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木のドリッパーでコーヒーを淹れる。#1


みなさん、はじめまして。私、大河内家具工房 代表の大河内と申します!
いきなりですけど、みなさんコーヒーはお好きですか?

私はコーヒーは日常的に飲むけれど、実はインスタントでも全然いけちゃう程度のコーヒー素人。

そんなコーヒーには全く知見の薄い木工職人がいろいろな人と関わる中で木のコーヒードリッパーを作ることになったのです。
その開発秘話などを何回かに分けて書き留められたらと思います!

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きっかけのひとつは2年前に大学の先輩が白馬村にカフェをオープンしたことに始まります。


ちなみにこのカフェ、アンドマウンテンさんと言ってアウトドア好きでお話し好きな先輩ご夫婦が切り盛りするとってもとっても素敵カフェなんです。(写真に写ってる家具はウチで製作させていただきました!)で、先輩にコーヒーの深い良い話ををいろいろ聞くうちに、製作欲がムラムラと湧き立ち、まさかの木で作ったドリッパーを作りはじめることになってしまったのです。

さてさて、私、世の中には実はたくさんの種類のドリッパーがあって、それぞれにいろんなこだわりがあってそれぞれでコーヒーの味が違うなどとは全く知りませんでした。
やはりコーヒー素人です。

お恥ずかしい限りです。

先輩によると今はキレのあるスッキリとした味のほうがトレンドだよと教えてもらいました。
そして、目指すべきドリッパーを王者ハリオさんのv60に絞りました。(上に写っているやつ)

実はv60は高速ドリッパーと呼ばれているほどドリップが速いのです。
速いが故にスッキリした味になるのです。
これが今時の味なんだそうです。


確かに私も、あのカフェのコーヒーをトールサイズでいただくのは少々苦手です。
コクのある濃厚な味はコーヒー素人にはフィットしないのです。汗。

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さて、v60をベンチマークとした円錐フィルターを使ったドリッパーの基本形はすぐに完成しました。まあ、これは概形が決まったレベルですけど。
ちなみにドリッパーを作るのは、旋盤と言う機械がいるのですが、ウチにはその機械がありません。なので実際の製作は信頼できる職人さん(女性ですよ〜)にお願いしています。
私は、ああして、こうしてって言ってるだけです。汗。
さあ、いよいよ試行錯誤の日々が始まってしまいました。

次回に続く。

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