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2023年ジャンプ46号感想(読切『カンヴァステラ』掲載号) #WJ46

最近よく見ている動画。
ちょっとズレているところはあるけど、本当に奇跡的に謎シンクロ巻き起こしてて笑う。


鵺の陰陽師

☆コミックス1巻大好評発売中です!!!!オマケで膳野くんの情報が…?

浅井さんがくん付けしててほっこり。マジでリア友になりたい子だからくん付けしたくなるんですよね。ぼくは普段フレンドリーに敬称を付けたくなるんですけど、さかなクンさんばりに絶対欠かせないんだ。

七咲先輩が久々登場の古賀さんと一緒に給仕!久々の出番がお茶汲み…川江先生そろそろぼくは先輩の活躍が見たいのです…!いちおう上層部の予言者様とやらがその役目も決めるそうですが、…いやなんでそこまで?万一の警備担当として選任?先輩が注目されてるのなら嬉しい、か??

2-3P目の鵺味マジすげーな!せっかく見開きで隊長ズ登場なのに古賀さんそっ閉じとか、もう絶対川江先生にしか描けないセンスですよ!せっかくの強豪初登場シーンを悉く台無しにしてきやがったよ!しかもなんだよこの三角形のポリンキーみてえなコマ割り!応募券に使えってか!?

読者がページを開くのと生徒指導室のドアを開くのが完全にシンクロしているのも謎に面白かったです!で、即座にそっ閉じがもうマジでこの漫画らしかった!明らかに格が違うやべーやつらだからそうなるのは分からんでもないが、読者はそこまで反射的にページ閉じねーよ!

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というわけで、「討伐隊隊長」のサブタイに因んで第1~5支部の隊長(一部副隊長)が登場しました。今のところ皇隊長以外は大物の風格は感じていないかな…たぶん意外と若者が多いから。この場に双斧さんがいたらまた印象は変わるかもしれません。とりま今は顔出しの段階っすね~。

第3支部隊長・菅道領。先週ちらっと登場した本部へ向かっていた人?第一印象コワイ!すごくサイコくせえ!うさんくせえ!幻妖に憑かれてもおかしくないツラだよ!前回モブが冷や汗かいてたのも変に納得だよ!お高い緑茶持ってきたことに感謝してたけどアタイ騙されそう!

菅さんはお茶落っことしたのをスタイリッシュキャッチしていたのはよくある描写ですが、反応速度に特化したタイプでしょうか。ベタだけど分かり易い強者アッピル。サイコくせえけど、左目の傷は鏖の一角あたりに刻まれたのを匂わせそうです。復讐しそうです。おおあざとい。

第2支部隊長・風巻弧宮子。隊長格の紅一点。遅刻してきたし、反省しておりますと言いつつアッカンベーしてるし、会議中めっちゃ態度悪いし、ううむ如何にも問題児なのに一体どのような過程で隊長になったのか。十二支んのパリストンさんみたいな恨まれ役を買いそうです。

第4支部隊長・鶤狩兵一。女かと思ったら男っぽい。クラピカ系?この人も態度悪いな!緑茶飲むヴィジョンが見えないぞ!左目の下の星形の痣はなんなんでしょうか。夜島くんや双斧さん、皇隊長にもソレっぽいのが顔に見られていますけど、何らかの代償を匂わせますね…

第5支部副隊長・卦羽洋七。この中で一番謙虚そうに見えそうで「実力的には皆さんと同等なので実質全隊長出席」ビッグマウスだなこの子!スルーされているあたり謎にバランス取れていますが!等身からして現役学生なんですかね?古賀さんとことか?夜島くんのライバル枠になりそう?

卦羽くんは『ツクモギリライフ』の付喪神・貊丸を連想した人はぼく以外にもいるはず。まあ軍帽と髪型が類似している程度だし、性別も全然違いますが、最近過去の読切と繋がってきたから今回も見逃せなくてですね…!つーかどこぞのクリプターよろしく隊長の中に一人幻妖いそう。

第1支部隊長・皇善哉。唯一のジジイ枠だけあって絶対強いヤツ!卦羽くんがイキったら肩ポンして「来いよ小僧」とか意外とフレンドリーそう!見た目は怖いですが、ぼくの中では早速良識枠です。つーか年配の陰陽師少なさそうだし、老若男女問わず交流したがってんじゃねえかな!

