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今さら私的に「TENET」リピート鑑賞


0.はじめに

 こんにちは、hase3001です。今週は、映画「TENET」についてのブログとなります。また、いつものように、サウンドクラウドのタイムラインから30分程度のチルな楽曲をセレクトしていますので、よかったら、聞いていってください。

それではスタートです。

1.Weekly Selection 2021_WK15(27分54秒)

 今週は桜がチル季節となってしまいましたが、音楽も初夏の暖かさを感じるような、感じないような、心地よい楽曲を集めてみました。よろしかったら、日常的チルアウトなセレクションをお楽しみください。

2.「TENET」を何度か鑑賞した結果報告

とりあえず、予告編を・・・

 劇場での鑑賞は、昨年になるのですが、なんとなくストーリーがわかったかな?って感じでモヤモヤしていました。まぁ、映画の見方は、その程度が丁度いいというか、語らうところがあるほうが、いろいろ思いが持続する感じがあって好きな映画になりがちです。

 モヤモヤを少し解消するためにDVDを購入して、何度か繰り返して見たりしていますが、やっぱり、やる気、根気の問題なのか、途中で心が折れてしまいます。

 あと、映画マニアの皆さんが書いているブログ、動画やらタイムラインも見たりしてますが、面白いものです。特に、海外のyoutubeとかも面白い映像があったので、載せておきます。グラフィカルにタイムラインを再現しているのがいいですね。ほかのシーンもあるので、見てみると、いろいろヒントがありますね。

 ストーリーは、未来の科学者が世界を逆行させる装置を作り出したが、それが使われると、世界が終ってしまうということで、その装置を過去に分割して保管したんだけど、それを、さらに未来の悪人が、現在の悪人とつるんで、再収集するという計画を、TENETという未来の組織が、阻止するというお話。

 時間の進む方向が、未来に向かって続いているという概念が邪魔をして、逆行するマシンを通り抜けると、過去に同時間逆行するのが自分の未来にあたるなんて考えが、全然理解できない。しかも、同じ人が、同じ次元に順行している人も、逆行している人もいて、カオスな状態が、頭の中を混乱させるのがこの映画。かといって、整理しようとは思わなくなっている自分がいるのは・・・すでに、研究員のバーバラのいう「理解しようとしないで。感じて。」という言葉に、すっぽりと落とし込んで安心ししきっている自分は映画好きと言っていいのか?と思わずにいられない。

 さて・・・・・さまざまなシーンのタイムラインに、気を取られながら見ていた時に、サイドストーリーとして、やはり気になるのは、ニールの存在ではないでしょうか?今さらだから、いうけど、彼は、スタルスク12の地下で銃で撃たれて死んでいるところから、復活し鍵のかかった部屋を開けるという、逆行行動をやってのける。もちろん、ラストシーンの感動的な、主人公との会話もさることながら・・・ニールがマックス(セイターとキャットの間に生まれた子供)であるという噂も、なんとなく自分は、しっくり感じてしまう。

 というか、セイターの発言がそう感じさせる。その一つは、スタルスク12の地下に到着した主人公との会話の中で、セイターはこういう、「やめてくれ この鍵は高かった」と、それは、ジョークのようにも思えるが、息子であるマックス(ニール)に、この後、鍵を開けられることを知っていたのではないか?と想起させる。そして、その後の会話で「私の一番の罪は息子をもうけたことだ」と発言。未来を知ることになる息子を悲観し、罪の意識を感じている。それは、さらに言えば息子がセイターを阻止し、真の主人公となって、歴史を変えることになるのであれば本望とも思える発言でもある。もちろん、この結果で息子が死ぬことも折りこみ済で、自分も持病で同時に死ねるという事実も明らか。セリフでは、主人公との間で、世界の終焉などが語られるが、本心がどこにあるのか?あいまいなため、とらえ方によっては、ニールが息子と知っていて、心中する覚悟をしていると感じてしまうのは私だけだろうか?まさにパラレル思考。これも、推論ですが、セイターが、逆行・順行をくりかえし、この地下の場所を見ていた可能性がゼロではないと考えられる。

 結果としては、セイターは妻であるキャットに射殺されキャットを自由に・・・と、同時に、スタルスク12の地下では、息子であるニールと死を迎える。これは、ある意味、悪い未来人には、失敗とはいえる挟み撃ち作戦といえるが、セイターとしては、満足できる死として、成功といえるのではないか?

 その後、ラストシーンでプリアがキャットを狙いに来るのを主人公が阻止するが、それは、ウソで、実質、マックスを守るというミッションであったに違いないと思ってしまう。マックスが死んでしまうと、ニールは未来にいない?つまり、過去を変えるニールが存在しなくなってしまう。

 セイターのドラマとしてドラマティックな終わりでもあると思います。

 結局、バーバラの言う、逆行するものに対し「私たちが、どう時間を見るか?による」という物理的現象よりも、時間に囚われない「ウソ」こそが最大の武器であることが心に残ってしまいました。

 これだけ、考えさせられる映画が久々だったので、面白かったです。Filmarksの初見評価は2.0と低くつけたのですが、今では、4.0くらいになったかな?


3.おわりに

 いやー本当に映画って面白いですね。
水野治夫です。
ウソです。

 ということで、今週はここでおしまいです。
また、近いうちに、DVD見返そうと思います。そろそろ、見てても余裕をもって、楽しめだす感じがします。

 では、また次回・・・


サポートいただければ、うれしいです。 さらなる楽しい音楽ライフに向かって・・・