「ど田舎のバカ高校からハーバードに行った僕」から考える勉強をするということ

勉強はなぜ必要なの?

中学生ぐらいの時の僕は先生や親にこんな質問をぶつけた。おそらく多くの人が同じ経験を持っていると思う。

今の時代、中学生や高校生で稼ぐインフルエンサーも増えており、必要がないなら勉強しなくていいという風潮すらある。ただし、このようなインフルエンサーから学ぶことは良いが、自分もそうなればいいやなんて考えは捨てなければならない。

例えばYoutuberで成功する確率はあまりに低い。甲子園児ですらざらにドラフトに引っかからないのに、なぜ素人で武器もない人間がYoutuberで成功すると思うのか。

おそらく、①類まれな才能を持ち努力をし、運を掴んだ人間、②成功することをゴールにせず、好きなことを動画にしていたら跳ねた人間、③最初から強力な武器を持っていた人間

おそらくこの3パターンに分かれる。

①はYotuberのヒカルなどがそう、②はヒカキンやはじめしゃちょー、ボッチ系youtuberなどがそう、③は芸能人や有名人、ビジネスで既に成功を収めている人間などがそう。

果たしてインフルエンサーの言葉を鵜呑みにして、「今の時代、学歴だけが全てじゃない」と言っている人はどれに含まれる?

類まれな才能を持ち努力できる人間なの?それとも強力な武器を持っているの?と問いたい。だとしても運も味方につけなきゃ跳ねないけど?

勝負をする際には保険をかけておく必要がある。

明日からYoutuberになるからといって来月収入があるわけではない。

自分は無力だと謙虚になったほうがいい。

そのために勉強や学歴が自分自身の助けになる。

MARCHでの学部時代、商社志望だった僕は落ちた。東大大学院に行っただけで簡単に受かった。(結局若くバカな僕は蹴ってしまったが)

学歴社会がなくなることはおそらくない。大学の数は減ってもいいし、まともで優秀な大学が生き残ったとしたらなおさら学歴が優遇されるかもしれない。学歴というのは「勉強をして努力をして戦いに勝った」という証でもある。資格なんかもそうだが、つまりは、少なくとも時間を割いて努力をして勝ち得た証。自分で努力してこんな勉強をしていると公言してもそれは何の証にもならない。

A君とB君どちらを採用するかとなったら、同じような能力を持っていたとしても学歴を持っているほうを選ぶのは普通。差別でもなんでもない。

インフルエンサーになることはプロ野球選手になるような狭き門なわけだ。こんなのになるよりも努力して勉強して東大に入るほうがよっぽど楽。

しっかり時間をかけて努力してもインフルエンサーになれる保証はないが、しっかり時間をかけてちゃんと勉強すれば資格や学歴は手に入る。

凡人は大人しく勉強をしておくことが最大の保険になる。

その上で挑戦をしたらいい。

僕はその保険を手に入れたと思っている。学歴、語学力、知識、資格がそれに当たる。どう失敗しても採用してくれる企業はあると思っている。だからこそ思い切ってできる。語学が堪能じゃなきゃ、通訳の仕事はできない。

これだけで語学が堪能じゃない人に比べて選択できる職業が多い。

つまり、勉強は選択の幅を広げる保険だということ。

そして、俺はビジネスで生きるから学校の勉強はいらないとか言う若者。

なぜ学校のいわゆる勉強のべの字も知らない人間が必要ないなんて言える?

数学がいらない→絶対にAIの研究者とか医療関係者にならないの?

英語いらない→絶対に海外を相手にした仕事しないの?

そして、絶対に今後興味を持たないの?

今のうちから可能性を狭める必要はない。

学校の勉強なんか時間の無駄。

いやいや、生き急ぐ必要もない。

結論

選択の幅を広げ、保険にもなる学歴や資格、勉強はあるに越したことはない。インフルエンサーたちに憧れる人間たちの大半は失敗するのだから。




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