コミック版の「風の谷のナウシカ」読了
コミック版の「風の谷のナウシカ」読了。
丁寧に読んでいくと、ひっかかるところが多く、アニメ版とは別の作品だとわかる。1982年2月号 - 1994年3月号に、徳間書店のアニマージュに連載されたとある。
その世界観は、第一巻で南方熊楠かと思われるが、一方、リドリー・スコット監督の「エイリアン」(1979年日本公開)の内臓的な世界も、特に6,7巻になると強く感じられる。
これほどポピュラーな作品になると、おそらく下敷きにある文献を精査した論文も出ているのだろう。今回の歌舞伎版は、映画ではなく、コミックを基にしていると聞いている。
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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。