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押忍押忍!2021年にした仕事と書いた記事

「実在したのか」「何をしているかよくわからない」と言われるはせがわです。

元日なので、2021年をだいたい「仕事・プライベートワーク・日常・書いた記事」の4パートで振り返ってみました。

本業仕事の振り返り

2021年は、株式会社プラスクラスで本格的に働き始めた年でした。主な仕事は、ざっとこんなところです。

・ウェブサイト制作ディレクション
・リニューアルサイトのSEOフレンドリーチェック
・オウンドメディアのプランニングとコンテンツ骨子作成
・Googleビジネスプロフィールの改善
・アクセス解析
・ユーザーリサーチ、マーケットリサーチ
・事例記事作成
・サイト改善(CRO・EFO)
・ URL正規化調査、プランニング

(これ以外にも細々あります)。

このほかに、社内でも「エントリーフォーム最適化・ホワイトペーパー施策・ローカル検索/Googleマイビジネス」をテーマにした勉強会も行わせてもらい、自身のスキルやノウハウを言語化すると良い機会にもなりました。

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12月からは、インハウスエディターも始めました。

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2021年は約10社ほどのクライアントワークを担当。

業種や業態、サイトの状況なども様々なものでした。データベース型の大規模サイトもあれば、オウンドメディア、BtoBのコーポレートサイト、BtoCのサービスサイトもありました。

以前はほぼインハウスでしたので、それまでの「経験を汎用化する」「知識を体系化する」ことに大きな時間を割きました

※『いちばんやさしい新しいSEOの教本』が大いに役に立ちました。

当初苦労したのは、顧客のサイトの制約や条件。いわゆる「ベストプラクティス」が打てない中での支援が少なくありませんでした。

その中で「何ができて・何ができないか・業態によって相性の良い取り組みは何なのか・顧客の考えている事とユーザの求めていることの違いをすり合わせるには」、そんな問いを突き詰める1年でした。

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ただ、どんなサイトや業態でも共通して有効だったのが「ユーザーリサーチ」です。新しくサイトを作る場合もそうですし、コンテンツを支援するシーンでもそうでした。

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一見、「検索順位を上位にする」視点では、ユーザーインタビューや市場リサーチは必要ないように思えるかもしれません。

しかし、検索流入が伸び悩んでいたあるオウンドメディアでは、ユーザーリサーチの前後では効果が大きく変わりました。

「どのような切り口や情報、表現がユーザーに気に入られるか?」を明らかにし、単純にボリュームが多い検索キーワードを選ぶのではなく、ユーザーインサイトに基づいた切り口を取り入れるのは、コンテンツコモディティ化時代における近道のように思えます。

競合のコンテンツを真似る手法だと、「まだ競合が取り上げていないテーマの発見が難しい」面もあります。

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Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)でも、取り組みの型が見えてきた一年でした。

「クチコミの評価が下がり、成約率や問い合わせが下がったり、ユーザーの満足度が下がっている」という店舗に対して、

・ビジネスヒアリング、インサイト分析
・クチコミ分析
・クチコミを増やすための取り組み
・クチコミの返信例の作成
・Googleマイビジネスの基本情報の改善

に取り組み、3ヶ月という短い期間で検索数・アクション数が倍増した店舗がありました。

ヒアリング・インサイト・クチコミ分析→クチコミのオーディエンス向け改善→基本情報の改善という順番を大事にしています。

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いきなり、ページの改善やクチコミの返信から入りません。

「現在、ページがどのような人にどのような環境、どのような状況で見られており、それによってどんな行動が生まれているか」を整理した後で、コミュニケーションを理想の状態にもっていく情報や届き方を設計します。

いきなり改善に入ると、機械的に情報を埋めるだけになって、表示数のような成果につながらない結果や有効なクリックに結びつかないことが多いからです。

順位や表示数は無意味ではありませんが、特定の仮説の確認にしかならず、そもそもローカル検索の場合、なぜその結果になっているかの分析が難しい指標です。

大規模チェーンのように、時間軸・地域別でデータが比較検討可能な店舗なら別ですが、1店舗しかなく外的要因を受けやすいビジネスにおいては、労力のかかる順位分析は活用しないことが多いです。

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具体的な取り組みは、いつか公開するかもしれませんが、このケースは「スピーディーに対応すること」と「ユーザー理解から入ること」が、成功の鍵だったように思えます。

業種業態によってGoogleビジネスプロフィールの取り組み方は変わります。

ユーザーを理解することと、素早く試して、結果を即座に確かめながらチューニングしていくことが重要かと思います。

プライベートワークの振り返り

さて、プライベートワークに関してです。

2021年は、新しい編集・ライティングの仕事と登壇の機会が増えました。

編集・ライティング案件

基本的には本業優先なので、副業で月1〜2件ほど、計10件ほどの編集・ライティングをやりました。

事例記事の編集、書籍インタビューの編集、社内インタビュー、オウンドメディア・寄稿記事の編集などなど。

本業とは違う立場でコンテンツに関わり、他の会社のスタンスに触れるので、かなり思考の幅が広がった気がします。

なかでも、企画構成から取材・執筆まで担当した、広告運用会社のフィードフォースさんの「広告運用のインハウス・代理店の違い」の記事は、本業面でも編集面でも学びが多い機会でした。

