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青梅と氷砂糖を交互に 7月11日

日記を3日飛ばしてしまったけれど、
その間に梅シロップはちゃーんと漬けた。
青梅は洗ってヘタを取ってから冷凍していたので、
作業と言っても特別なことは何もなく、
後は熱湯消毒した広口瓶に氷砂糖と交互に入れるだけ。
入れ終わった様子が美しいことも知っているはずなのに。

そう。
漬けるというよりも「入れる」というただそれだけのこと
だったというのに、なんでやれなかったのだろう。
でもそんな自分を責めないこともトレーニングのひとつ。

この梅雨時の空気のように、気持ちも頭も体も、ここのところ
重かったからか。ちょっとしたことができないときがある。
それを「あ!やらなきゃ」と思わせてくれた『天狗の台所』
天狗さまの力だろうか。
面白くて結局一日に数本ずつ見続けて、最終回まであっという間。
ちょうど今頃と同じくらいの季節から始まる話だったのも
良かったのかもしれない。
主題歌になっている折坂悠太の「人人」もいい曲、いい歌詞だ。
ずいぶん前の曲だけど「犬ふぐり」も好きな曲。



『群像』8月号にエッセイ「昼寝の後で」を掲載して頂きました。
文芸誌にお声をかけていただける日がやって来るとは夢にも
思っていなかったので、大変ありがたく、その嬉しさを
じんわりとかみしめております。
編集のNさんには大変お世話になりました。

お店をやることと文章を書くこと。
それぞれ仕事の内容は違っても、自分の中では根っこは同じ。
どちらかひとつというのではなく、今は
双方があることでバランスを取っている感覚があって。
お店の仕事と同様に、やはり文章を書くことが好きなのだと
つくづく思うこの頃。まさにヘタの横好き。
一向に上手い文章が書けずにおりますが、だから飽きずに
続けられるのかなと。無駄にポジティブなのか。