素敵なマジックを見て思い出したこと

今日家に帰ると家族がテレビを見ていた。
チャンネルはNHK。超絶神業!マジックバトル夏の陣という番組だった。

私が見た時にマジックをしていたのは、高重翔さん。何度かTwitterで顔を見た事がある方だったのでテレビに出ていてびっくりした。

高重さんのマジックは、とても素敵だった。
技そのものはどこかで見たことがあるものかもしれない。
でもその世界観やストーリーは不思議で、オシャレで、とても素敵なマジックだった。

マジックって素敵だ。

不思議で、オシャレで、かっこよくて、スマート。

私が初めて見た大道芸もマジックだった。
その時のショーが路上パフォーマンスに興味を持つきっかけだった。

実は、その人に憧れてひとつだけ練習したマジックがある。
マジックといっても簡単なものだ。
トランプカードを手の甲に隠して消えたかのように見せる、あれ。

簡単なもの、のはずなのに。簡単なもの、に見えていたのに。私には全然簡単じゃなかった。ちゃんとできるようになるまで何ヶ月もかかった。

これひとつに、こんなに時間がかかるなんて。
私が不器用なだけかもしれないが、カードが消えるまでびっくりするくらい時間がかかった。
この単純なマジックに、数ヶ月。じゃああのルービックキューブ揃えるやつは?カードが入れ替わるやつは?一体どれだけ練習したんだろう。いや、そもそもこのショーが出来上がるまでにどれだけの年月がかかったんだろう。想像もつかなかった。何よりすごく大道芸人さんという存在を尊敬した。

マジックをひとつ練習しただけで、すごく色んなことを考えたのを覚えている。

マジックだけじゃない。命をかけたローラーボーラー、かっこいいジャグリング、キュートなバルーン、迫力のアクロバット。他にも色んな大道芸があるけど、簡単そうにしている事でもきっとすごく長い時間をかけてお客さんの前で披露できるまでになるんだろうな、と思うとどれも本当にかっこよく感じた。

今、大道芸を見に行けなくなって久しい。
あの時の感動や憧れの気持ちを忘れそうになってしまう自分がいた。
今日のマジックを見てこのことを思い出せたことが嬉しかった。

少しずつまた大道芸もはじまりつつある。

見に行けるのがいつになるか分からないが、この気持ちを忘れないように頑張っていきます。

今日は、マジックを見て初心を思い出した日

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