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尾上菊之助の春秋 その貳 夏 2020-

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すでにご愛顧いただいている「尾上菊之助の春秋」が、収録記事80本を超えて、重くなっていますので、新シリーズを始めることにいたしました。これまで同様、定期マガジン「長谷部浩のノート…
歌舞伎の正統な継承者であり、『風の谷のナウシカ』歌舞伎版を企画した冒険者としての尾上菊之助の現在に…
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#国立劇場

菊之助の『春興鏡獅子』と『京鹿子娘道成寺』配信から見えてきた舞踊の魔

 菊之助が国立劇場とともに収録した映像「尾上菊之助の歌舞伎舞踊入門」を観た。  『春興鏡…

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長谷部浩
2年前
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「尾上菊之助の歌舞伎舞踊入門」が、明日から配信される。

 尾上菊之助さんは、現在、歌舞伎舞踊の頂点に立つ一人ですが、国立劇場が独自に収録した『春…

長谷部浩
2年前
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【劇評252】正確な描画力にすぐれる菊之助の『盛綱陣屋』

 三月の国立劇場は、『近江源氏先陣館』を菊之助が出した。  「歌舞伎名作入門」と題したシ…

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長谷部浩
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三月国立劇場。菊之助の『盛綱陣屋』は、丑之助が鷹揚たる小四郎を見せる。

 私信ではなくても、封書を開けるのは楽しい。愛用のペーパーナイフを使って、のり付けされた…

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長谷部浩
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【劇評246】偉大なるマンネリズム。菊五郎劇団の『南総里見八犬伝』

 いつもと変わらない正月を迎える嬉しさ。国立劇場の初春公演は、菊五郎劇団総出演の『南総里…

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長谷部浩
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【劇評199】いつもの正月のように。なにも変わないことの貴重さ。菊五郎劇団の国立劇…

 いつものように正月が訪れる。初芝居に行く。繭玉を観る。それがどんなに貴重なことか。  …

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長谷部浩
3年前
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菊之助が造形する光秀の像はいかに。

 三月の国立劇場は、『時今也桔梗旗揚』で、四世南北の「明智光秀」を見せる。  昨年の三月は、菊之助が『義経千本桜』の三役、忠信、知盛、権太を演じる予定だった。コロナ渦のために急遽、中止となり、いち早く無観客配信されたのは記憶に新しい。  今年は、この『義経千本桜』に再挑戦するのかと思っていたが、『時今也桔梗旗揚』とは意表を突かれた。  近年の上演では、「馬盥」が中心となる。菊之助の演じる武智光秀が、馬を洗う盥で酒を呑まされ、過去の恥辱を明かされる。この春永(織田信長)の横暴に

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【劇評209】芯のある時代物。菊之助渾身の『時今也桔梗旗揚』。

 緊急事態宣言下にはあるが、関係者の努力によって、芯のある芝居が観られるようになった。 …

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長谷部浩
3年前
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長谷部浩
3年前
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