職場の異動にあたり～桜咲くこの場所で～

今日から新しい職場へ完全に異動しました。
僕は他の職員に比べて異動が多く、これで通算９ヶ所目の職場になるのですが、やっぱり職場の引っ越しは寂しく、気が滅入るものですね。

今回は業務内容的に係が縮小されて減員になることは予想してましたが、まさか自分も異動対象になるとは周りも僕自身も思ってもいなくて、仕方ないこととはいっても一人だけ残ることになった上司を置いて出ていくのは申し訳なく、辛く思いました。

この１年間は初めて尽くしで、去年の４月に着任するなりいきなり現場に駆り出されて作業に従事することになった時は、想像以上に大変な所に来てしまったと不安と心配しかありませんでしたが、少しずつ日数を経る毎に、他のスタッフさんとも打ち解け、楽しく思えることが増えたのでした。
ただ、自他共に認める不器用さと、他のスタッフが２年目の所一人だけ１年遅れで入ったことで、いつまでも作業は遅く、戦力として十分働けている自信はなかったのですが、なんとかやりきることができました。(まあその分契約などのデスクワークは一手に引き受けていたので必要とされるポジションではありましたが)

理不尽なこともあり、不満に思う毎日を過ごしたこともあったけれど、この１年間僕が従事した業務は、この先２度と必要とされないと思われる内容で、数千人の職員の中で経験できたのはこの部署にいたほんの４～５人だけという貴重な経験だったことには間違いありません(お察しの良い方は何の業務だったかわかってしまいそうですね笑)。こんな風になりたいなと思わせてくれるお手本となる上司や、お手伝いに来てくれた個性豊かな委託の方々などとの良い出会いもありました。

去年の春先に作業現場で見た桜、来年もみんなで見れるかななんて話してたのは叶わなかったけど、きっとこの先どこの桜を見ても思い出すんだろうなぁ。
大好きなFIELD OF VIEWの曲に「桜咲くこの場所で」という曲があり、なんだかその歌を思い浮かべてしまいました。

桜咲くこの場所で　君と初めて出会った
今も忘れられない

君との鮮やかな記憶　きっと消せやしないけれど
目をそらさずに　僕は歩き出そう

残念ながら僕は最後までこの業務を見届けることはできなかったけど、後は信頼できる方達に任せて次のステップに進みます。「目をそらさずに僕は歩き出そう」。頑張ります！

では。また明日！