皇隊長は「来いよ小僧」だけでメッチャ好感度高いですね!「己惚れるな小僧」とかじゃなくて、「来いよ」なのが謎に青春ライバル感があって好きです。それに感謝する卦羽くんも比例するように好感度高いです。なんだかんだ言って気に入られるほどの強さであってほしいな…!

隊長のみなさんってフツーにぞろぞろ北高にやってきたんですかね?というか陰陽師って一般人にはどのような認識なんだろう?いちおう第1話のような事件は何らかの術で記憶消去とはいえ、明らかに目立つ軍服集団だしな…SNSで謎コスプレ集団と拡散されそうで大丈夫なのかな。

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鵺さんの封印場所。なんだか単純な話じゃないみたいですね。元々噂に過ぎなかった、情報流出は藤乃家かどうか不明、少なくとも隊長だけは封印場所を認知済(卦羽くんは副隊長だから知る権利がなかった?)。まあハゲの部下のマスクさんあたりですかね。あいつら鵺ガチ勢だし。

既に発見された鏖5体には封印場所に支部設立。『Pokémon LEGENDS アルセウス』のキング・クイーンを管理するキャプテンみたいだ。で、鵺さんとこも新しい隊長を選出。この5人のうち誰かが兼ねるのか、文字通り新たな隊長候補がいるのか。どれだけの人数が推薦されるんですかね?

「こんな穏やかな気が漂っている場所が…?」

穏やか…???????????????

穏やかじゃないですね

鏖は千年以上前、日本人口2/3を灰にしたいや待て多すぎだろ!?もはやわれわれの世界と人口が異なるのでは??なんだかセカイ系のにおいもしてきたぜ。ざっくり言ってますけど、成程これは害意的存在ですわ。鵺さんも共犯者と言われるとすごく許容し難い真実ですが。マジでなん?

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鏖は不死身なので封印するしかないとか、FF10の『シン』みたいですね。あっちは倒しても数年後復活。こちらは再封印しても千云百年後復活。『シン』のコケラ的存在となる幻妖がワラワラ湧き出す、陰陽師側は結界で対策アプデ。どのみち死の螺旋です。1体撃破だけでも十分だよ!

陰陽師上層部の対策は多くの犠牲者を出すのが前提。式神召喚と関係しているんでしょうか。藤乃家に負けないくらい上層部もキナ臭そうだなあ…まあ人類を脅かす存在に犠牲は付き物ですし、そんなリアリストでドライ思考であってもおかしくありません。

因みに参考として、読切版『鵺ん家』のボスキャラ(≒鏖になるか?)となる玉藻は復活するには200人の犠牲とのこと。人口2/3灰化よりもお手軽ですね。学校が舞台なら猶更です。

鵺さんの目的とは「一人も犠牲を出すこともなく完全に鏖を倒す」。ぼくは今まで疑念を抱いていましたが、今回で完全に鵺さんを信用できるようになれました。人間が好きだから犠牲者は出したくないのは間違いなく本心でしょう。これでもますます疑うのはスゴイシツレイ。

…まあ敢えて鵺さんに更なる疑いをかけるなら、全人類鏖殺キルスコア稼ぐのは自分だけとか、真の目的が人類生贄必須とか、我ながらヒデエな!陰謀論みたいで自己嫌悪パネェよ!でも鵺さんがそんなワルムーヴするのは極めて解釈違いですし。サブカルのほうに時間取るだろうし。

鵺さんも鏖の一角だから最終的には、やはりラスボス化は避けられないんでしょうか。そもどういう原理で復活するのか謎ですが。現在分体だけど、これでも十分生きてるって証拠だよ。ラスバトになるにしても、哀しいピリオドをどう盛り上げるかハードル高そうだなあ。

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鵺さんが他の鏖よりも先に復活することを急ぎ、その為に夜島くんが必須な力を獲得必須。そのひとつめが隊長ポジでした本当に無茶だな!!一気に3ステップ話を飛ばしたよ!だが鵺さんならやるわと解釈極まっております。鵺さんはこれまでも大胆な行動に走っていたからな…

