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【未経験歓迎】田舎で農業したいなら今!移住も一緒にするには?

「都市部の生活は便利、だけど田舎の自然豊かな環境で暮らしてもみたい」
「田舎暮らしをするなら畑で作物も育てられるな」
「少しずつ収穫量を増やしていって、ゆくゆくは作物販売で生計を立てられるかも」

ゆったりした田舎暮らし、興味はつきないし夢が膨らみますね。
でも、こうも思っていませんか?
「農業なんてやったことないし、周りに農業関係者もいないよ」
「そんな甘い世界じゃないだろうし、未経験の自分には無理だろうな」

たしかに自分で農業を始める場合は知識や技術、まとまった資金も必要になります。
でも、未経験だからとあきらめる必要はありません。
今、農家はもちろん地方や国をあげて未経験から農業への参入を応援しています。
この記事では、今の仕事を続けながら少しずつ農業へチャレンジする方法もご紹介しています。

田舎暮らしと農家を同時にはじめるには?

勉強、機材や土地の準備。
農業をはじめようとすると、準備することはたくさんありハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、そのハードルは以前より下がっています。
なぜなら、都会から移住をうながしたい地方の思いと、田舎暮らしをはじめたいと考える都市部の人の思いがマッチして生まれた数々の制度や取り組みが影響しているからです。

次のパートで詳しく説明していきます。

未経験からでも農業がはじめやすい理由

■国や地方が地方移住支援をおこなっている

地方の人口を増加させる取り組みの一つに、移住を検討するひとに対して国や地域が補助金を支給する制度があります。
移住と就農の両方をフォローしてくれる地域もあり、未経験から農業をはじめたいと考える人にとっても、ありがたい環境が整っています。
いきなり移住が不安、という場合も「お試し移住」として期間を区切り移住することもできます。週末だけ移住生活を体感し、地域の特色を理解してから本格移住の検討も可能です。

■短期間だけ農業に関われる取り組みがある

仕事をやめて農業をするとなると勇気が必要ですし、未経験だと仕事のイメージもつかみにくいでしょう。その場合は「短期農業体験」への参加がおすすめです。
茨城県にある就農準備校では短期農業体験が開催されており、5日間・3日間・1日間のいずれかの期間を選べます。短期の体験とはいえ作業は早朝から夕方からみっちり、講義の時間もあり学びは多いでしょう。
「農業って何からすればいいんだろう。」という人でも参加しやすいイベントです。

■農家独自のフォロー体制がある

農家になるには、すでにある農家や農業法人に就職する道もあります。
高齢化や後継者不足に悩む農家にとって「新しく農業をはじめてみたい」と希望する人は喉から手がでるほど貴重な存在です。
手厚いフォロー体制や、下宿先など生活環境を整えている農家も増えています。
インターンシップを数か月行い、農業をはじめてから感じる「思っていた農業と違う」というミスマッチ減少に取り組む農家・農業法人も増加中です。

田舎で農業って実際どうなの?

■ストレスが少ない

自然のなかでゆったりした時間をすごす農作業には、仕事中のストレスが少なくなるメリットがあります。自分が農家になった場合は、経営方針や作業時間もすべて自分で采配するため、休日や休憩時間も融通がきくのもメリットといえるでしょう。
また、自宅や近くの畑で作業を行える農家には通勤がほぼありません。通勤がストレスだと感じるひとにとってこれは魅力的な条件ではないでしょうか。

■仕事の結果がみえやすく達成感がある

畑を準備し種をまき、育てた作物を収穫する。
作物をたべたお客さんから感想がとどく。
仕事の成果が収穫量やお客さんの声など「見える形」で体感できるのは農業の醍醐味でしょう。
農業では雑務も自分でこなす必要があります。
大きな組織ではたらく場合、自分が担当している業務以外については誰かがやってくれることも多いです。分業はメリットの一つでもありますが、仕事の全体像がつかみにくく達成感を得にくいのでデメリットにもなります。
「雑務すべてを自分で対処する」はデメリットにも聞こえますが、農業に関わるすべての工程を体感できる達成感はメリットにもつながります。

■地域全員が顔見知りなので相談がしやすい

都市部より人口が少ない田舎では、会う人全員が知り合いなのも珍しいことではありません。関わり方の濃度も、地域の助け合いやおすそ分けなど都市部より濃いものがあります。
実際に移住をして農業をはじめると「詳しい人に質問したいな」と感じることが増えますが、この周囲に知り合いがいる環境は質問のハードルをぐっと低くしてくれます。

注意!デメリットもゼロではない

やりがいあふれる田舎での農業ですが、デメリットももちろんあります。
大きなデメリットとしてあげられるのは、金銭的な心配の増加でしょう。
とくに自分の畑をもって農業をはじめる場合、自営業の開業と同じ状態でスタートします。
収入が安定する数年間は運転資金の心配が常にあるでしょう。

田舎で農業は楽なことばかりじゃないけどやりがいがある

新規参入のハードルが下がったとはいえ、情報を集めるほど「気軽に飛び込めるものでない」考えるかもしれません。
しかし、想像してみてください。新しい土地で、新しくはじめる農業。新しい人々とのつながり、家族との時間。

「田舎で農業をやってみたい。」と考えたとき、あなたが思い描く未来がきっとこのなかにあるはずです。まず一歩、小さなハードルから超えてみて、その先のたくさんのやりがいを感じてみませんか。

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