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心から、やりたいこと

 こんなに健康に気を使っていたのに、なぜ私はがんになったんだろう。その思いは未だ拭いきれていませんが、でも、乳がんがわかった時に考えたことは、私の性格に一因はあるのではないかという思いでした。

 性格は関係ない、という記述もたくさん見ますが、常に先周りをし、予定を決め、ディテールを見逃さないという性格と、その性格が重宝される仕事を続けてきて、このように常に気が張っている人間になったことは、がん細胞が生まれたのに関係している気がどうしてもします。

 この病気がわかる数年前から、漠然と、今の仕事をずっと続けるには情熱が足りず無理だという気がしていました。でも、自分にとってこれだと確たる思いを抱けるものもまだ、よくわかりません。だから、この病気になったことは、そういう自分の思いを直視するための期間であるという風にも思うのです。