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アウトドアファブリック大全

「アウトドアファブリック大全」が、グラフィック社から発売されました!
この本は、実験、実験、日々実験でチームメンバーみんなで苦労しながらもやっと完成した本です。

マニアックな世界

「アウトドアファブリック」とは、アウトドアに使うのに最適な布の事です。今回は特に実際に布だけで入手可能なものをメインに選び、次のような実験を地道に行っております。

・一度切れてからの強度
・熱に対する強度
・防水性
・岩などに擦れた際のすり切れ強度
・ミシンで縫った際の針穴の残り具合

各メーカーが出している強度ではなく、完全に主観で実験をしてその結果を知りたかったこともあり、1種類ずつ検証しております。
アウトドア用の布は、厚さや生地にした際のギミックで大きくその結果は変わるのですが、「自作をするのに使いやすい布」という視点だけで、布の厚さなどそういった事はこだわらずどんどん調べてみました。

布を知れば、無駄遣いが無くなる?

この本を作る際の思いのひとつとして、アウトドアウェアやギアなどの布を使った製品に対する無駄遣いが無くなったらいいなというのがあります。
昨今のアウトドアブームも相まって、とかくアウトドアウェアはお値頃価格のモノから超高額商品のものまで様々です。

ファッションとして「欲しい!」はいいのですが、機能として購入する際は、単に「一番高いやつなら安心だろう…」ではなく、使うシーンや季節や負荷に合わせてちょうどいい機能のモノが選べれば、あまったお金をアウトドアに遊びに行くことに使えるかも?と思ったわけです。

実際に、山に行ってもキャンプに行っても、もったいないくらいオーバースペックのモノを着用し、かつ「フィールドや季節属性から見たら相性が悪い」というかたもいます。

つまるところ、「もったいない!」というわけです。

自作の世界へようこそ

もうひとつの思いは、「自作」の世界に片足の親指の先っちょだけでも入って頂けたら嬉しいなと思っての執筆です。

バックパックやサコッシュ、ハンモックにタープ、実はアウトドアファブリックを購入すれば、意外と簡単に縫って作ることができます。これができれば、自分が本当に欲しいサイズ、性能のものを作れたり、購入した既製品を自分好みにカスタマイズすることもできちゃいます。

自作を始めると、モノを長く使う術が身についたり、モノを購入するときに、「本当にこの価格は見合っている製品か?」というのも見極められるようになります。個人的にはメリットが大きいと思っている自作の世界を皆さんにもお伝えできたら嬉しいなと思っています。

本当は、もっとたくさんの布を調査したかったのですが、出版は他の仕事と同様予算や期日、そしていろいろな絡みからできることはどうしても限られてきてしまうので、可能な限り全てを出し切ることに注力しました。もしも少しでも「いいかも」と思ったら、購入して頂けると嬉しいです。


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