最近の記事

木のドリッパーでコーヒーを淹れる。#3

コーヒーの淹れ方には2種類あって、難しい言い方をするとひとつは「透過法」もうひとつは「浸漬法」。 わかりやすい言い方すると、浸漬法はいわゆるフレンチプレスでコーヒーを淹れるやり方。フレンチプレスは紅茶とか頼むと出てくるあのぎゅーってするやつ。 コーヒー素人の私は、つい最近までコーヒーもぎゅーって淹れるやり方があるなんて知りませんでした。 透過法はいわゆるフィルター越しにお湯を注ぐお馴染みの淹れ方。 フィルターは一般的な濾紙や布製のネルドリップ、金属製のものや最近ではセラミック

    • 木のドリッパーでコーヒーを淹れる。#2

      さて、木のドリッパーはどうやって作るか。 これ、木工をやっている人間なら意外に簡単に発想するかもしれない。 木の塊にまず垂直に穴を開ける。 穴径はv60と同じ18ミリ。 それを基準に円錐状に轆轤で切削加工。この様子は企業秘密なんでお見せできないのが残念。 角度は市販の円錐フィルターと同じにする。 簡単そうに見えるがかなり難しい技術。 全て手加工ですから。 木は樺と言う木を使っています。信州の高原によくある白樺の仲間です。もちろん国産。 緻密な木目が特徴です。 *******

      • 木のドリッパーでコーヒーを淹れる。#1

        みなさん、はじめまして。私、大河内家具工房 代表の大河内と申します! いきなりですけど、みなさんコーヒーはお好きですか? 私はコーヒーは日常的に飲むけれど、実はインスタントでも全然いけちゃう程度のコーヒー素人。 そんなコーヒーには全く知見の薄い木工職人がいろいろな人と関わる中で木のコーヒードリッパーを作ることになったのです。 その開発秘話などを何回かに分けて書き留められたらと思います! ********************** きっかけのひとつは2年前に大学の先輩

      木のドリッパーでコーヒーを淹れる。#3