2022年も引き続き、このぐらいのペースで携わっていきたいなと考えています。

とは言っても、「副業を本業にしよう!とか第2の収入の柱を!」まで張り切ったものではなく、知人や一度受けた案件を少しずつ広げていく予定です。

登壇関係

年始と年末に、イベントに登壇する機会をいただきました。

ローカルビジネスカンファレンス2021

ISM LT 祭り 2021

ISM LT 祭り 2021のきっかけは、Twitterスペースなどでよく参加させてもらった「オウンドメディア勉強会」と「香味泡」。

最新のトピックや先の見えない未来や仮説を想像するのが得意なので、そういった「これからの話」をする機会をもらえるように、2022年は活動していくつもりです。

ニュースレター

2021年はニュースレターが熱い!と思い、ニュースレターについてのニュースレターなど、3つのニュースレターをそれぞれ3ヶ月ずつほど発行してきました。

この「ニュースレターについてのニュースレター」は、現在noteでまとめ版を作成中です。

いちど書いたんですが、結構書き直す必要があり、来年頭に出せたらいいかなと言うふうに思っております。すみません、お待たせしております。

今後ニュースレターを更新していくかどうか、実はちょっと迷っています。

どちらかと言うと、他のニュースレターを手伝ったりしてみたいなーと思っていたりもします。もしご興味ある方いればお気軽にご相談ください。

2021年のnote

書いた記事:10本
スキされた数:990回
全体ビュー:8.1万回

ニュースレターにリソースを割いたので、2021年は目的を絞って書く1年でした。というか、それ以外の時間があまり作れなかったというのが悩みです。

よく読まれたnote

書くことについて

ニュースレターの発行は、文体や表現の変化を試みた時期でもありました。

ちょっと崩した表現をしたり、冗長にしてみたり、書くリズムを重視してみたりと試みています。

2021年読んだ『ライティングの哲学』『書くことについて』にありましたが、「書くモード・編集するモードを分けて書くような癖がつける」「書くもののハードルを上げすぎない」「完成品を最初から求めない」のを意識した一年でした。

書くモードと編集モードを並行稼働すると、時間の削減どころか、「全く以て書き切れぬ」事態に陥ります。

書くモード集中がどんな状態かは、Twitter執筆や音声入力を試してみてください。どちらも編集モードとの並行稼働が困難です。

それをそのまま、一次アウトプットの受け皿にするのもオススメです。

日常

2月に三軒茶屋から清澄白河付近に引っ越しました。川沿いを散歩するのが日課です。

飲み屋が多いと聞くのですが、最近になってようやく、飲み歩く機会が増えてきました。

近くにお住まいの方、ぜひおすすめの飲み屋やカフェを教えてください。

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2021年前半と後半とで、本を読む量が増えました。TwitterやYouTubeを見る時間を大きく減らしました。

読むのは、人文書や漫画(漫画は変わった本が好きです。最近読んで1番面白かったのは、『悪童文庫』です。マイナーな本やマニアックな漫画を語り合う会とかやりたい)。

小説をもっと増やしたいなと、最近は思っています。

新しい小説よりも、古い小説やマニアックな小説が好きなので、これをまた、誰かにいろんなすすめを聞いてみたいなと思っています。2021年面白かった小説は『三体』です。

2021年の課題:腰と労働時間

心身。特に腰と腹が。。

フルリモートで家仕事をしていることもあり、腰痛に悩まされたり、運動不足でちょっとぽっちゃりしてきています。

「集中力が下がり生産性が落ちる→休息・運動の時間を減らす→フィジカルパフォーマンスが落ちる→生産性が落ちる」負のスパイラルに陥った1年でした。2022年最初の3ヶ月では、まず「働き方を変える」「働く環境を変える」「生活リズムを変える」のに取り組むつもりです。

体組成計で測ったら、あと6キログラム筋肉を増やさないといけないらしいです。マッチョになりたい(写真は関係のないマッチョ素材)。

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労働時間が増えているのも問題です。

多様な顧客を担当する上で、最適化された提案の形・ソリューションの形が作れなかったのが原因でした

SEOの取り組みは多岐に渡り、SEO以外の施策を提案・実施するケースが少なくありません。その状況のなかで「なにを?どこまでやるか?いくらで提案するのか??」を悩み続けた年でした。

この記事にもありましたが、SEOサービスにおける価格戦略で「○円で順位を上げます」というあり方を変えていきたいなと考えています。

SEOは検索順位を上げること・流入を増やすことだけでなく、その前の「リサーチ」工程にこそ、事業価値が眠っている気がします。

事業開発・セールス・パブリックリレーションズ・広告との連携まではまった時、それは事業としての価値を大きく変えます。

検索エンジンだけを見た事業ではなく、検索ユーザーがどう考えているのか?変わっていくのか?検索エンジンの進化を通じてウェブコミニケーションの未来を見据えていく、そんな視座で働きたい2022年です。

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ネットワークをもう少し多様にしたいとも思う年でした。2022年は、新たな分野や違う属性の人と出会う機会を増やしたいなぁと。

オンラインがメインの2021年、どうしても同業界やクラスタ内での交流が多くなります。

もしかしたら、趣味アカウントを別で作ってみて、別のネットワークを構築していくのもアリなんかなぁとも思っています。

最近インハウスエディターのnoteを書いたりしたのも、そういった背景が少しありますね。

2021年の抱負の反省

2021年は「豊かな買い物をしたい」と決めていたのですが、あまり買い物できませんでした。

ただ、「物を捨てる」ことはできました。

服を捨てたり(夏に捨てたせいで冬に寒い思いをしています)、本を捨てたり譲ったりしました。本を捨てる過程で、「買ったけど読まなかった本」が発見され、それがやたら面白かったりというセレンディピティも。

2022年

まだ何も決まってません!
三が日の間に、やりたいことを10個ほど挙げてみる予定です!
がんばれ!2022年の自分、がんばれ!

というわけで、昨年はお世話になりました!押忍!今年もよろしくお願いします!

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(これは最近通っている猫カフェの猫)

いつもサポートありがとうございます!サウナの後のフルーツ牛乳代か、プロテイン代にします。「まあ頑張れよ」という気持ちで奢ってもらえたら嬉しいです。感謝。