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「あなた」のシチュエーションボイス本当にBGMが必要ですか?

youtubeのチャンネル登録者数が100人超えました、はるです。わーい

今回はシチュエーションボイスや声劇を投稿するにあたってよく議論されるBGMが必要なのかどうかについて考察していきたいと思います。

ちなみに先に私個人の意見を述べておくと演出上の確固たる理由がないならばBGMは不要派です。そのBGM自体がノイズになりかねないので・・・。


◇なぜシチュエーションボイスにBGMを載せるのか?

1、ホワイトノイズを音楽で誤魔化すパターン

2、なんかみんなつけてるから付け加えているパターン

3、演出上必要だから付け加えているパターン

大別するとこの3つに分けられると考えております。それぞれの目的について解説していきます。

1、ホワイトノイズを音楽で誤魔化すパターン

こちらが一番理由として多いでしょう。マイクを使うどころかスマホでそのまま録音している場合、ノイズとは切っても切れない腐れ縁になってしまいます。

パソコンで録音編集している方はiZtope社のRXシリーズを購入するか、スマホで録音している方はiPhone限定になりますが、同じくiZtope社のSpireというアプリで録音編集することでノイズの問題からは解放されるのでそちらを活用することをおすすめします。


またコンデンサーマイクを使用している方はダイナミックマイクへ変えてみたり、毛布を被って録音することで反響を防ぐことができるのでノイズを大きく減らすことができます。リフレクションフィルターとかも有効ですね。


裏を返せば多少音質が悪くても音楽を載せれば誤魔化せるのは大きなメリットですね。

2、なんかみんなつけてるから付け加えているパターン

掛け合いありの声劇とかはこのパターンが多い印象です(おそらく比較対象がSPOONの影響)。とりあえず音楽つけておけば演技が下手なの誤魔化せるやろ!的なノリもあるのかなと。

3、演出上必要だから付け加えているパターン

演出意図として必要なのであれば入れるべきでしょう。例えばBARで会話しているという設定ならジャズピアノの音楽が流れていてもおかしくないですし、情景が浮かぶための補助にもなりますしね。

そういった確固たる理由があるのであれば問題ないでしょう。

私の場合、ヤンデレ系の中ではこの動画のみ演出上の意図で効果音やBGMを入れています。


私個人の意見としては1と2があまり好きではありません。

1に関しては編集でどうにかなりますし、2に関しては美学がないなと……。私が声劇などを編集するときはなぜその場面でそのBGMや効果音が必要なのかを含めて編集するようにしています。


◇BGMをつけることに対するメリット

1、寝落ち系のシチュエーションボイスなどは音楽があることに対してより安心感や無言の時間に対して間を繋げることができる。

2、ホワイトノイズを誤魔化すことができる。

演出上の意図がないのであれば、私が考えるBGMをつけた場合の上記のメリットはこの2つになります。

1に関しては特に寝落ち用のシチュエーションボイスを聞く人はそもそも無音が嫌だから聞いている場合が多いので、無言タイムなどの間があることを考えると音楽は必要でしょう。リラックスできる音楽であることが前提になるでしょうが。

2に関してはRX8シリーズを使うかadobeのaudicionやフリーソフトのaudacityで頑張れ・・・!

もしくはココナラとかで頼むのも手です。ちなみに私は5分以内なら500円、それ以上は1000円〜からでホワイトノイズやリップノイズ消去と簡単なイコライザー、コンプレッサーでの調整承っております()


◇BGMをつけることに対するデメリット

1、そもそもBGMという存在がノイズになる

2、バイノーラル音声の場合、囁き声などがかき消されてしまう。

デメリットとしてはこの2つがあると考えています。さらに深掘りしていきますね。

1、BGMという存在がノイズになる

こちらはさらに細かく掘り下げていきます。ノイズになる原因としては以下のものを考えています。

a)そもそもシチュエーションボイスという声を聞きに来ているのだから音楽そのものがノイズである。

リスナーはBGMを聞きに来ているわけではありません。音楽が聞きたいなら最初から聞きたい音楽や眠れる音楽を探しにいきます。「あなたの声」を聞きに来ています。そこを勘違いしてはいけません。

特にヤンデレ系だとシチュエーションもそうですが「あなた」が「ナニ」をするかを楽しみに聞いているのだからBGMとの相性は最悪と言えるでしょう。

b)再生リストから再生する場合の一貫性が取れない。

私はヤンデレ系シチュエーションボイスを同じ再生リストに登録することで連続再生ができるようにしています。そうするとシチュエーションボイスが変わるたびに異なる音楽が流れることに。全て同じBGMを流すならともかくそうではないならば一貫性が取れないため、それはそれでストレスになるかと。

同様の理由で私はシチュエーションボイスの最後にチャンネル登録よろしくね!という音声を入れていません。動画が流れるたびに毎回チャンネル登録よろしくね!とか言われても嫌でしょう?

まあこれはチャンネル登録しにくくなる要因にもなるので一長一短だと思いますし、そのシチュエーションボイスがあくまでも単発的なものであれば入れておいて損はしにくいと思います。

c)流れている音楽とシチュエーションが全くマッチしていない。

声が好みじゃないという理由で離脱されるのは仕方ありません。でも音楽が好みじゃないという理由で離脱されてしまうのはもったいないと思いませんか?

その確率は限りなく0に近いかもしれない。でも0じゃない以上、無意味なリスクを背負う必要はないのではないでしょうか。

以前にあったのがヤンデレ系のシチュエーションボイスにロック系の音楽が流れていて、そもそもなぜそのBGMを選んだのかと頭を抱える場合がありました。流すならせめてそのシチュエーションにマッチしたBGMを選びましょうね。


2、バイノーラル音声の場合、囁き声などがかき消されてしまう。

こちらはもっと深刻です。R18系や囁き声をメインとしたシチュエーションボイスの場合、一般的な動画よりも音声が小さく調整されているパターンがほとんどです(おそらくラウンドネス基準よりも−15dbくらい)。

イヤホンをつけて音量をあげることでギリギリ音が聞こえるかどうかというのもよくある話です。そんな音声にBGMなんてつけようなものなら声が全く聞こえなくなってしまいます。

そのためバイノーラル音声やR18系でBGMをつけること自体無意味なものになりますね・・・。


◇結論

寝落ち用のシチュエーションボイスや演出上の確固たる理由がないのであればBGMを入れることは避けた方がリスナーが途中で視聴をやめる理由を減らすことができるでしょう。無駄にリスクを背負う必要はありません。

ホワイトノイズは編集である程度どうにかできますしね。


◇余談

シチュエーションボイス再生中にyoutubeの広告が流れた結果、音量がうるさすぎて耳がおかしくなった経験ある方いるのではないでしょうか(私だけ・・・?)。

ヤンデレやささやき系のシチュエーションボイスは音圧を低めに設定しているのに対して、youtubeの広告は嫌がらry限られた音量の中で注目を集めるために音圧を基準値の中で常に最大になるように設定されています。

そのため音量を小さめに再生していたにも関わらずCMが爆音で流れ耳がおかしくなるという・・・。さすがにあれどうにかできないんですかね??

まあそんなに耳を守りたいならプレミアム会員になれよってことなのかもしれませんが、広告を見ないためではなく自分の耳を守るためにプレミアム会員になるのはなんだか納得がいきません。


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またノイズ消去などのご依頼がありましたらTwitterのDMからご連絡くださいませ。


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