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舞台音響入門講座@世田谷パブリックシアター に参加してきました!

今日は、世田谷パブリックシアターで行われた舞台音響入門講座に参加した。

感染症対策のため大幅に人数を減らしての開催とのこと。びっくりするぐらい枠があっという間に埋まった。

この講座を知ったのは、受付開始数日前だったと思う。Twitterで見かけて興味を持った。会場となる世田谷パブリックシアターはものすごく大きい劇場で、私も何度か行ったことがある、大好きな場所だ。舞台の裏方にも元々興味があり、最近音響の仕事もさせていただいているので、ぜひ受けてみたいと思った。

参加人数は30人。
それをさらに10人ずつのグループに分け、ローテーションの少人数での受講になっていた。
消毒もこまめに行い、ゴム手袋も配られた。
感染症対策も厳重。

内容は、
コード関係のこと
巻き方や、アンペアなど電流のこととか

ミキサー関係のこと
操作方法、音響チェックの方法

マイク関係のこと
マイクの種類や扱い方など

主にこの3講座をローテーションで教えてもらった。

どれも、ものすごく勉強になった。
なるほど、と何回言ったか分からない。考えてみたらこうしてプロにしっかり教わることは初めてかもしれない。演劇部でも先輩からなんとなく受け継いだことなので、理由もわからずやっていたことが多かった。それがここに来て基礎から教えてもらったことで、あれはそういう事だったのか!という発見がたくさんあった。学ぶって大切だなと改めて思った。学ぶって面白い。

私は最初に、ケーブルの巻き方を教わった。今まで適当にやっていた8の字巻きをマスターすることが出来た。
講師の方ははすごかった。どのくらいで巻けばどこにコードの先端が来るか分かるみたいだった。しかもめちゃくちゃ巻くのが早かった。ずっとプロの速さを見ていたから今まで見よう見まねで周りに合わせて適当に巻いていたコード。ゆっくり丁寧に教えてもらってしっかり理解することが出来た。なんでそう巻くのかとか、何が違うと作業がしづらいのかとか。本当に勉強になった。

ミキサーはアナログ卓とデジタル卓を選択できたので、せっかくならと使ったことの無いデジタルを教えてもらった。人数が少ない分2人に1人くらい講師の方がついておしえてくれたので色んなことを聞けた。
デジタル卓は死ぬほど複雑だった。どうやらアナログ卓の3倍のフェーダーが使えるというシステムらしい。少しサンプラーに近い。
アナログでもミキサーは十分色んな機能があって難しいのだが、デジタルはその比じゃない。
ただその分色んなことが出来ることはわかった。ミキサーについては知りたいことが多すぎて時間が全然足りなかった。

最後はマイクの話。気になっていたハウリング対策などひとつひとつ整理して教えていただき分かりやすかった。そういう時はこうすればいいのか!がたくさんあった。(知ってもできるかは別、笑)
マイクは口にちかづけて使うため感染症対策もかなり大変そうだった。マイクの洗い方まで教えていただき、面白かった。今までそんなこと考えたこともなかったが、劇場では感染症対策の前からやっていたようだ。3年間演劇をやっていても全くしたこと無かった。

全体を通して感染症対策に関してのお話も沢山聞くことが出来て大変勉強になった。今この時期に受講できて良かったと思う。

講座、というものを久しぶりに受けるにあたって、行く前に決めていたことがあった。
それは、必ず何かしら質問すること。
受講費3000円の時間をもっと価値ある時間にするために、とにかく質問しようと思っていた。
でもそんな心配もなく、質問は溢れるように出てきたので沢山質問した。面白くてとても充実した5時間だった。

あっという間に終わってしまった舞台音響入門講座。もっともっと音響について、舞台について知りたいと思った。知りたいことを知る時間は純粋に楽しかった。舞台のことを考えている時間はいつも本当に楽しくて、最高だ。

私は、やっぱり舞台が好きだ!

今日は舞台音響入門講座の日。

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