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交通安全【後編】

生きものたちが交通ルールを体現するシリーズ後編。2ヶ月表記のカレンダーの絵柄として作成した木版画、下半期の3枚をご紹介します。

横断歩道をワタリガニ

本領を…発揮してしまいました。
ダジャレ的な意味で。

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構図もガザミの色味も「いい感じ!」と、お気に入りの一枚。シリーズ6枚のなかで一番色数が少ないのに、一番版木の枚数が多くなってしまった…横断歩道の部分もちゃんと白い絵の具が乗っています。


一時停止するハシビロコウ

なぜ交通安全がテーマなのか?きっかけは、動かないことで知られる鳥・ハシビロコウでした。

私の脳内の歌丸師匠が「ハシビロさんどうして動かないんだい?と私が聞きますので、答えを考えて下さい」とお題を出すので、ハイッ!と手をあげて「標識が“止まれ”だから」と答える晴三。

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その瞬間、頭の中に絵が浮かんできまして…2021年のカレンダーはこれだ!と決め、いろんな道路標識と生きものの組み合わせを考えました。

警笛ならぬ遠吠えを鳴らすハイイロオオカミ

「警笛ならせ」の標識、あまり目にする機会がありません。グーグルマップに、つづら折りの山道に連れ込まれた時くらいですね。どうしてあんなに山道案内したがるんだか…

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11-12月の絵柄なので、秋冬の空っぽくすじ状の雲を表現しようと思ったのに、何だかオオカミが音波を発しているみたいに見えてしまいますね。右上の木もちょっと紅葉していて季節感をだしてます。

あまねく生きものを愛するが故

なるべくいろんな種の生きものを登場させたくていっぱい考えたので、ボツになった案もいくつかあります。頭の中の引き出しに入れておいたので、そのうち登場するかもしれません。


【期間限定(8/21〜9/3)】今回紹介した木版画を販売します。


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