コーンドリブルはクソなのか。
私たちが実践してきたコーンドリブルはクソなのか。ー
賛否を呈したfootballistaの記事の引用で紹介する。
「残念。確かに量は多いが、質に問題があるんだ。ああいったプレッシャーのない状況下でのドリブルは、フットボール固有の動きではないから実行においても十分とは言えない。つまり、こんな練習は“クソ”だが世界中で行われているのが現状だ」
「そうだ。もちろん勝つと断言することはできないが、より効率的なチームは勝利する可能性を大きく高めることができる。こうしたゲームインテリジェンスを練習から鍛えるために、私たちは練習に14の評価項目を設けているんだ。試しに世界中で見られるコーンドリブルの練習を分析してみよう。この練習で認知は鍛えられるかい?」
──首を振る必要がないでしょうから鍛えられませんね。
「状況判断は?」
──こちらも鍛えられないでしょう。
「決断は?」
──ジグザグにドリブルするだけで他に選択肢がありませんから鍛えられませんよね。
「では、実行は?」
──実行は鍛えられるのではないでしょうか?
「残念。確かに量は多いが、質に問題があるんだ。ああいったプレッシャーのない状況下でのドリブルは、フットボール固有の動きではないから実行においても十分とは言えない。つまり、こんな練習は“クソ”だが世界中で行われているのが現状だ」
「そうだ。もちろん勝つと断言することはできないが、より効率的なチームは勝利する可能性を大きく高めることができる。こうしたゲームインテリジェンスを練習から鍛えるために、私たちは練習に14の評価項目を設けているんだ。試しに世界中で見られるコーンドリブルの練習を分析してみよう。この練習で認知は鍛えられるかい?」
ー首を振る必要がないでしょうから鍛えられませんね。
首を振ることで認知できるのか。
認知で重要な眼の科学から紹介する。
人の五感の中で、視覚から得られる情報量は圧倒的に多く、関わる中枢神経系の数は、聴覚や触覚の100倍と言われている。
人の行動解析において視線の動きから得られる情報は多い。
視線と目の動きは同義語であるが、
・視線の動き
・頭部運動
・眼球運動
の和として表せられる。
眼球運動だけで視対象を捉えることができる範囲は約15°である。視線の移動が20°を超えると80%近くを頭部運動で見る。
視覚情報は人間の生活に重要とされており、フットボールにとっても重要であると考えられている。
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