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BLS、ACLSって必要??



こんにちは、まっしゅです。


この記事を読んでくださっている方は、向上心に満ち溢れている方だと思います。(恐らく)



外部に、わざわざ、高額な費用を投じ、休みの日を使って、講習を受けようか迷っているのだから、迷ってるその時点で素晴らしいです。



本題に入りますが、
BLS、ACLSはいるの?というのは、私も思っていた事です。



BLSで約2万円、
ACLSともなれば、教材費を含めて約4万円です。
美味しいコース料理を2〜3周できちゃいます。



そんな費用を投じるのですから、当然、
費用に見合うだけの価値があるのか”
気になりますよね。




実際、BLS、ACLS、PEARS、ICLSを受講し、
私自身が、「価値があったな」「費用対効果が高かったな」と思う順にランキングをつけましたので、参考程度に見ていただければと思います。






1位【 ICLS   】
2位【 ACLS 】
3位【 PEARS 】
4位【 BLS 】



こんな感じです。



「おいおい、ICLSってなんやねん」
「BLSとACLSのことが聞きたいんだけど」
という声が聞こえてきますが、少し話を聞いてください




このランキングにはちゃんと理由があります。
その理由を後述していきますので、参考程度に読んでいただければと思います。




ランキング4位はBLSです。

費用 ¥約20000円
時間 1日




BLSは受講する必要はないです(キッパリ)





理由は、ACLSやICLSといったコースの中で、BLSの手技は一通り実施するからです。
手技はコース内で問題なく取得できます。


ACLSに限っては、AHAのBLS認定までもらえます。
BLSバッチや、認定書が欲しいのであれば話は別ですが、個別でBLSを受講するのは時間とお金が勿体無いです。





ランキング3位はPEARSです。

費用 ¥ 約20000円
時間 1日



認知度はかなり低いですが、
受ける価値は大いにあります。




PEARSで調べると最初に出てくるのは、
“小児救急”の文字です。



「いや、私、小児は看ないし興味ない」


と思ったそこの人!!ちょっと待ってください!



PEARSは、コース内で取り扱う事例こそ小児ですが、内容自体は小児に限った話ではありません。



実際、PEARSでの学びが、急変察知に一役買った場面も多々ありました。




PEARSの内容は何かというと、
“急変察知”です。


危ない呼吸を見分ける知識をつけ、
実際の小児の呼吸やバイタルを観察し、
グループ内でディスカッションをする。


そんなコースになっています。



コースが終わる頃には、受け持ち患者の呼吸を観察するのが非常に楽しくなります!(私はなりました!)



人体の生命活動が破綻すると、1番最初にキャッチできる異変が、呼吸異常です。



この呼吸異常が分かるだけで、状態変化のリスクに気づけるようになるのは言わずもがなです。



少々値が張りますが、ランキング上位の資格を取得後、時間とお金に余裕があったら、是非取得することをお勧めします。





ランキング2位はACLSです。

費用 ¥ 約40000円
時間 2日間 (開催団体によっては1日)



ACLSは、急変対応の知識や、蘇生時に使用する薬理学、チームダイナミクス等を座学や演習を通して学びます。



演習では、心臓イベントや脳卒中など、様々な状況を想定し、チームで急変対応にあたります。急変対応は、誰でも緊張するものです。
最初はめちゃめちゃ手が震えます。ですが、場数をこなすことで、頭より先に体が動くようになってきます。



様々なシナリオの中で、場数をこなすことができるのが、ACLSの演習です。
ハイレベルな講師にアドバイスをもらいながら、何回も演習ができる場面はそう多くありません。




演習の中では自分がリーダー(医師)になり、除細動器の指示や薬の指示を出す場面もあるため、急変対応のアルゴリズムや、体系的アプローチをより深く理解することができます。




受講には事前学習が必要だったり、教材費や受講料がが高かったり、大体2日間必要だったりと、ハードルは高いですが、受ける価値は大きいと思います。






続いてみんな気になる第1位は!
ICLSです!!

費用 ¥  4000(お弁当付)
時間 1日



ICLS、、


初めて聞く方も多いのではないでしょうか?



ICLSとは、日本救急医学会が主催のコースで、



“心肺停止に対しての最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得する”



という目標を掲げています。



簡単に言えば、
ACLSコース内の、
急変対応にフォーカスしたコースです。



BLSの基本的手技、DC操作、気道管理を学び、
その後に、DC適応の4つの波形を中心に演習を行います




自身がリーダー(医師)となって
指示を出すのはACLSと同じであり、
急変対応の演習だけでみれば、ACLSと遜色ありません




それに、お弁当までついて、4000円です。
(開催施設によりますが、、、)



正直、破格です。




ICLSのインストラクターをしてて思いますが、
コスパ最強のコースだと思います。



ただ、開催している場所が少ないのがネックです。



興味がありましたら、
是非、探して参加してみてください!!



話が逸れに逸れてしまい申し訳ありませんでした。



この記事を読んでいただいた方の参考になれたら幸いです。


最後までありがとうございました。



次は、

“急変に気付ける!バイタルサインのアセスメント”

を紹介します


まっしゅでした。




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