まだ陰陽師はじめて数ヶ月経過していない夜島くんが隊長格になるのは野球部の新1年がキャプテン枠剥奪宣言するようなものですが、まあ試験編みたいなものを始めるのでしょう。あるいは他の隊長候補と総当たり戦か。しかし今のところマジで隊長になれるヴィジョンが見えません。

仮に夜島くんが隊長になったら既存キャラは配属確定でしょうか。代葉ちゃん、七咲先輩、古賀さん、辻田ちゃん、町田ちゃん。ハーレムヤンケ!他の隊と違和感マッハヤンケ!実質学生オンリーになりそうだしなあ。実力的にも少年探偵団的なサブポジに置かれそうな気がします。

ホワイトボードにちっこい鏖が描かれているのは敢えての小出しヒントでしょうか。現時点ではなんとも言い難い川江センスですが…第1の鏖は第3使徒サキエルみたいだな。鏖は実質使徒みたいだからなあ。そう考えると鵺さんはカヲルくん的存在に見えてきたぞう。

今週で大きな目的が掲げられたことで、オープンワールドゲームのように一気に解放されましたね~。鏖6体撃破と隊長化。勿論バカ正直に進めないでしょう。藤乃家問題はまだ完全に処理されていないし、忘れた頃合いに後釜が乱入し、3体撃破した頃合いにターニングポイント迎えそう。

僕のヒーローアカデミア

アソパソマソ!だから、第2話でオールマイト先生がデクくんに髪の毛を食わせる必要があったんですね。アソパソマソ世界ならグミのヒーローになるでしょう。流石に髪の毛は衛生上アレだよ!ぼくはアンパンマングミのオブラート大好き協会会長です。

あまりにもずるすぎる回でした。流石に興奮を抑えきれません。禁断のサブタイ"二度打ち"も、かっちゃん復活も、約束された展開。特に後者は本当に長かった。その分、これ以上の贅沢は罪な最高の盛り上げ方です。涙腺崩壊余裕の神回です。素晴らしい。

今週は空気感がすごく良かったですね…!オールマイト先生がガチ死しそうな世界中の負のムードがもう一体感ありすぎだった。そしてラスト6ページはサイレントで締めくくったのが最良の判断です。これは読者が好きに感情ぶちまけて構わないわけですよ!

デクくんとかっちゃん共闘の流れはもう確定といっていいのでしょうか。禁断のヒーローズ:ライジング二度打ちは全然大歓迎ですけど!実質リ・ライジングですけど!今やらないのはどん判すぎるほど、2人の英雄、両雄並び立ったラストだったもの!

しかしお互い推し引いて喜びを共有しているデクくんとかっちゃんがすごぶる仲良しで、これがどうして第1話になったのかほんと変な話だぜ!まあこうして和解できたんだし、元の推し仲間の関係に戻れたと好意的に考えましょう。ほほえま回想です。

あかね噺

今週サブタイを冠する「"陽"の芸」。しっくりくる言葉です。ぼくも仮にこの言葉がなかったらいつも通り「陽の波動だ!!」「見るとトクするやつ!!」とキャッキャするでしょうし、実際お客さんも余韻を堪能できたのは解釈通り。涼風を浴びながら余韻を味わうのぼくも好きです。

ご祝儀とかリアルスパチャかよ!まあこれからも続けてほしい粋なファンのci-enと考えるならアリですけど!場酔いするように金あげちゃったんかな!ただ、カネに汚いぼくは素直に羨めます。楽しく落語やって云万稼げるとか、ちびっこに新たな夢見せてますよ末永先生。

ちょう朝師匠が行くところは素でギャンブルだと思っていました。飲みでした。人の金で飲むお酒が一番美味しいですね。…いやまあ腹減っただろうしまずそれでしょうね!ただ金無駄撃ちするようにパチしそうなヴィジョンも見えたんですよ!余った数割はガチでやりそうですけど!

