよく笑った。なんてことはない私の手料理を、おいしそうに食べてくれる友人が目の前にいる。気の置けない友と囲む食卓の、この上ない幸せよ。もうそのこと自体がご馳走なんじゃないだろうか。
ほろ酔いの食後には、夫も交えて3人でひんやりとした床にゴロリと仰向けになって、K子さんにリクエストした本の朗読会。これはスペシャルなデザートのようで、あまりもの気持ち良さにウトウトしてしまうほど。思いがけない夏の良い思い出。

彼女と出会ったのはもう十年以上前になる。忘れもしない、知人を介して知り合った際、頂いた名刺に書かれた「朗読家」という肩書。そして彼女はその素敵な肩書の通り、澄んだ声の響きを耳に、そしてこころに届け、自ら言葉を声にして発する喜びと新鮮さを、あれからずっと伝え続けている。

私がしばらく更新していなかったnoteをまた始めようと思い立ったのは、
コツコツと静かにnoteを更新しているK子さんから刺激を受けたからだ。あれこれとアドバイスをもらったわけではない。並走するかのように、さり気なくやる気を起こすためには、細かなアドバイスなどいらないのだ。やるかやらないかそれだけ。どちらを選んでもいいんじゃない?という余地は、ちゃーんと残してくれている。さてどうする?などと、聞いてしまったら野暮になる。あれこれ言わずに何をどう気持ち良く受け取らせるのか。優しさにもいろんな種類がある。

飛び飛びではあるけれど、3日坊主で終わることなく、noteを再開して1か月以上が過ぎている。
K子さまにお礼を込めて。きっと明日も更新致します。

9月22日(金)曇り時々晴れ 最高気温24℃ 最低気温18℃