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体外受精からの安定期突入

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気づけば2023年ももう2月!
ようやく少しずつ自分が妊娠している事実を受け止めることができ、
妊婦としての自覚をある程度持って、
日々を過ごすよう気を配るようになってきた。

というのも過密で融通の効かない不妊治療に比べ、
妊娠してからというものの、めざといつわりもなく
(眠すぎて会社行けない、胸焼けが凄まじく気持ち悪い日々は2週間ほどあったが、元々お酒を結構飲む方なので、二日酔いが続いてるみたいなものだったので、凄く凄く恐怖ということはなかった。一度もリバースしたこともない)
なんだか拍子抜けしているように感じる妊娠初期の日々。

胎動もないので、本当に自分が妊娠しているのかが
不思議で不思議で仕方がなく、不安の日々だった。
少しずつ大きくなっていくお腹と、たまにくるお腹の違和感、
3倍ぐらいへと成長したお豆と乳輪、突如お腹にできた正中線を見て、
ああ、きっと大丈夫と自己暗示する日々を過ごしてきた。

なぜ日本人に安定期というものが定着したのだろう。
私の知る限りこれは日本にしかない文化である。
だがいざ自分の身に起きてみると、まずは9週12週と壁を突破した後は
次なる"安定期"というゴールを自然と目指してしまう。
ただ到達したからと言って、特別に不安が拭えてる事はない事実にも気づいた。

隠しきれなくなったお腹を、
とどめの効かない肌荒れと共に、
明らかに実感する"老い"な感じを
周囲に対する妊娠報告をすることで、
ある程度理解をしてもらえると思い込み、
その目安となるのが"安定期"という日本が編み出した便利な途中ゴールに今は縋ってみている。

ただ、胎動がないのもそうだが、
まだ私の中で不妊治療の延長線上にいるような感覚が拭えない。
明日何が起きるかわからないなんて普通の妊婦も同じなのに、
どこか普通の妊婦と肩を並べられない不安がずっと自分の中にある。
これはおそらく生まれるまで変わらないだろうし、
無事第一子を産み、いつか第二子を不妊治療で望んだ時に初めて余裕なるものができると思っている。

テレビで流れてくる川崎希さんの第3子の体外受精への挑戦の文字。
これは物凄く私にとっては励みになる。
きっと大丈夫と自分に言い聞かしてみる。
毎日毎日不安がっても仕方がないし、
かと言ってうまく自分を安心させられないので、
なるべく平常心で妊娠のことを考えすぎずに過ごす事にするこの中期。

メルカリで入手したエンジェルサウンズで心音を聞いた日も、
病院でエコーを見ても、まだどこか信じられないような
自分のお腹の中に別の生命がいる事実がどこか遠くの他人の出来事のように感じてしまう変な感覚がある。こんな気持ちで日々は過ごせないので、
もう考えないようにする。

走ったり、激しい運動をしたり、お酒飲んだり
明らか危険そうな食べ物や自暴自棄のようには
流石にはできないししないけど、妊婦だからって
○○やめた方がいいみたいなグレー系で自分を極度に我慢させることはしないとしよう。

いつか、このお腹を小さいあんよが蹴ってくれたら、
少しは実感が湧くのでしょうか。
そして病院で性別を伝えられたら実感は湧くのでしょうか。

安定期の途中報告をひと段落とし、
次は無事生まれてきたか、障害はないか、
が気になると思いますので、少し間が開きますが、
また出産の結果、もしくは途中で何か事件(起きてはほしくない)時に記録をします。

それまでは、皆さんの投稿を時々覗かせてもらって、
心穏やかに過ごしたいと思います。


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