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自然との共生のその先へ

最近、いくつかの出会いがあり、Natureという会社のミッションがさらに進化しそうだ。

1ヶ月ほど前にお会いしたEight RoadsというFidelityグループ(投資信託の販売・運用会社)のベンチャキャピタルのパートナーの村田さんから、

「塩出さん、自然との共生をテクノロジーでドライブする(2021年11月より「自然との共生をドライブする」に変更)ってミッションすごくいいと思うんだけど、その先に何があると思う?塩出さんには見えてるのかなと思って」と、質問を受けた。

突然、鋭利な刃物をつきつけられたような感覚だった。

正直、その時の僕は、まだこの先にある”何か”が見えていなかった。
それから、しばらくその問いが僕の頭にこびりつく。頭の中を思考がぐるぐると巡った。

それから1ヶ月の間に、僕にその先を見せた2つの体験があった。

鳥の囀りとそよ風に癒されて

1つ目は、癒しの原体験だ。

少し前まで、仕事やプライベートでいろんな問題が重なり、生まれて初めて不眠症になるほどストレスを抱えて過ごした。

夜、なかなか寝付けず、会社のメンバーから教えてもらったありとあらゆる入眠方法を試していた。ユーカリのアロマの匂いを嗅いでみたり、ゆっくりとお風呂につかったり、心地いい音楽をかけてみたりと、いろんな方法を試した。結果、残念ながらどれもうまくいかず、寝不足の日々を送っていた。だけど、そんな中でも自然と眠りにつけた瞬間が1度だけあった。

平日の夕方3時頃。会議のあい間にベッドに横たわり、束の間の休息をとっていた時のことだった。冷房をつけるほどではない暑さだったが、換気のため窓を開けた。

すると窓の外では、鳥の囀りや心地よい風が空気を揺らす音が流れていた。窓を開け、そのままベッドに横たわると、風がすーっと部屋の中に入り、僕の頬を舐めた。その瞬間、緊張が一気にほぐれて、数分間という短い時間だが眠りに落ちたのだ。これまであれだけ苦労していたのにとても不思議な体験だった。

2時間ヨットに揺られて

2つ目は、ヨットでの体験だ。

最近は、僕自身の原体験であるヨットに乗って自然を感じてもらえるよう、Natureのメンバーをどんどんヨットに誘っている。

最近もうちのメンバーと、元海軍士官でハーバード・ビジネス・スクールの同級生のDavidとその彼女の4人でセーリングに出た。

睡眠不足のせいか、少し体調がすぐれなかったが、Davidがいるから大丈夫だろうと出港することにした。相棒のDavidは、幼少期にヨットに乗っていたり、海軍の士官として横須賀に7年近くいたので東京湾については僕より詳しい。

13時30分に出港し、14時頃に東京湾のど真ん中でエンジンを止め、ヨットでセーリングを始めた。その日は、少し風が強かったのと初心者2人をのせていたこともあり、ジブセール(前についている方の帆)だけを使って、気楽にセーリングをすることにした。

エンジンを止めたあと、ジブセールを解放し、風に吹かれてヨットが前進する一体感。体調がすぐれてないからこそ、より体がセンシティブになっていて、ヨットの癒しの効果をつくづく実感した。2時間という短い時間のセーリングだったが、身体がリフレッシュされる感覚があった。

本来の人間の能力を解放する

この2つの体験を通して、僕は、「自然との共生をテクノロジーでドライブする」(2021年11月より「自然との共生をドライブする」に変更)ということは、そこで終わりではなく、「そして、本来の人間の能力を解放する」という続きがあることに気がついたのだ。

そのビジョンが降ってきたのが嬉しくて、すぐに村田さんに報告した。
すると彼からは、

「ありがとうございます。その続きが絶対にあると思っていたのでお聞かせいただき嬉しいです!」

と返事がきた。こうしてビジョンはどんどんと進化していく。そんな出会いは、今回が初めてだったし、貴重な縁だ。

そして、今一緒に仕事をしているコピーライターの方にも続けて報告。
すると彼からは、

「なるほど、その先は面白いですね。でも、もう一歩先があるんじゃないですか?」

と、思いも寄らないことばが返ってきた。僕は、内心

「え?ようやくここまで辿り着いたばっかりなのに、またゴール地点がスタート地点に・・・」

と鋭い指摘にたじろいだ。

ようやくその先に辿り着いたと思えば、またさらに先か。

その先は、今でも僕の頭の中でぼんやりと考え続けているが、明確にはビジョンが見えていないので、これからもっといろんな体験をしながら見極めたい。

Natureという会社の進化とその旅はまだまだ続いていく。

最後に

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