「英語ができるフリ」から考える実践的勉強法 第三章 〜いざペラペラ風に〜

はじめに

これまでの章で基礎的な文法を学んできた。

関係代名詞は?仮定法は?

本当にそれだけでいいのと思う人もいるかもしれないが、伝えるということに関してはこれで十分。あとは改めて確認する必要もないほど知っていることばかり。

SVOとSVCの文章をスムーズに言えるようになる練習は必要だ。

「東京に住みたい」「東京は便利だ」「東京には住まないだろう」

例えばこのような英語を言ってみよう!

どのぐらいで言えただろうか?一瞬?それともそれぞれ5秒ほど?

5秒ほどでそれぞれ全て言えたのであれば、まったく問題ない。

(単語は知っている前提。)


「ペラペラ風」というキーワードにおいて重要なのが、「接続詞」。

これも知っている単語ばかり。

例えば、「Because」「But」「So」

理由を述べる「Because」
否定をする「But」
行動の根拠をつける「So」

知っているものばかりだろう。簡単な文章にこれらを加え、さらに簡単な文章を加える。この作業を繰り返すだけでいくらでも長い文章を話すことができる。

SVOとSVCの文に接続詞を加えよう!

簡単な文章はスムーズに言えるようになるのにさほど時間はかからない。

I want to live in Tokyo.(私は東京に住みたい)
Tokyo is a convenient city.(東京は便利な街である)
I don't like a busy life.(私は忙しい生活は好きではない)
I will not live in Tokyo.(私は東京には住まないだろう)

こんな文章があるとする。これらの文章はおそらく誰でも簡単に作れる。(※Tokyo is a covenient cityといった言い回しは少し不自然に聞こえるため、Tokyo is a 24 hour cityなどといったほうが自然かもしれません。ただし、まずは間違いや不自然さは恐れずに分かる単語で文章を作っていきましょう)

では、これらの文章に先に述べた接続詞を加えてみよう。

I want to live in Tokyo , because Tokyo is a convenient city , but I don't like a busy life , so I will not live in Tokyo.
(私は東京に住みたい、東京は便利な街だからであるしかし、私は忙しい生活は好きではない、なので、私は東京には住まないだろう。)

すべて簡単に誰でも作れる文章に接続詞を3つ加えただけで、それなりに長い文章になった。長い英語を話せるようになると、かなりペラペラ風になる。

接続詞をもっと知りたい場合はこちらの動画をチェック

https://www.youtube.com/watch?v=IfIhCc-geIU&t=6s


接続詞の効果

接続詞は文と文を繋げる効果だけではなく、そのあとの文章を考える隙間を与える効果がある。

I want to live in Tokyo, Because...

Becauseは「びこーーーぅず」という感じで発音することにより、その後の文章を考える猶予を与えるということである。

I don't like a busy life , so.....

Soも「そーーーーぅ」と長く発音することによって考える猶予を与える。

すべての接続詞がこのように発音できるわけではないが、ネイティブでも考えて話している場面がよくある。接続詞のあとの文章が数秒で思いつくのであれば、もう既にペラペラ風にはなれる状態である。

関係代名詞はいらないの?

結論から言えば、必要。

ただ、伝えるという部分で言えば無理して使う必要はない。

I met a man who is a teacher.(私は先生である男にあった。)

これは分解すれば、

I met a man. 
He is a teacher.

この二つの文章から成り立つ。

別に一度に言わなくても問題はないので、関係代名詞をうまく使えないぐらいなら、簡単な文章をそれぞれスムーズに伝えた方がよい。

これらも接続詞を使えば綺麗になる。

I met a man , and he is a teacher.

「and (そして)」を加えるだけである。

まとめ

○SVO、SVCの文章をスムーズに言えるようにする

○接続詞を使って長い文章も言えるようにする

○接続詞を発音する際の隙間を利用してその後言いたいことを考える

○無理に分からない文法を使わずに、SVOとSVCにこだわる

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