朱音ちゃんとからしさんがちょう朝師匠に稽古をお願いすればご了承。逆に断るヴィジョンが見えません。まだふたりを信頼しているかどうかは分からないけど、それも含めて「賭け」かもしれません。今後どちらが化けるか将来性もかな。そこを娯楽性にしそう。そんな勝手な解釈。

ぐりこ兄さん大阪遠征編。こっちもでけえ賭けに出たなあ…しかしながら大阪ではどんな芸がウケるのか確かなフックでしょう。世界観を広げ始めた実感があります。なんだかスピンオフを本編で始めちゃったようで、果たしてどのパートを専念して読むべきかちょっと悩んでおります。

ワンピース

サブタイがドストレートにひどいので一体どんな話なんだ…と戦慄しながら読めば、成程死による解放。それが良いかもしれんなあ…と思えてしまった、くまさんに悲しい過去です。いちおう親父から生の希望を与えたのが救いですが。

ルフィの夢って人々を真摯に笑わせたいのかなあと思った今日この頃。ニカの逸話はもう笑えばいいと思うよの精神だし、ロジャーも笑っていたし、ルフィもドンチャカ肉酒食って肩組んで笑うのがしっくりくるし。そんなラストでもあっていい。

昔のガーリング聖イケメン!国王フライングキルとかクソ容赦ねえワルムーヴけど、敢えてのハンデとしてなのでなかなか嫌いになれないですね…いやでもまずゲーム感覚で殺っちまったのがやっぱり赦せない、微妙なラインだなあ…複雑な気分にさせられますね。

キルアオ

ノレンちゃんがネテロみたいに萌え萌えしてる!!感謝するぜ催眠と出会えたこれまでの全てに!!!藤巻先生はかつて冨樫先生と対談したことがあるし、ガチハンターファンである根拠もありますが、集中線のせいかシュールに見えてしまった扉絵です。ヒロインなのに!

ノレンちゃんメンヘラ化で笑ってしまった!大狼さんと感情共有しながら読めるので、御尤もすぎるオーヴァーリアクションがかえって清涼感あるのでしょう。ギリ重くなりすぎないギャグに変換できています。あとこれもカズマくんが見たらどうしてこうなった案件として弄れます。

催眠効果はメンヘラ効果付与そんなんアリ!?動機がエイジくんが「軽い女が苦手だから」って明後日の方向すぎない!?軽い女ってギャル系かと思うんですが、なら『ニセコイ』の小野寺さんみたいな子がしっくりくるんじゃないでしょうか。軽すぎず重すぎずだし。なにより天使だし。

今回放課後デート感覚で向かった場所は横浜ですね横浜!ボクの実家はナウイ町!海とかビルとかあってさー、人多いしさー、やっぱ東京って凄いよ。かれこれ数年は行ってないんですが、あのクソデカ観覧車は本当に最高なんんすよ。イルミネーションが。初めて見たときマジ感動したの。

デートアライブなデッドオアキスの臨場感すげえな。実質おっさんが現役中学生とチューする背徳感伝わってくるもん。だがバケモンにはバケモンをぶつけんだよ精神で観覧車の扉を無理矢理開けるのはもっとやべえな!説得力ある回避法ですね!キスどころじゃねえタマヒュン案件よ!

すべての元凶はエイジくんとはいえ、シームレスに変装して催眠解除してやった手馴れの良さが良かったです。これまでトラブルメーカーだったけど、今回のこれでいざというときに役立ちそうな確信が持てました。肝心の初変装が女装なのは暫く擦れる残念持ちネタですけどね…!

しょうきにもどったノレンちゃん。好きかと言われてキモがられるも、友達としては好きだとか、ぼくの一番大好きなASMRで見たやつだ!催眠系じゃねえけど!尊厳破壊スレスレだったので元に戻れたのは本当に謎の感動ですね…!この子のあるべき姿が帰ってきたみたいで。

暗号学園のいろは

物理的に助けにやってきたとか文字通りアンヴィシャスだなアンヴィシャスさん。力太郎みたいだ。

魔々勇々

おお、えらくサクサク進む。エスカバさんが早くもワルムーヴするとは思っていませんでした。ただあっさりこうなったし、エリシアの手がピクッと動いたあたり、コルレオを試した二人のグル作戦かもしれませんね。血糊使ってそう。とりま期待通りの行動するか観察するぞ的な。

