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十二運星〜帝王・王様の星〜

人として大きな器があり、高い視点から状況を見て正しい判断ができる者だけが、王として君臨することができる。誰に何と言われようと、それが正しいかったと、自分の決断に自信を持てたとき、本当の王になれるのだ。



十二運星7番目の星、

どんな窮地に立たされても、全て自分が決断しなくてはいけない。迷うことなど許されない。国を守る宿命と確固とした自分軸と根拠のない自信を持つひと、『帝旺』。


帝旺は、3つの身強の星の一つで、トップを示す王様と比喩される。エネルギー値は最高で、まさに人生の頂点の状態を表す、とてもパワフルな星だ。


帝旺の星は、別名『ジャイアンの星』とも言われている。

『ジャイアニズム』という言葉をご存知だろうか。そう、あの有名な漫画ドラえもんに登場するジャイアンの名言が由来の俗語で、独裁的で自己中な人を意味する。

『お前のものは、俺のもの。俺のものは、俺のもの。』

この名言、もちろんそのままの意味ではある。『この町で俺に敵う者はいない!俺は王様だ!』と言い切り、サディスティックな発言が多いジャイアンらしい名言だ。

しかし、実はこの名言の裏には、深い意味が隠されている。

こんなエピソードがある。のび太がランドセルを失くした時、ジャイアンはトラックに乗っかったのび太のランドセルを発見すると、必死にトラックを追いかけてランドセルを取り戻した。のび太が泣きながらジャイアンにお礼を言うと、ジャイアンはこう言った。

「当たり前だろう。だって、お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの。」

そう、ジャイアニズムのこの名言は、単なる独裁者の発言と言うだけではなかったのだ。

『お前にとっての大切なものは、俺にとっても大切なものだ。』と言う意味が込められているのだ。ワンネスの精神にも通ずる、実は深くて、愛のある言葉だった。


帝旺の星の活かし方。それは、『根拠のない自信』を持つこと。ブレない自分軸と情の深さ、そして、その磨き抜かれた洞察力と決断力を武器に、自分という国を守り抜くため。大きな目標を掲げて、人々を束ねて一つの目標を達成させ、自分の世界を創造していくのだ。

裸の王様にならないように、パワーバランスのさじ加減は必要だが、帝旺に必要なのは、『自信』だ。もし、挫折を味わい、自信を失くした時はこの言葉をつぶやいてみてほしい。

「正しいのは、いつも俺だ。」

そう、ジャイアンの言葉。あなたにとってのメンターは間違いなくジャイアンなのです。



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