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原宿カヴァーライブ7/2

アーティストの方って結構カヴァーするけど、大元のイメージが強すぎて、カヴァーされた物を聴くと期待外れなことも多くて。それなら色々自分色に染めることなく、純粋にコピーしてくれた方がよっぽど聴きやすいのに!なんて思っちゃうこともよくあります。カヴァーって、その人の力量が如実に現れちゃうから怖いよね。

冒頭からいきなり毒っぽいけれど、一昨日の土曜日に原宿で行われた浅岡雄也さんのライブはカヴァー特集ということで、普段のライブはおろか、歌っている姿を初めて見る曲が目白押しでした。

浅岡さんの歌い方や音楽の作り方がとても自分の好きに合っているので、きっとオリジナル以外の曲も自分好みのテイストに仕上がるのだろうという確信はあったけれど、やっぱり実際に聴くまでは期待と不安が半分ずつで。知らない曲が出たときにいつもどおり盛り上がれるだろうか。そんなことを考えていたのだけど、いざ始まってしまうとそれが誰の曲だろうが、オリジナルがどんな個性的な歌い方をしていようが、どの曲も浅岡さんの音楽になりました。

その道のプロって、応用をきかせて自分の専門以外の分野にもうまく対応しますよね。例えば、和食の料理人だけど洋食も作れたり、バスケの選手がテニスも上手だったり。もちろんそれぞれのジャンルを極めるためにはそのための特別なことをしなければいけないけれど、ガチガチに固めるわけでないなら、何かの分野に精通する人は、自分の得意な分野を軸として物事を展開していくので、ぶれることなく他でも高いパフォーマンスをあげられるんじゃないかな。
あとは、対応力。物事に向かう心構えというか。自分の強みをわかってるから、たくさん持っている光らせるための細かいパーツを惜しみ無く散りばめていくような。結局は気前の良い人の方がうまくいきそうだね。

話を戻して、だから、推しの浅岡さんが歌うカヴァーは達人の妙があったような気がします。音楽の作り方や、自分の声の強みをしっかり把握しているから、どの曲も素敵な仕上がりだったんだろうな、なんて。

2部はテクノライブでした。
とは言っても普段テクノをほとんど聞かない自分にとってはわからないことだらけでしたが、色んな音が重なり消えて行く感じがとても楽しかったです。
録音OKだったので後から聞き直してみたら、すごくかっこ良い!椅子に座って行儀よく聴くより、イヤホンで聴いた方が面白さが倍増しました!
こちらも即興で作っていく音楽ということで、演者の持つイメージや音を重ねていくプロセスのセンスがかなり問われると思いますが、どんな状態でもやっぱり浅岡さんの作る音は好きなんだなぁ。

ということで、掴み所のない話になりましたが、とにかく楽しい1日を過ごしたのでした。おしまい。

では、また明日!

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