お散歩なんみんになったWithころな。(小太郎日記 ぼくのたいせつな日々 その11)
ぼく小太郎です。
お散歩にお困りのみなさんは、いらっしゃいませんか。
ぼくは以前、豊島区の北大塚に住んでいました。ミドリは少なかったけれど、家の裏に巣鴨公園がありました。豊島区は、犬立ち入り禁止などどいう前時代的な差別のない区です。公園のキャッチボールゲージは、子供たちが学校に行っているときは、ぼくの専用ドックランでした。砂がしいてあり、埃が立つのと、水たまりができやすいのには困った。でも、せんせいにリードを外してもらって走り回ると爽快でした。
ところが、文京区に引っ越すことになり、びっくりです。小さな公園もぼくは立ち入り禁止です。都営の小石川後楽園や六義園もシャットアウトです。
「こた、どうしよう。困ったね。ま、歩道は広いし、ミドリは多いし、がまんできるね」
ぼくが小さな頃は、散歩にでるたびに、次々と「かわいいね」と声がかかりました。ぼくもまんざらではなかったのですが、せんせいもよほどうれしかったのでしょう。まだ、幼いぼくを1時間も2時間も散歩に連れて行ってくれました。
ぼくが大人になって、トリマーさんに行ってきてから数日はかわいいのですが、十日もすると、おっさんぽくなってしまいます。
「成熟した大人の証拠でしょ」
と訴えるのですが、どうも、このあたりから、せんせいの散歩熱が衰えたみたいです。
でも、しばらくするうちに、耳寄りな情報が入りました。東大の本郷キャンパスは、外部のひとも自由、犬もフリーだというのです。早速、ぼくはせんせいをせかして、意気揚々と出かけました。建築学部のあたりは、他のいぬのおともだちも日曜日は集まって来て、楽園でした。
そんな日々が、ころなの影響で一変しました。赤門の守衛さんは、身分証がないぼくを入れてくれません。もちろんせんせいも入れません。
散歩なんみんになった小太郎より。
メリークリスマス🎄 みなさん、よいおとしを。
年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。