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熱量、空回っているかも?結論を鍛えて読まれるnoteを作るポイント

熱を込めても情報を詰め込んでも読まれていない場合、記事の「結論強度」が弱いかもしれません。読者を引き込む記事のポイントと、それを自分の型として再現する方法について。

これまでnoteの失敗と成功を振り返ってみました

1月は3本のnoteを書きました。

1本目の漫画noteは約8時間。2本目の読書前感想文は2時間、3本目のツイッターは3時間30分ほどかかりました。

しかし結果、1本目は100PV・10スキ。

なぜ1本目のnoteは読まれなかったのか?
・結論が多方向かつ多すぎる
・有益な情報が少ない割に長い
・思いつくまま情報量を盛り込んでいる
・読者をイメージできていない。置き去りにしている

そこで、まず始めたのは「型を作ること」でした。

型を作る=「自分のお手本noteマガジン」を作る

スキでブックマークすると、どのジャンル・意味でブックマークしたか分からなくなります。あと目的の記事が見つからなくなります。

そこで「用途・カテゴリ別」に非公開マガジンをいくつか作りました。(note感謝祭で、ピースオブケイクの深津さんに教えてもらいました、感謝)

FireShot Capture 484 - note ――つくる、つながる、とどける。 - note.com

お手本noteマガジンの効果
〇自分に響くもの・書きたいものの解像度が上がった
〇読まれるnoteが大事にしていること・使っているテクニックが分かった

先にテクニックだけを集めると「自分には合わない手法」や「テクニック同士の衝突」が起こります。最初に自分の響くものをフィルタリングすると型が見えてきます。

お手本noteマガジンを類型化してインプットした結果「読まれているnoteは結論の強度が高い」ことが分かりました。

結論の強度=人にすぐ伝わる発見。そして伝えたくなる言葉。

結論の骨格の創り方

天才以外が、結論強度の低いまま書くと、まとまりがないnoteになったり、書き切れず下書きだけが増えていきます。

結論強度が低いと起こりがちなこと
・全体像が把握できないので読みにくい
・終わりが見えないので書くモチベーションが続かない

そこで、まずはパソコンを開く前に「結論の骨格」を考えるようにしました。

参考にしたのは、SmartHRのインハウスエディターのふじじゅん🍢さんのnoteです。

ふじじゅんさんが考えたフレームワーク
・【1】最初の5分「結論≒仮タイトルにする」
・【2】次の25分「文章化前の骨子をつくる」

「文章化前の骨子をつくる」

(1):目的の明文化
(2):読者課題の整理
(3):記事のゴールの設定
(4):(3)に必要な要素の整理
(5):(4)の小見出し化

(読書前感想文の場合)
1.目的の明文化:読書前感想文に興味を持ってもらう。「書こうかな」と興味を持たせる
2.読者課題の整理:読書感想文のハードルの高さ。読書前感想文の認知度の低さ
3.記事のゴールの設定:「自分も書いてみようかな」とツイートやnote
4.3に必要な要素の整理:読書前感想文の説明・書き方・実例・始めたきっかけ・エントリーの仕方
5.4の小見出し化

このフレームワークで結論の骨格を作った後は、それを鍛える型があります。論理構造を強固にしたり、無駄を減らすことで、より結論強度を高めることができます。

結論の強度を上げる5つの型

『結論強度を鍛える5つの型』
1.「レアでリアル」へのずらし
2.タイトルで結論を言う
3.無意味な導入・目次は削る
4.冗長表現を削る
5.シェアポイントを作る

1.「レアでリアル」へのずらし

読まれるnoteは「レアでリアル」な体験が多いですが、書き方や視点をずらすことで取り入れられます。書きたいテーマの自分ごと化です。

(ずらし例)
「写真加工アプリ●●が凄い」
↓ずらし
「写真加工アプリ●●で
100種類の眼鏡を試したら、彼女ができた」

↓澤山さんのnoteを参考にしました。

2.タイトルで結論を言う

結論を出し惜しみしないこと、もっとも強い主張や共感を生むメッセージをタイトルに込めます。結論をチラ見せして、後半や導入につなげるのも有効です。

■タイトルで結論を言うと、読まれるようになった
「企業Twitterは軟式からチームの時代へ。じゃあ中の人これから何するの?」
「読書前感想文を書いてみた。どうして、その本を手に取った?」

失敗タイトルの「panpanya漫画の全111話を読み直して、その7つの魅力とおすすめの17本を語り尽くします」は結論を言っているようで、実は言えていませんでした。
→(「魅力って何?」「おすすめの本は何?」「ていうかpanpanyaって何?」)

3.無意味な導入・目次は削る

私のお手本noteだと、導入や目次を入れずに「いきなりフルスロットル」で書いている場合が多かったので、導入文や見出しを削りました。

noteの読者のほとんどはツイッターからの「ながら見」が多いと思います。その場合、閲読開始5秒で「興味なさそう」と思われたら、戻る(離脱)されてしまいます。

(※ただし、結論が多いものや、長くても価値が担保されている長い記事の場合は、導入文や見出しを入れてもいいと思います。例:「【1万字】ヤフーに新卒で入社し半年で部長になるまでの10の出来事」)

4.シェアポイントを作る

そのまま「シェアやリアクションしやすいタイトルやブロック」を作りました。

シェアポイントを作るとリアクションされやすい
●結論や重要な要素50字~80字くらいでまとめる
●記事タイトルをシェアするだけで主張が分かる

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例えばこれで大体100字です。

5.冗長表現を削る

冗長表現が少ないと結論が伝わりやすくなります。形容詞や「●●と思った・言えます・かもしれない」を削っていきました。

↓冗長表現の削除は、じきるうさんのツイート(返信欄含む)を参考にしました

反省点

今回の「企業Twitterは軟式からチームの時代へ。じゃあ中の人これから何するの?」は2点、課題を感じています。

1.対立軸を無理に作った
2.飛躍した主張

どちらもインプレッションを増やすのに効果的な手法です。推奨している場合もあると思いますが、ダークサイドに落ちやすいです。今回は「狙った伝わり方」を超えてしまった感がありました。

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お手本マガジンを作ると、自身が読みやすい文章、伝えたくなる記事を書けていないことが分かりました。

熱量を持って書いた記事、情報を詰め込んだ記事が読まれない、その原因は内容そのものより、結論強度にあることが多いです。

「お手本マガジンを作ること」
「結論の骨格を作ること」
「結論の強度を上げること」

この3つ、ぜひぜひお試しください。

↓ツイッターもやってますので、もし良かったら記事の感想や試した感想を教えてもらえると嬉しいです。


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