今週も面白かったんですが、魔王であるエスカバさんが善か悪か判断しながら興味深く読めたのがデカいですね。コルレオ同様まだ全然信頼できないけど、左目が潰されたのは露骨に悲しい過去のフック。それでも自然と知りたくなったので。エリシアさんの関係も伏せる理由が謎ですが。

せっかくの多世界システムなので、藤原ここあ先生の名作『わたしの狼さん。』のように勇者♀と魔王♂がいちゃいちゃしててもアリなんですよね。エリシアさんとエスカバさんの世界は仮に和解√でも、エリシアさんはコルレオのほうに好意的だし、単純な話じゃないんでしょうなあ。

SAKAMOTO DAYS

上終さんの素顔があまりにも気になりすぎて、同時に怖いもの見たさがあった今週。恐る恐るページをめくれば、あれ?2-3P目にはまだない。なんてフェイントだ。ぼくを試したのか。まあいい。…あれ?あれれれ???結局素顔出さねーのかよ!!チキショーーーーーーーーーーーー

別に良いんですよ!上終さんは素顔不明なのがミステリアスだし!銃口だけ映してるほうがおもしれーし魅力的だし!今週「遂に明かされるのかゴクリンコ」という緊張感は実際楽しかった!でももう素顔明かすタイミングを失ったよな…鈴木先生は出すつもりはないんでしょうかね。

上終さんの存在しない記憶は期待を裏切らないシュール。頑なにも銃を下ろさない鋼の精神が最高。映画館でもソレなのは映画泥棒と勘違いされそう!あとこの人釣りする選択肢もあったんですね。前回のパルクール然り、ひきこもりなのにアウトドアには否定的ではなくて意外です。

後半はハンターみたいな雰囲気でした。殺連幹部のエリオさんのくだりがツェリさまみたいだから?そのせいか、ハルマさんも同じ糸目のレイザーさんを彷彿させられたり。殺人レシーブは胴体チョンパできるとか、こいつが『ハイキュー!!』の世界にいなくてほんと良かった…!

ハルマさんは元国体選手なんですかね?楽さんのことを敢えて格闘技とカテゴライズしていたのが地味に意味深だったので。砲丸を常備していますが、坂本さんみたいにアドリブで武器化やれちゃいそう。ヒソカみたいに人間の頭部も武器にしてきそうですよ。

カンヴァステラ

描いたものが具現化される能力でサンデーの打ち切り漫画『楽ガキfighter』を真っ先に連想したぼくは相当のひねくれものです。さて本作は一長一短な読切でした。ヒロインが主人公の能力で具現化された存在だったのは意表を突かれました。最大目的との噛み合わせ方が良かった。

設定は面白いし、おれたたENDでありながら綺麗なまとめ方は良かったのですが、肝心の物語が虚無でした。主人公とヒロインに魅力を感じなかったし、ヒロインの具現化オチは驚いたのに肝心の死がその展開の為の軽い犠牲。一気に陳腐化してしまい、全く悲しくなれませんでした。

敵は無意味に仲間(弟)を爆殺する小物だし、肝心の戦闘もつまらなかったです。主人公は観察眼が良いというよりも、単に身体能力がすごいだけなのではないでしょうか。骨格は良いのに肝心の肉が腐りかけてしまった、そんな勿体ない漫画でした。カラーは良かったです。

ウィッチウォッチ

黒幕の樒さんが登場して植物操作使うのは想定内だし、不死の能力奪い取ってもう~ん…と乗り切れなかったのですが、ラストで銃使ってきたのは意表を突かれました。基本平和な世界でギャグ、魔法と格闘を駆使したバトル。そんな中、銃は卑怯だよ…そりゃ銃には勝てないよね…

モイちゃんはメタ的に死なないとしても、一番怖いのは一見TDN銃だけど、魔弾である可能性があるのが怖いですね。誰かの黒魔女の魔力を秘めたヤツ。一方、黒魔女たちに仲間化フラグが立ったのは嬉しいです。トキヨさんはいざというときに男を魅せたらいいと思うよ!

