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四柱推命 星の旅 〜プロローグ〜

正しいかどうかは別として、わたしのイメージする四柱推命の命式が誕生したストーリーをお話ししたい。


目には見えない、宇宙のどこかに存在する、無限の意識の集合体の中に魂と言われるものがあって、その魂の一つが、まずはこの地球を選んで、そして、どの人の元に生まれ落ちたいかを決める。

母親の子宮の内で細胞分裂を繰り返し、やがて人間の体が出来上がる。子宮にいる間は、どの時空間を選んで生まれるか、生まれたら何をしようか。誰と出会い、何を体験し、どんな感情を味わいたいかを自分で決める。

でも、生まれた瞬間に、子宮の暗闇からこの世の光を見た瞬間に、みんなこの時の自分の計画を忘れてしまう。

きっと、ただなんとなく覚えているのは、四柱推命の命式の中の持ち駒である星が教えてくれる感覚だけなのだ。

たくさんは覚えられないから、みんな4つの干支のエネルギーと12個の星の感覚と記憶だけを持つことを許される。


四柱推命は本来、生まれた年・月・日・時間の四本の柱でみるものだが、わたしの流派では主に、年・月・日の三本の柱でみる。それだけでも、ゆうに21万6千通りのパターンの命式が存在する。

それだけのパターンの命式がある上で、その人が生きる時代、生まれた国、場所、家庭環境、出会う人、経験、などを通して、どの星を活かしているかや、運気の流れなどが複雑に影響しあって一人一人の運命が作られていく。

中国ではその昔、国の跡継ぎの誕生の際は、四柱推命をもとにその子が帝旺という星を持つことができるよう、占い師がその時空間を調べ、その日のその時間に母親の腹を切開して子を取り出したと言われている。それが、帝王切開の由来だ。


最近は、知り合いの子供たちを鑑定する機会も多く、その中で感じるのが、今の時代を選んで生まれてきている子供たちは、自分の生き方を明確に設定してきているということ。

同じ星の組み合わせを複数持っていたり、沐浴という自由の星を選んでいる子供たちが多いのが印象だ。

明確に設定しているということは、多少の偏りというか、個性を選んできているということだ。覚悟と遊び心を持って。そして、それを受け入れてくれる人を親に選んで生まれてきているように思う。

これからの時代は、自分の決めてきたこと、つまり本来の自分を思い出すことで人生を軽やかにクリエイトしていけるとわたしは信じている。

わたしは少しでもそのお手伝いができればと思い鑑定士になった。


これから、そんな四柱推命の命式の中の星たちを紹介して行こうと思う。

ご一緒に、運命を物語る、命式という、この小さな宇宙の星の旅にお付き合いいただけたら嬉しいです。



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