ストップモーション撮影メイキング

昨日のnoteで投稿したストップモーション作品、無事完成、アップロードすることが出来た。

今日はそのメイキングのお話。完成した動画、ぜひご覧いただければ…！
↓

神奈川バーチャル開放区にも、無事期限内に応募が完了した。間に合った。。締切は7月31日。
投稿したのは7月31日の午前3時ごろ。なんというギリギリ。。

ここからは、作っていく過程を少しお見せしたい。

スマホで撮影してしまったためあまり撮影時の写真が無いのが残念だが文章でお伝えしたいと思う。

撮影前日

前日の、29日の時点で出来ていたのは、実は黒い魚の用意だけ。そして、タレビンのキャップをマスクに見立てた予防啓発動画にする。ということだけ。

この時は、色んな色の魚を作ってみたりもしていたが、色の組み合わせなどを考えながら動かすのは相当なセンスが必要そうだった。
そこからなるべくシンプルな配色で行こうと必要最低限にし、白と黒のみになった。

おおまかなストーリーは、前日に確定した。それまで考えていたストーリーはあったが、前日に思いついたものを採用した。
タレビンに醤油を詰めるという1連の動作の中での魚たちの世界の話に。これが一番シンプルで分かりやすく、伝わりそうだ。

撮影日（締切前日）

30日。仕事の休みの日。
この日に全て終わらせなければ間に合わない。という非常に追い詰められた状況。全く、いつもこうである。。

9時半頃起床。朝ご飯も食べず作業開始。
使う小道具を揃え、魚たちのリアクションに使う紙を切ってゆく。

この辺りで背景の色とリアクションの紙の色を魚の色ともバランスをとりながら決めて行った。

魚が主に白なので薄い色にしてしまうと見えづらく、濃い青にした。
背景の台紙は色画用紙の上で全て行っている。
リアクションは、青に映える白い紙に。

午前で準備を整え、午後から撮影開始。

まず冒頭の動画から順番に撮影していく。ストップモーションも大変だが動画が結構かかる。光の加減なども調節しながら何テイクも撮った。

ストップモーションは、ストップモーションスタジオ というアプリを使用した。
カメラがズレるといけないので、スマホスタンドで固定し、手頃な台に乗せて撮影。
このアプリが非常に使いやすく、おすすめだ。これのおかげでだいぶ楽に撮影が捗った。
シャッターは手で押すとぶれてしまいそうだったので、Bluetoothで繋げるリモコンを使用した。

動かしてはシャッター、動かしてはシャッター、の繰り返し。おおまかなストーリーは決まっていたものの、魚の動きなどはその場で自然に見えるように考えながら動かした。余裕があれば魚の動きなども、もっとこだわれたのにとやはりギリギリを恨む。
小さい頃やったお人形遊びを思い出す。自分でその作品の世界を動かしている感じはとても楽しかった。

全て撮影したらラストの動画を撮影して終了。

ここまでで19:00ごろ。

お風呂や夕飯を急いで済ませ、編集にはいる。

ストップモーション自体はストップモーションスタジオで編集した。コマ送りの速さや停止する場面の秒数を調整。
その後それを一つの動画として保存し、動画編集アプリで動画とストップモーションを繋ぎ合わせた。

動画の切り替えはもちろん、効果音や音楽を入れていく。全てフリー素材にするならどこからとるのか、など色々調べていたので、事前に調べたサイトで音を入れる。
今回はYouTubeStudio と、効果音ラボを使わせてもらった。

その後テキストを入れ、完了。
題名は、実はテキストを書く時になって考えた。つけたタイトルはcap。
その場で考えたにしてはシンプルで、気に入っている。蓋をする、という意味。コロナ終息の意味合いも込めてこのタイトルにした。

それからYouTubeにアップして、概要欄を書いて、応募フォームに入力出来たのが午前3時。

今日はよく眠れそうである。

こうして、動画作品がまたひとつできた。
自分では最高傑作だと思っている。
イメージを形にできた感じがある。
自分の作りたかったものが出来て、それをいいねと言ってもらえる喜びを初めて感じた気がする。
だんだんとこうして創作が楽しくなっていったらいいな。

この作品、1番時間をかけたのはテキストかもしれないと思った。
ここのメッセージの言葉を何回も何回も推敲し、思いがしっかりと伝わるように言葉を選んだ。
ここだけは何日も前から考えていた。それでもギリギリまで書き直した。
医療従事者やエッセンシャルワーカーへの応援という難しいテーマだが、頑張れ頑張れ、ありがとうありがとう、ばかりが応援、感謝じゃないという考えは変えたくなかった。
著名なアーティストなら話は別だが私のような素人ができることは限られている。素晴らしい作品で心を揺さぶることは難しいかもしれないけど、行動を促すことは巡り巡って応援になるのではないかと考え、それを分かりやすく短い言葉にして伝えられるようにした。

コロナはみんなでたたかおう。
頑張るのは医療従事者の方だけじゃないはずです。

改めて、1日でも早く終息しますように。

今日はストップモーション作品、メイキングのご紹介。