カグラバチ

コピペコマトークが面白くないのも相まって「いやはよ妖刀の使い手出せよ!」とフラストレーションが溜まってきた頃合いに登場しました。うん…まあ…最初の妖刀マンとしてやべーやつ感は………なくはないと思います…う~んだめだ~わくわくしねえ~!乗り切れねえ~!

せっかくのヤクザなのに全然怖くないんですよ。無意味に部下を殺さないのはいいけど、失態犯した部下の両目を潰してハリツケにしても「こいつとエンカしたくねえ…」とは思えないんですよ。少年漫画だろうが冒険してほしいんです。ぼくはブッ殺したくなるクズが見たいんです!

あんまり他の作品を出してこいつを見習え的な主張はしたくないんですけど、『ノーモアヒーローズ』の殺し屋みたいに序列や登場順を問わず、最初のヤツから「うわこいつやばそ!」なマジ感を勝手に望んでおりました。漫画からマジ感溢れるエンジンがかかってる音を聴きたいんです。

アオのハコ

晴人くんヘイト稼くなあ…とはいえ、まだ全然嫌いになれないのは的確かつ忌憚のない意見、そして協調性がない割には他人を見れる観察眼があるジレンマ持ちですね。相手に勝つならまずソイツをよく見るのが単なるセオリーかもしれませんが。改心の余地はまだあるでしょう。

ただ、晴人くんはいちおう先輩の大喜くんにはタメのままなのは個人的にはちょっときついかな…やっぱりあまり印象良くないんですよね~。後々「先輩だったんすか!?マジで申し訳ございませんでしたアア!!」とDOGEZAキメる、デカい反動には是非期待したいですけどね!

大喜くんがやる側とはいえ、両靴で千夏先輩の靴脱がすのなんかのメタファーに見えてえろいな…と思ってしまいました。ぼくの心は穢れている定期。反撃とかズェッテー足コキみてーになるじゃん。通りがかった中学生は確実にアンジャッシュしそうじゃん。何やってんだあいつら…

ツーオンアイス

この漫画はストーリーやキャラがよく出来ててぼくはそっちに注目していたからあまり気にしていなかったのですが、作画の動きがショボいと言われているのも無理がないかなあと。隼馬くんと綺更ちゃんのトリプルアクセルがピッタリだったと言われると、ちょっと首を傾げる感じ。

元々エルク先生には強く期待しているので贔屓目ではあるのですが、「静」として切り取った作画を精力的にバンバン魅せているし、連載中に上達するだろうと楽観的に見ています。「本当に気持ち悪いくらいにすごい執念」の見開きはゴージャスなよくばりセットじみてて好きです。

綺更ちゃんに元バディ!一体誰なんだと次回明かす予告スタイル!本当に展開が早いので読んでて飽きさせません。その元バディはライバルとして再会か。思い出したくないと言いつつも、最終的に認めあえるかが目標でしょうか。とりま、陽キャの隼馬くんの反応次第ですね!

今週の綺更ちゃんはネガ寄りで、でも隼馬くんが将来上達したときのことも考えてくれていますが、隼馬くんの頭ン中が一生一緒ペア精神なのでそこまで思いとどまらなくてもいい、程良いストレス加減です。彼女の様子を気にしていたのでただのスケートバカではないでしょう。

アスミカケル

企画ページめっちゃまとまって見やすいですね!担当さんは誰だか不明ですが有能なのかな。トナメ形式なので何気にダイジェスト敗北したネームドも丸わかりです。反省太郎さんいつの間にか負けたんスか…ギャグみたいな名前だけどバックボーン描けそうなのになあ。

金之丞さん敗北。あちゃあ~…膝付いちゃったかあ~…これせずに負けたらある意味勝てただろうと思っていたクチなのですが、だが結果的に良い意味で残念がることができます。もっと言うならば、是非プロの世界でリベンジを望みます。というか確実にやってくれますよね?

