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奈良の古民家

父が10年以上前に買った奈良の古民家
もう手入れが大変になり手放そうとしている
が、なかなか売れないようだ
興味を持つ人は何人かいたけど
なかなか契約まで話が進まない
春ごろに、今度こそ本当に売れそうで
仮契約まで行ったのに
土壇場で白紙に戻った

今日は久しぶりに草刈りに来た
半年も経ってないのに
何も手入れしていないと
こんなに荒れるんだ、と思った
草はぼーぼー
家の中も蜘蛛の巣や屋根裏から落ちてくる砂埃
家というのは住まないとあっという間に荒れるんだな

たまにこうして遊びに来るにはいいところなんだけどな
以前noteにも書いたけど
私も畑に憧れて、試しにチャレンジしたことはあったけど
何の知識も経験もないのに無謀だった
何より週1でも通うのはなかなか難しい
月1で畑は無理だと思った
我々よりもイノシシたちの方が縄張りしている
自然の中では私たちは侵入者なのだ

それで惜しい思いはするものの
手放すこともやむおえないと思ったが
それがなかなか売れないんだな
どうしたものかな

今日はちょっと肌寒いけれど
竹林がゆったり風に揺れていたり
たわわに実った柿の木を見てると
心地いいな、と思う
前みたいにキャンプ気分で
ちょこちょこ来れたらいいのにな
もう水道は止まってしまったようだ
私たちが自由に使うには
この家を父から引き継ぐ覚悟がいる
なかなか売れない家を引き継ぐの?
お荷物なんじゃない?
そう思うと覚悟できず
いつまでも宙ぶらりんなまま
こうして草刈りに駆り出されている


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