二兎から転じてのニートコールはその、そうなるのは仕方ないで済ませていいのでしょうか!バーナビーがバニーちゃん呼ばわりされるような複雑なお気持ち表明したくなるよ!一狼兄ちゃんがKAZ-LOWであるようにそのうち改名すべきかもしれませんね。…じゃあボーパルバニーで。

一狼兄ちゃんめんどくさ!飛び膝はあんなにハイテンションしてたのに!とはいえ分からんでもありません。時間かけすぎなのは退屈に感じられたのでしょうし、腕を折らないのは一種の縛りです。面白さも含めて本気ではありません。そりゃあ良い気になれないでしょう。

ぶっちゃけもう、人それぞれとしか言いようがないんですけどね骨折る問題!アマチュア大会だから控えるべきなのも理解できるし。今回二兎くんの「奈央さんやヨシズMMAが敷居を下げてくれた」という主張が良かったです。彼の人生を変えた決定的な根拠ですからね。

大賀くんが暫定ラスボスっぽいので、厄島さんはかませられそうな予感しかしなかったのですが案の定…カリスマとはうごごご。ただ1Rから早速足折ってきたのがガチで、最初から手段選ばず勝つ気満々で潔いです。きっと一狼兄さんは好意的に見てくれたのでしょう。

逃げ上手の若君

時行くんがガチ殺ししてくるとか、そうせざるを得ないとはいええげつねえな…という衝撃は吹っ飛ぶほどの謎の存在しない学園パロなんなんだよこれ!?一体どんな気持ちで読めばいいのかわかんねーよ!笑っていいのかもわかんねーよ!ぼくは!なにをみせられているんだ!!

後半の学園パロはガチで困惑させられましたが(面白かったよ!知らない公式スピンオフじみてて!)、家長さんが17で生涯を終えてしまった事実はリアルに考えると早すぎおつらすぎな現実問題です。戦乱の世なら普通でしょうが、現代基準としてはこんな目に遭うのはマジ勘弁。

この時代の若者は自分が結婚して息子や孫が出来て、ジジイになるヴィジョンは思い描かなかったのかなあ。そんな余裕に時間を与える場合じゃなかったのでしょうが。松井先生は学園パロみたいな現代基準のif描くの大好きですが、今回の短命人生もじっくり考えさせられるのです。

夜桜さんちの大作戦

正直今のシリーズはあまり読み入っていないのですが、久々に太陽くんの活躍には注目が募りますね。素直にかっこいい。

アンデッドアンラック

不動+不可視つよない??という疑問には「照明の導線を止める」はシンプルな力技なのにあんまり念頭に置かなかったですね。こっちが見えなければ意味がないか。風子さんは手術もできちゃうのは…流石に盛りすぎやりすぎじゃないかと抵抗が勝るかな…

僕とロボコ

今週もすげえ面白い!!これ発想が面白いですね。『北斗の拳』はイチゴ味とかドラマ伝とかふざけたスピンオフあるじゃないですか。なら逆転の発想として、ロボコもバトルやラブコメといったスピンオフ化してもおかしくないわけですよ。だが5億部は明後日の方向すぎた…!

「やべえこの混沌状況もっと見てえ!」「もっと別世界線ロボコ出して!」と夢中になれたので、マジで次号につづくのも嬉しいサプライズです!しかしラブコメ世界線ロボコマジかわいいな~。周平先生の努力がこうして身になっててほくほくしておりますよ。

一ノ瀬家の大罪

おお………うん………タイザン先生はやはり短編だと活きる作家です。翔さんは優しくされたのではなく期待されていなかったと自覚してしまったのは素直におつれえな…小学生時代テストで74点は微妙だ。大人になって遅い自覚は、まあ、翔さんダメ人間だからな…と変に納得です。

翔さんが再度無限夢地獄に送り込んでまでやり直したい本心も理解できるし(感情移入できるかは別問題ですが)、子供が生まれて大袈裟と言われようとも感動しているのも、あの翔さんが父親になれたのなら感慨深いでしょう。今週は「ううんどういうことだ」ではないです。

アイスヘッドギル

オーディン:水、トール:風、フレイヤ:土、ロキ:火。色々ツッコみたいんですが、トールって雷神のハズでは!?ロキはメガテンやってると氷結属性のイメージに囚われがちなんですが、火の化身ローゲと同一視されている説もあるので意外と火炎属性の線があるそうですよ。

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